端緒はやはり《広い河の岸辺》
2016年に初めて、労音・札幌音鑑主催による
札幌公演が実現したのは
2015年5月、札幌音鑑のスタッフのひとり
ももよさんがが私用で
東京に来られ、空き時間に
北鎌倉の葉祥明美術館を訪ねたことが
きっかけだった。
その頃、葉祥明美術館には
出版されたばかりのやぎりんBOOKが
二種類も置いてあった。
絵本『ひろいかわのきしべ』
(画:葉祥明)と
エッセイ『広い河の岸辺』
(表紙画:葉祥明/裏表紙書:嶋田彩綜)


ももよさんがそれを買って札幌に
持ち帰ったことが事の始まり。

最初の公演は、その1年後の

2016年5月のこと。


日本フィルの事務局員時代のボクしか知らない

ももよさんが、ボクを
信頼してくださった。
ももよさんの呼びかけを受けとめて
無名の音楽家を東京から招こうと
決めてくださった、札幌音鑑のみなさんの
決断力がすごい。
ももよさんは、葉祥明美術館で
《広い河の岸辺》関係の本に出会う前、
2012年に
《コンドルは飛んで行く》作曲100年という
ボクが『赤旗』文化欄に書いた記事を
見てくださったという。

共感と信頼、愛の形
札幌音鑑の会員の山上さんという女性は
エッセイ『広い河の岸辺』を読んで共感され、
札幌でいちばん大きな書店に行き
「この本は良い本だから、
もっと沢山仕入れて平積みにしてください」と
アドバイスされたという話をボクは
忘れられない。

ボクのことをまったく知らない
札幌の人たちが、
《広い河の岸辺》という歌を通じ
『広い河の岸辺』という本や
『ひろいかわのきしべ』という絵本を通じて
ボクの音楽を信頼してくださっていた。
人間の「愛の真実」を唄ったこの歌が、
その歌詞が持つ力によって、一人歩きを
始めていた。
「信頼」とは「愛」のひとつの形である。

札幌音鑑では2019年に2回目の札幌公演を
主催してくださった。
そのときには、北海道出身の陶芸家、
石川真理さんの大親友という医師の
ひとみさんにも出遭った。そのとき以来
絶大なご協力をしてくださり、
医療関係者を中心に
今年はますます広がりをみせている。

札幌音鑑に始まり、帯広音鑑や、
空知アートステージなど
道内のほかの鑑賞団体に広まっていった。

北海道鉄道の旅
北海道を演奏で訪ねる機会が増えたので、
北海道をもっと知りたくなった。
公演地と東京の往復だと、
北海道をなかなか感じられない。
去年(2022年)の5月には、プライベートで
北海道 道東5泊6日鉄道の旅を決行した。

ボクがNHKの深夜のドキュメンタリー番組に
出たのは2015年の2月。
それをたまたまご覧になって以来
オホーツクの町、
北海道遠軽町のチカエさんは
《広い河の岸辺》が大好きになった。
翌年東京への他用のときに、ボクの
飯田橋でのライブに駆けつけてくださった。
それからずっと
《広い河の岸辺》への深い愛を
持ちつづけてくださっているのが
オホーツクのまち遠軽町のチカエさん。

ニッポン放送の朝のラジオで
上柳昌彦さんによってたびたび紹介される
標茶町のカフェ『ぽけっと』の
麻美さんをも訪ねた。
学生の友人で別海町の真琴さんをも
訪ねた。
2021年にお世話になった帯広音鑑の
若月さんをも訪ねた。
帯広の「北海道ホテル」には、
ボクと同姓同名のつまり「八木倫明」さん
というソムリエ(兼フロント係)の方も
いらしゃるので、訪ねた。
札幌、滝川、遠軽、網走(経由)、
標茶、別海、厚岸、帯広という壮大な鉄道の旅。
(標茶ー別海だけは真琴さんの車移動。
昔あった鉄道は廃止になっていた)

