2月28日(日)絵の先生・田渕隆三先生と
青梅にある日の出山に行きました。
当日は、東京マラソン開催日でもありましたが、
朝からあいにくの雨で、中央線も人身事故。
武蔵五日市駅に9時半集合のため7時半出、
前日の土曜も夜11時過ぎまで仕事していて、
週1回の休みに6時起きって。。
日の出山は2度目で、前回、長丁場だったため、
あまりいい印象がありませんでした。
ところが駅に到着すると、三浦ファミリーの一人、
三浦豪太氏がおり、豪太氏は田渕先生のヒマラヤの引率として、
付き合いがあり、自分は初対面でした。
三浦豪太氏は元モーグル日本代表選手で上村愛子の先輩。
喫茶店でバスを待機していると、
豪太氏の携帯が鳴り、しきりに「けんちゃん」と
言っているので誰かと思ったら、電話相手は野口健。
野口健とは10年来らしく、歳も1つ違いで、
非常に親しいとのこと。
三浦豪太氏は、今回のバンクーバーオリンピックで、
現地でテレビ解説をやっており、帰国したばかり。
フィギュアやモーグルの話などいろいろしてくれました。
結局、計7名で1時間遅れで出発し、駅からバスに乗り、
登山口で下車。
小雨の中、三浦豪太氏先導のもと、ゆっくり登山開始。
休憩をはさみながらゆったりとしたペースで歩きましたが、
とにかく三浦豪太氏の話がおもしろく、
気がつけば、あっという間に山頂でした。
それまで曇りだったのに、山頂につくと同時に、
陽光が差して、一面青空に。
山にかかっていた霧もすーっと引き、
こりゃ本当に「日の出山だ」と、皆で言いながら、
非常にドラマチックな情景でした。
下山は登りと違い、あまり楽しみを見いだせず、
個人的に面倒で嫌いなのですが、
三浦豪太氏がいいことを教えてくれ、
よく遠足などで、後ろ向きで登ったりすると、
楽に感じたりしますが、実は下りも同様で、
後ろ向きで歩きながら降りるとすごく楽なのです。
これには理由があり、もともと人間の筋肉構造的に、
坂を下るようにできていない点と、
後ろ向きに歩くことにより、つま先から接地するため、
脚やひざへの負担が軽度になるのです。
また、三浦豪太氏は植林されている杉を観察しながら、
杉は殺菌力が強いため、他の動植物や虫が、
生息することができず、川にもタニシや魚がいないと。
温泉は気持ちよかったのですが、
普段、水浴びしかしていない自分にとっては、
すぐのぼせてしまい、
結局、水浴槽ばかりに浸っていました。
水浴槽は通常、ややぬるめに調整されてたりしますが、
このつるつる温泉は、完全な水道水で、
真冬の山の水なので、非常にいい具合に冷えています。
本当に冷たいので、しばらく浸かっていると、
身体がマヒしてくるのですが、馴れているせいか、
身体の芯まで冷えることはなく、次第にやみつきになり、
温泉に入らず、何度も水浴槽ばかり入っていました。
やっぱり自分は、変人類?
温泉後は、車で田渕隆三先生のアトリエ、
あきる野美術工房に向かい、三浦豪太氏も、じっくり絵を鑑賞され、
非常に満足されているようでした。
三浦豪太氏は、非常に率直で親しみやすく、
快活でユーモアがあり、誰からも愛されるような性格で、
野生児的な感性、直感を備えており、
運動生理学の専門家でもあり、それでいながら、
きめ細やかな配慮、気配りをしてくれます。
ハードなスケジュールでしたが、非常に充実した1日でした。
「山登り 自然にもまれ 野生児に」 シチョウアタリ