レ・ミゼラブル | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

海外文学で好きな作品を1つ上げろといわれれば、
自分は迷わず、ユゴー『レ・ミゼラブル』
 
本で初めて読んだのは、高校3年。
  
新潮文庫の訳でしたが、夜な夜な読みながら読了し、
非常に強い印象がありました。
  
友人が英語版のミュージカルCDを持っていて、
それをテープにダビングし、四六時中、
ウォークマンで聴いていた記憶があります。
 
特に印象的なのが、紅白に出場し、スーザン・ボイルも歌った
"I Dreamed A Dream"の箇所。
 
また、高校3年冬には、帝国劇場での、
ミュージカルにも観に行きました。
 
大学では、フランス語を勉強していたため、
原書に触れる機会がありましたが、
レ・ミゼラブルは、非常に格調高く、
いまのフランス人が読んでも、読みづらいほど。
 
それを例のアルジェリアの親友 は、
フランス留学を目前にして、原書で読み切った猛者。
 
そのため、現地で作文の授業があったとき、
君の文体は古いと、教授に指摘されたほど。
 
自分も留学中には、コゼットとマリウスが出会いの舞台と
なったリュクサンブール公園や、
ユゴーが祭られているパンテオンを訪れました。
 
パリの下水道も見学し、地上の道に沿って、
下水が通っているため、下水道にも、
地上と同じように、通りの名前が記されています。
(もちろん、くさいですが・・・)
 
小説に出てくる通りも実在、現存するため、
バリケードを築いた場所、
地下を通ったルートなど、パリの地図に照らしてみると、
かなりリアルに把握できます。
 
留学中には、ロンドンのミュージカルにも、
行きましたが、英語が速く、さっぱり。 
  
パリ郊外ビエーブルにあるユゴーゆかりの館も訪問し、
絵も描きました。



道玄坂で働くベンチャー課長

  
その時、遺品に記されていたユゴーの言葉。



道玄坂で働くベンチャー課長

 
「aimer, c'est agir! 」

(愛すること、それは行動である!) 

 
自分がレ・ミゼラブルを通じて、学んだことは2点。
 
1 仮に裏切られても、相手を信じ続けること
2 相手を許すということ
 
みなさんは、『レ・ミゼラブル』読みましたか?