遠軽のチカエさんとの再会
この旅で、遠軽町のチカエさんに再会し、
そこからことしの遠軽公演が
実現へと動いていく。

札幌公演の過去2回は出演者3人。
今年はカルテートと読み語り師だから5人。
飛行機代がのしかかってくる。
やぎりんの知名度では、多数の集客が難しい。
せいぜい250人。
5人分の往復飛行機代を札幌音鑑に
ご負担お願いするのは、難しいことが
ボクにもわかる。
出演料がほとんどなくなってしまう。
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そこで
片道の航空券代だけを札幌にお願いして
北海道の別なところでもう1公演
開催してもらおうと考えた。
帰りの飛行機代は二日目の公演から
捻出しようと。
プロの主催者が引き受けてくれれば
安心なのだが、心当たりがなく、
長年の「地球音楽ファン」である
遠軽町のチカエさんに頼んだ。
彼女は一人で実行委員会を立ち上げて、
共感者をつのり取り組み始めた。
やることなすことがすべて初めてのこと。
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こういうふうに
コンサートが出来上がっていく
物語の始まりは、
ほんの小さな出来事だった。
《広い河の岸辺》への愛から端を発している。
始まりは、
「この歌いい歌ね」という
蝶々の翅の羽ばたきのような
小さな風のようなもの。
その小さな風が共感者に吹いて、
増幅していくと、
あり得ないことが起こることがある。
札幌公演の強力な協力者のミユキさんも
《広い河の岸辺》を通じて出会った。
中村哲さんを尊敬していることも、ボクと
共通していた。
札幌公演のもうひとりで応援者の
かをるさんとは、ずっと昔の学生時代
ヤマハ目黒吹奏楽団に遡るつながり。
そんな昔の細いつながりでも、
音楽は愛だから、こうして実を結ぶのだ♪

音楽は愛、愛は音楽
「音楽は愛、愛は音楽」という
方程式については
ボクはしばしば解説してきた。
北海道は雄大な愛の島なんだと思う。
「北海道は愛」ならば
「北海道は音楽」でもある。

北海道の気候は、スコットランドや
アイルランドに似ている。
ロシアにも似ている。
この四つの国々に共通した花は
ナナカマドである。
花言葉は「わたしはあなたを守ります」
ここにも愛が溢れている。

★音楽と愛が同列に語られる
スコットランドの島
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12809962073.html

スコットランド民謡《ナナカマドの木》
やぎりん訳詞《ふるさとのナナカマド》
合唱化計画

■ご支援金 1口 2000円。ご支援者には
1口につき2冊の楽譜をお送りいたします。
■期間:2023年10月末日まで(目標40万円)
10月下旬、楽譜発送予定
■受付口座 
◎郵便振替口座 00180-2-612135 
八木倫明(ヤギリンメイ)
ご送金の際には通信欄に「ナナカマド支援」と
ご記入をお願いします。

◎三菱UFJ銀行 高田馬場支店 
普通 0051411 八木倫明

◎三井住友銀行 光が丘支店 
普通 0724543 
地球音楽工房代表 八木倫明

銀行の場合、明細が不明ですので
お振込みの前後にEメール、
お電話などでご連絡お願いします。
■連絡先 yagirin88@gmail.com
080-5379-4929【やぎりん】年中夢求♪


★自由の風支援金募集♪
1口¥3000のご支援で8月の日暮里公演を
記録したCDまたはDVDを御礼にいたします。
郵便振替口座00180-2-612135八木倫明
通信欄に「自由の風支援」「CD希望」
または「DVD希望」とご記入ください。


《ラピュタ・シチリアーナ》動画リンク先

https://youtu.be/Odu3pM_cUfo

◆ご訪問ありがとうございます。このブログを
訪ねて下さった方々の幸運を祈ります。




大好評♪絶賛出版♪
やぎりん(文)+小澤一雄(絵)
絵本『わくわくオーケストラ楽器物語』
(ポトス出版)¥1800(+税)



