「仕事を通じて成長した人ランキングが、もし仮にあったとしたら、
私はかなり上位に、ランクインすると思います。」
『藤田晋の仕事学』における本人の言葉。
この本は一度、本屋で投げだし、
今回、改めて購入しました。
感想としては、自分のために書き下ろしてくれた本!
と思えるほど、今の自分の状況にマッチしており、
読んでいて、いたく感動してしまいました。
通常、ビジネス書の場合、参考になる部分だけを拾い、
あとは切り捨てる場合が多いのですが、
この本は100%、共感してしまった自分がいます。
内容的には、仕事の考え方、体験談、
具体的なノウハウなど多岐で、
いずれも率直に描かれています。
特におもしろいのが、ブログに関する記述で、
ブログでストレス発散しているといいます。
確かに自分の場合も、言われてみると、
ブログでストレス発散している一人で、
最近、仕事もほぼ終電での帰宅なので、
平日、会社以外の人と接する機会は皆無です。
そういう中で、ブログ上での読者とのつながり、
また、ブログを書くことにより、
自分自身を見つめ、整理することは、
精神的に、余裕をもたらしてくれます。
また、仕事に関して、集中力を高めたいときは、
メールソフトを閉じるというのがあり、これは自分も実践。
自分の場合、その日一日のタスクを、朝、
A4サイズ大きめのノート見開きまる2ページつかって箇条書きし、
その時は、モニターの電源を切ります。
以前は、エクセル表で管理していたのですが、
ノートの方が、整理でき、仕事がはかどります。
そういう意味では、自分はかなりアナログ人間で、
ホリエモンなどは、完全に手帳不要論者
です。
また、ビジネス書に関しては、
読めばいいというものではなく、
これだと思う1冊を何度も読み返す方が、
身のためになるというのです。
自分にとっては、その1冊が小倉昌男『経営学』で、
新渡戸稲造が、多読の弊害で述べているように、
ビジネス書においても、多読より、
一書に指南を求めた方が有益です。
この本も、今後、自分にとっての一書に、
なるかもしれません。
自分と彼は、ちょうど10歳違い。
ビジネスマン、特に若い人には、おすすめです。
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