婚活ビジネス | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

多賀幹子『うまくいく婚活、いかない婚活』(朝日新書)
 
結婚相手紹介サービス、結婚相談所は、
ウェディングと同様、とにかくお金がかかります。
 
その実状についてはこじゆーくりにさんのブログに、
実体験をもとに詳細に描かれています。


http://ameblo.jp/skip92/entry-10376715393.html
 
費用は相場で50万円程度で、
いろんなパーティー、イベントがありますが、
金額だけに、トラブルやクレームが多く、
業者側の言い分としては、高いからこそ、
信用できるというもの。
 
ある相談所における、必要書類はつぎの通り。
 
・入会申込書
・写真1枚
・身分証明書の複写
・独身証明書
・勤務先が確認できるもの(健康保険証など)
・収入が確認できるもの(源泉徴収票など)
・学歴が確認できるもの(卒業証明書)
・住所を確認できるもの(住民票)
・資格証明書
・印鑑
 
ちなみに、「独身証明」は市区町村で発行。 
 
インターネットが発達した現代においてもが、
見合いおばちゃんが手腕をふるい、
おばちゃんを利用しないと、膨大なデータの中から、
ターゲットをしぼり、男性が女性に必死にメールをしても、
まったく返信はこないといいます。
 
こういったエージェントのサービスでは、
転職業界もありますが、決定的に違うのは、
誰がお金を払うかで、結婚相談所では会員ですが、
転職では企業側で、転職者自身は無料。
 
革新的な「エキサイト恋愛結婚」は、会員数8万人で、
女性は無料、男性も月額1890円で、しかも定額制。
 
ほとんどの相談所は取材お断りなのに対し、
「エキサイト恋愛結婚」はオープン。
 
ちなみに、「婚活浪人」という言葉も存在し、
婚活は、すればするほど結婚から遠ざかる性質があり、
段々プライドを失い、孤独に陥り、自信をなくしてしまうとのこと。
  
女性の結婚したい理由の一番は、
「赤ちゃん(子ども)が欲しいから」。 
 
それは、女性の本能として分からなくはないですが、
フランスの場合は、こどもを産んで満足して、
離婚するケースが多いと思います。
 
日本の場合は、女性としては離婚したくても、経済力がなく、
子どももいるので、離婚を躊躇しているケースかと思います。
 
女性が求める男性条件は、
年収600万円以上と正規雇用。
 
女性側として経済的に安定した生活をしたいという
気持ちはわかりますが、正社員はともかく、
年収600万は、30代前半としても、
一般的にハードルが高い気がします。。
 
「就活の やり直しは 婚活で」 シチョウアタリ


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