やぎりんカルテート・リベルタ札幌公演
7月22日(土)午後1:00 札幌市民交流プラザ


やぎりんカルテート・リベルタ遠軽公演
7月23日(日)午後2:30
遠軽町芸術文化交流プラザ小ホール


7月30日(日)亀有落語会


7月31日(月)喫茶Roダん落語会


■やぎりんカルテート・リベルタ♪
自由の風 平和音楽会 2023年8月3日(木)
昼の部 午後2:00開演
夜の部 午後6:30開演
日暮里サニーホールコンサートサロン


■やぎりんカルテート・リベルタ♪
自由の風 福島公演
2023年8月18日(金)
昼の部 午後3:00(追加公演)
夜の部 午後6:00 売り切れ
福島市アクティブシニアセンターAOZ
4階 多目的ホール


■やぎりんカルテート・リベルタ♪
第5回 広い河の岸辺コンサート♪白鷹
2023年8月19日(土)午後4:00
白鷹町文化交流センターあゆーむ
■やぎりんカルテート・リベルタ♪
第5回 広い河の岸辺コンサート♪山形
2023年8月20日(日)午後1:00
やまぎん県民ホール スタジオ1



天使と悪魔の絶望名歌集
「世界が終わっても音楽と愛が残る」
歌:大前恵子(★印)
演奏:やぎりんカルテート・リベルタ(1〜16)
 高橋泉(チェロ)
 藤枝貴子(アルパ)
 清永アツヨシ(ギター)
 八木倫明(ケーナとナイ)

演奏:やぎりんトリオ・ケルティカ(17〜18)
 田中麻里(アイリッシュハープ)
 清永アツヨシ(ギター)
 高橋泉(チェロ)【ゲスト】
 八木倫明(ケーナとアイリッシュフルート)

読み語り:河向貴子(5と7)

1. ガブリエルのオーボエ
  (E.モリコーネ作曲)
2. 『銀河鉄道の夜』〜白鳥の停車場
  (藤平慎太郎・作曲)
3. ふるさと銀河に還る★
  (E.モリコーネ作曲/やぎりん作詞)
4. あなたの肩を借りたら
 【You Raise Me Up】★
 (B.グラハム作詞/R.ロヴランド作曲/やぎりん訳詞)
5. [読み語り]
  パラグアイの先住民族グアラニーの伝説
6. チョグイ鳥 (パラグアイ民謡)
7. [読み語り]
 ニュージーランドの先住民族マオリの伝説
8. ポカレカレ・アーナ★
 (NZマオリ民謡/やぎりん日本語詞)
9. 鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
10. 聖母の御子★ (カタルーニャ民謡)
11. 愛は花、君はその種子★
  (A.マックブルーム作詞作曲/高畑勲・訳詞)
12. アマポーラ (J.M.ラカーリェ作曲)
13. もう一度愛の言葉を[切れた絃]★
  (ロシア民謡/やぎりん訳詞)
14. 鶴★【ウクライナ名歌】
  (R.ガムザートフ作詞/Y.フレンケリ作曲/やぎりん訳詞)
15. ワルツ 切れた絃 (ロシア民謡)
16. 小さなオルゴール (ウニャ・ラモス作曲)
17. 思い出のサリーガーデン★
  (アイルランド民謡/やぎりん訳詞)
18. 広い河の岸辺★
 (スコットランド、イングランド民謡/やぎりん訳詞)
19. ムーン・ダンス (清永アツヨシ作曲)[ギター+ケーナ]

CD番号
LIBERTAD-CD8686 【¥2800+税】
◎お申し込みは、やぎりんへ
yagirin88@gmail.com
税送料込みで¥3000にいたします。
*******************

◎エッセイ『広い河の岸辺』
大変好評で、販売中ですドキドキ


クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子

本の表紙
ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)!!¥1000+消費税

コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社


合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号編集後記やなせたかし
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
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★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