2004年に1年間、パリに留学していましたが、
日本人女性は、人気があり、
知人でも、フランス人男性と結婚して、
そのままフランスに在住している人が結構います。
逆に日本男児はぱっとせず、理由は様々でしょうが、
一番は、慣習的な背景として、
女性の扱い、接し方に不慣れだからだと思います。
フランスの男女は友達同士でも、本当に垣根がなく、
ビズ(頬のキス)は当然として、
封建的な社会で育ってきた自分にとっては、
ためらいが少なからずあり、
日本だと暗黙で、女性に直接触れてはいけないというのが、
あると思います。
従って、日本人男性、フランス人女性というケースはまれで、
日本ではトリンプの吉越氏
が該当しますが、
彼自身も、奥さんの影響で仕事のスタイルの変革を迫られました。
日本女性がモテる理由は、
・黒髪
・かわいい
・背が低い
・日本のファッションセンス
・おとなしい(自己主張が少ない)
・よく配慮する
・相手に合わせる
時代は異なりますが、結局、倍賞 千恵子みたいな
DNAが受け継がれているような。
逆にフランス人女性を形容するとき、
一番しっくりくるのは、このフランス語です。
"Exigente" (エグジジョント)
直訳すると「要求が多い」ですが、
いわゆる典型的なわがままで、
仮に日本人男子くんが付き合っても、
手に負えないと思います。
そして、日本に住むフランス人男性も総じて、
フランス人女性より、アジア系(中国・日本)を
好む傾向があります。
おそらく、フランス人同士だと、お互い自己主張があって、
意見が衝突するケースが多く、
その点、フランス人男性、日本人女性だと、
フランス人男性がリードするので、女性としては頼もしく、
意見の衝突も少なく、女性は従いながら、
相手を従えるという「柔よく剛を制す」です。
また、パリには「魔力」があり、一般的には、
雑誌にあるようなおしゃれなイメージですが、
実際はそうでもなく、冬は陰気ですし、
犬のふんはそこらじゅうにあり、
ホームレスや失業者、スリが多く、
人種も、ユダヤ、マグレブ、アラブ系、アジアなど。
「パリ症候群」という言葉があるらしく、
定義:あこがれを抱いてパリに住む日本人を襲う適応障害。
確かに、自分の留学の前年の女性は、
終日アパートに引きこもりで、この症状と思われます。
フランスは、フランス語で話せばフランス人として、
受け入れてくれますが、逆にフランス語を話さないと、
どんなに長く住んでも、外国人扱い。
自分の場合は特に、期間が1年間と限られていたので、
極力、日本人と会わないように、日本語を話さないようにし、
それこそ、街で日本人を見かけたら、逃げていました。
ちなみにフランスにおける離婚率は50%で、
2組に1組は離婚。
自分のホームステイ先もそうで、
子供たちは、平日父親のもとで過ごし、
週末に自分の住む母親の方に遊びにきたり。
そう考えると日本の女性は、適応力があり、
「忍ぶ」という美徳があるのかもしれません。
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