アメリカや英国では大変な人気を持つJohnny Mathisですが、日本では黒人特有のアクの強さも影響してか

なかなか人気が伸びません。1970年アメリカでは2枚組アルバム"Sings the music of Bacharach and Kempfert"

をリリースしますが、日本ではバカラック作品のみに編集してリリースされたことがありました。

 

今回紹介する作品はすべてHal David-Burt Bacharachコンビによるものです。

”Raindrops keep fallin’ on my head"(雨にぬれても)映画「明日に向かって撃て」のテーマ曲でアカデミー主題歌賞を

受賞。

 

 

 

 

"Warm & tender"1957年"It's not for me to say"(お目当て違い)のB面としてリリースされた初期の作品。

 

 

 

 

Mathisは1963ー1966の間、一時的にCBSを離れMercury Recordsに移籍します。

"Saturday sunshine"ここから3曲はMercury Recordsの残された音源です。

 

 

 

 

 

"Always something there to remind me"(愛の想い出)英国のSandie Shaw盤などが1965年にヒットしました。

 

 

 

 

"What the world nedds now is love"(世界は愛を求めている)1965年Jackie DeShannon盤が全米7位を記録。

 

 

 

"Don't go breakin' my heart"(心を傷つけないで)1967年にCBSに復帰後リリースした作品。

 

 

 

"Odds & ends"(恋のきれはし)1970年代にはいるとMathisはBacharach作品を続々シングルで発売します。

この曲は1970年ACチャート30位を記録。

 

 

 

"Ten times forevermore"1971年ACチャートで32位を記録。

 

"Make it easy on yourself"(涙でさようなら)1972年ACチャートで16位 全米103位を記録。

 

 

この時期はバカラックの全盛期でもあり、Mathisはアルバムで「恋の面影」「小さな願い」「ディス・ガイ」

などを録音しています。

"Alfie"同名映画のタイトル曲でCher盤などが1966年ヒットしました。

 

 

 

"Close to you"(遥かなる影)1970年Carpenters盤が全米第1位を記録。一躍人気グループとなりました。

 

 

 

 

"Whoever you are, i love you"Musical"Promises, promises"のナンバーでTony Bennettなども録音しています。

 

 

 

"I'll never fallin love again"(恋よさようなら)1969年ACチャートで35位を記録したMusical"Promises, promises"

からの作品。

 

 
Album"Sings the music of Bacharach and Kempfert"は2018年にボーナストラックを加えCD化されていますが、
日本では未発売です。
 

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Mantovani(1905.1115-1980.0329)は英国を代表するMood Musicのバンド―リーダー。1950年代から1970年代まで

数多くのベストセラーアルバムを発表し、北米を中心に活躍したPercy Faithと人気を二分しました。

フェイスのようにメンバーにジャズメンを加えたり、ロックのリズムを取り入れたりせず、一貫してストリングスを

いかしたオーケストラ演奏でファンを魅了しました。今回はそのなかからミュージカル作品及び映画音楽を特集します。

 

Some enchanted evening「魅惑の宵」(Richard Rodgers-Oscar Hammerstein II)

Musical"South Pacific"(1949)の主題歌で日本でも人気の高い編曲です。

 

"Moon River"(Johnny Mercer-Henry Mancini)映画「ティファニーで朝食を」(1961)アカデミー主題歌賞を受賞した

Henry Manciniの作品。

 

 

 

"Tonight"(Stephen Sondheim-Leonard Bernstein)Musical"West Side Story"(1957)のお馴染みのナンバーで

華麗なストリングス演奏が魅力です。

 

 

 

 

"I could have danced all night"「踊りあかそう」(Alan Jay Lerner-Frederick Lowe)

Musical"My fair lady"(1956)のナンバーで華麗な演奏が楽しめます。

 

 

 

 

"Somewhere. my love"「ララのテーマ」(Paul Francis Webster-Maurice Jarre)映画「ドクトル・ジバゴ」(1965)

の主題歌でRay Conniff Singers盤が大ヒットしています。

 

 

 

"True love"(Cole Porter)Musical 映画「上流社会」(1956)はFrank Sinatra, Bing Crosbyほか

豪華キャストによるミュージカル。

劇中、Bing CrosbyとGrace KellyのDuetが歌いヒットしました。

 

 

 

