豚組の経営者である中村仁氏の
『小さなお店のツイッター繁盛論』
著書のなかで、お店の公式アカウント( @butagumi
)と
勝手口アカウント( @hitoshi
)を巧みに使い分けている模様が、
紹介されています。
もともとツイッターは個人色が強いため、
企業公式アカウントは失敗する例が多く、
一方的であったり、宣伝的になってしまいがちです。
それに対し、軟式企業アカウントというのがあるように、
プライベート的なツイートを繰り返し、
「中には企業宣伝や広報どころか、
脱線に脱線の「トンデモつぶやき」を繰り返して周囲を唖然とさせて、
フォロワーを心配させている企業もあり(どことは言えないw)」
と表現されています。
Twitterの「軟式企業アカウント」のツワモノたち
http://japan.cnet.com/blog/it_bigbang/2010/01/08/entry_27036242/
そういう点で、ツイッターは個人の顔、特色がはっきりした方がおもしろいのが、
ツイッターの特徴です。
しかしながら、公式でもうまくいかず、軟式でもありたくない。
かといって、加ト吉の末広部長みたくツイッターのベテランもいない。
(加ト吉 ツイッター部長・末広栄二氏の横顔と冷凍うどん)
http://ameblo.jp/dupondt/entry-10571073909.html
そんな悩みが企業やお店から聞こえてきそうな気がします。
そこに着目したサービスが、株式会社オンライフが提供する「Staffer(スタッファー)」で、
それぞれ、「カンバン娘」「カンバン男子」というTwitter連携店舗プロモーションを
展開しています。
カンバン娘
http://k-musume.jp/
カンバン男子
http://k-danshi.jp/
Staffer(スタッファー)
http://staffer.jp/
関連記事(ベンチャーナウ)
http://www.venturenow.jp/news/2010/06/08/2344_008416.html
都内にあるカフェ、バー、居酒屋、レストラン等を中心に、
カリスマではないですが、客に人気のある店長、店員をピックアップし、
全員がツイッターアカウントをもっているわけではないですが、
カンバン男子、娘として顔出しで集客しています。
「カンバン男子、娘」 一覧
http://k-danshi.jp/list.php
カンバン男子公式ブログ
カンバン娘公式ブログ
ツイート内容をみていると、
必ずしもカンバン男子、娘の本人がツイートしているわけでもなく、
わりと企業アカウント的なお固い感じになっていますが、
個人を際立たせて集客しようというコンセプトは面白いと思います。
ツイッターの特徴は、『小さなお店のツイッター繁盛論』にも、
記されていますが、まだ店に行っていないのに、
ツイッター上で親密になり、ある種のVIPになり、
常連へと変化していくこと。
しかし、豚組がツイッターで成功した
理由の1つとして本物指向である点がはずせないと思います。
(「豚組しゃぶ庵」twitterの主・中村仁氏)
http://ameblo.jp/dupondt/entry-10566897134.html
いろんな表面的なツイッター本が乱立しているなかで、
『小さなお店のツイッター繁盛論』は、
実際の経験とノウハウ、そしてマーケティング、経営書を
兼ね備えた素晴らしい本で、まさにバイブル。
今後、飲食店でどうツイッターが有効活用されていくか、
注目です。。
小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力/中村 仁
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