ベンチャーあれこれ | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

「ベンチャー」 
 
この言葉を聞いて、何をイメージするでしょうか。
 
シリコンバレー、ホリエモン、サイバーエージェント?
 
自分の会社を紹介するとき、
ベンチャー企業と説明していますが、ベンチャーという言葉自体、
世間では、なじみが薄いです。(特に日本では)
 
そもそも、ベンチャー企業という、
業種があるわけでもありませんし、
単なる中小企業が、求人を集めるために、
ベンチャーと称することも。
 
自分がいる会社をベンチャーだと思う理由は3点。


1 月刊「ベンチャー通信 」に2年連続で、「ベストベンチャー100 」に選出
2 年商約30億
3 企業体質からしても、スピード、決断、変化が激しく、新規事業も多い。



仮に上場しても、資金が集まりにくく、また、
JSOX法など、ハードルが高くなっているのも事実。
 
今、無理して上場するのが、決して得策とはいえず、
やはり時を待った方が賢明なようです。
 
では、ベンチャー企業とは、一体何でしょうか?
 
ブレークスルーパートナーズ 」サイトに、
優れた資料がアップされているので、
それにもとづいて、説明していきます。


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ベンチャー企業とは(定義)


・比較的短期(約5年)で上場を目指している
・事業急成長の具体的なシナリオを事業計画を持つ
・第三者から資金を調達し、急成長を目指す
・経営者が株主・取締役会を強く意識して、
 ガバナンスのきいた経営を行う
 
ベンチャー創業者の必要条件


・事業構築への燃えるような熱意、事業構想力
・課題発見、解決能力
・決断力
・向上心、柔軟性
・組織リーダーシップ
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日本人は、よく起業したいと言うわりには、
実現されることは稀で、そのことが、
コラム「タカシの外資系物語」に記されています。

宝くじが当たったら・・・ ? 日本人の「起業」感

 
日本人の特徴として、ロジック性がなく、
教育の欠陥であると思っています。
 
比較的数学が得意であるにも関わらず、
それは、論理性ではなく、あくまで計算能力で、
また、「論理学」という科目もありません。
(数学はお好き ?)
 
この資料の著者である赤羽氏は、
もともと技術系エンジニアで、
東大工学部を卒業後、小松製作所に入社。
 
スタンフォード大学院留学し、しばらくして、
マッキンゼーに入社。その後、さまざまな
実績を残し、ブレークスルーパトナーズを共同創業。
 
大前研一も、もともと原子力設計に関するエンジニアで、
マッキンゼーであった点では、キャリアが似ています。
  
書店にいけば、ベンチャーに関する本は、
いろいろありますが、それらの本を何冊読むよりも、
この資料の方が、具体的かつ的確に、アドバイスされています。
  
自分自身、経理職でこの会社に中途入社し、
ベンチャーを探していたわけではないのに、
気がつけば、新規事業の責任者になり、
ずっぽり、ベンチャーにはまっています。
 
そんな、ベンチャーに関するあれこれでした。
 
ベンチャーに関心のある方は、
ぜひ一度、資料をダウンロードすることを
おすすめします。


「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」

http://www.b-t-partners.com/pdf/090130.pdf