中学受験・塾選び | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

3月6日付、「週刊東洋経済」、塾・予備校特集で、
自分が気になったのは、やはり中学受験。
 
中学受験専門塾、御三家は、日能研、四谷大塚、サピックス小学部。
 
サピックスに関しては、以前も触れましたが、
今年(2010年)も堂々たる合格実績を残しており、
開成中学をみても次の通りで、塾の生徒数の比率からしても、
圧倒しています。
 
サピックス 189名
四谷大塚   89名
日能研    81名 
  
http://ameblo.jp/dupondt/entry-10458168389.html

 
近年の中学受験の傾向に関しては、
千葉、埼玉、神奈川の受験率が13%前後と
ほぼ横ばいなのに対し、東京だけは上昇し、
2000年が20%なのが、今年2010年では、
30%超になっています。
 
つまり、ほぼ3人に1人が受験しているという割合で、
学校の1クラス30人としてら、内10人が、
2月1日から3日まで、受験で学校を欠席していることになります。
 
通塾における費用では、小6時総額が、
おおよそ95万円前後で、特に夏期講習等の長期講習が、
高くなっています。
 
大学受験においては、夏が天王山だといいますが、
自分が小6時は、何の選択肢もなく、ただ塾に通う日々で、
しかも、夏期講習においては、
横須賀から横浜まで、弁当持ちで毎日電車通いし、
9時6時でみっちり勉強していた記憶があります。
 
雑誌に掲載されている首都圏の塾一覧で、
特に気になったのが、「川崎予備校 」。
 
塾ごとの合格者の難易度のウエートが示されており、
川崎予備校は、サピックスにならび、
難関校の割合が多くなっています。
 
川崎予備校は、知る人ぞしる名門塾で、
全国展開しておらず、川崎市にある本校一校のみ。
 
かつて通っていた後輩の話によると、
非常にレベルが高く、入塾するために、
わざわざ日能研を経由して準備して生徒がいる位で、
川崎市外がから通う生徒も多いといいます。
 
また、特徴的なのは、親子2代にわたって、
川崎予備校に通ったり、後輩自身も現在、大学生ですが、
川崎予備校に愛着があり、用もなく遊びに行ったり、
当時の塾仲間と定期的に会い、交流を深めたりしているといいます。
 
後輩も言っていたことですが、
中学を受験して、地元以外の学校に行った場合、
いわゆる地元の友人が小学校までで、
ほとんど地元の友人がいない状態になり、
特に自分は、中学から寮だったためなおさらでした。
 
また、塾えらびという点では、
一番は本人にとってのフィット感だと思います。
 
それこそ長時間、塾に身をおくわけですから、
塾の雰囲気や講師との相性、塾のレベル、
通塾のしやすさなどありますし、 
当然、難関校であればあるほど、
勉強や競争が激しくなり、負担も大きくなります。
 
個人的には、いずれの学校にいくにしろ、
学ぶ習慣、喜びを身につけることが一番だと思いますし、
また、若い頃から英語を修得し、
どんどん海外に出て、異なる文化に身をおくのも、
貴重な経験になると思います。
 
「夏休み まばゆい日差し うらめしく」 シチョウアタリ
 

週刊 東洋経済 2010年 3/6号 [雑誌]/著者不明
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