"Secret love"(Paul Francis Webster-Sammy Fain)映画「カラミティ・ジェーン」(1953)の主題歌でDoris Dayが歌い

アカデミー主題歌賞を受賞しました。

 

 

 

"Mona Lisa"(Jay Livingston-Ray Evans)映画「別動隊」(1949)の主題歌で映画とは離れて

Nat King Cole盤が大ヒットしアカデミー主題歌賞を受賞しました。

 

 

"Around the world"「世界一周」(Victor young-Harold Adamson)映画「80日間世界一周」(1956)の主題歌。

Mantovaniの演奏盤は1957年全米12位を記録しています。

 

 

"Chim Chim Cher-ee"(Richard & Robert Sherman)Musical映画"Mary Poppins"(1963)の主題歌でDick Van Dykeが

劇中歌いアカデミー主題歌賞を受賞しています。

 

 

 

"Summertime in Venice"「べ二スの夏の日」(Carl Sigman-Icini)映画「旅情」(1962)のテーマ曲でMantovaniの

演奏でお馴染みの作品です。

 

 

 

"Man and a woman"「男と女」(Jerry Keller-Francis Lai)同名映画(1967)の主題歌で

Francis Laiの名を一躍高めた作品。

 

 

 

"Edelweiss"(Richard Rodgers-Oscar Hammerstein II)Musical”Sound of music”(1957)で紹介された作品で

映画の場面を想い起こされるかたも多いと思います。

 

 

 

"Song from Moulin Rough"「ムーラン・ルージュの歌」(Bill Engbick-Georges Aurie)映画「赤い風車」(1953)

のテーマ曲でアメリカではPercy Faith盤が大ヒット。英国ではこのMantovai盤がチャートにはいりました。

 

 

 

 

"Impossible dream"「見果てぬ夢」(Joe Darion-Mitch Leigh)Musical「ラマンチャの男」(1965)の主題歌で

Jack Jones盤がヒットしています。

 

 

 

 

"Charmaine"(Lee Polack-Erno Rappe)1913年の映画"What price glory"で紹介され1951年Mantovani盤がヒット。1975年の映画「カッコーの巣の上で」でも効果的に使用されました

 

 

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西部劇といって連想されるのは、John Wayne, マカロニ・ウエスタン、Clint Eastwood, カウボーイなどいろいろあると

思いますが、1950年代から'60年代にかけて映画、TVでも放映され数多くのファンを引きつけました。

今回は西部劇で使用された音楽作品の特集です。(上記写真はあくまでイメージで選曲の参考にしましたが、このCDからの演奏は使用しておりません。

 

 

映画"Big country"「大いなる西部」(1958)はWiiliam Wyler監督の作品。音楽はJerome Mossが担当し日本でも話題

になりました。テーマ曲です。

 

 

 

西部劇の音楽の作曲家というと必ず登場するのがDimitri Tiomkin((May 10, 1894 – November 11, 1979)です。

彼の作品が続きます。

"High moon"(Tiomkin-Washingron)は映画「真昼の決闘」(1952)の主題歌。Tex Ritter盤が映画では使用されましたが

日本ではFrankie Laine盤で知られています。西部劇というと思い出される男性歌手でその野性的な歌声は多くのファンを

獲得しました。

 

 

"Rawhide"(D. Tiomkin-N. Wshington)1959-1965年にTV放送された番組の主題歌で

日本でFrankie Laine盤が大ヒットしました。

 

 

"Gunfight at O.K. Corral"「O.K.牧場の決闘」1957(Tiomkin-Washington)同名映画の主題歌でやはりFrankie Laine

盤が大ヒットしました。

 

 

 

”My rifle my pony & me”「ライフルと愛馬」1959年の西部劇"Rio Bravo"の主題歌で映画に出演したDean Martin盤

がヒットしました。D. Tiomkin-P. R. Websterの作品。

 

"Green leaves of summer"「はるかなるアラも」(Tiomkin-P. F. Webster)映画「アラモ」(1960)の主題歌で

後にBrothers Fourが録音し全米65位を記録、日本では、それを上まわるヒットでした。彼らのヒット「北京の55日」

も同じDimitri Tiomkinの作品でした。

 

”Call of the far-awy hills”(From Shane)「遥かなる山の呼び声」(Mack David-Victor Young)

1953年の映画「シェーン」のテーマ曲でVictor Young盤がヒットしました。

 

 

"Johnny Guitar"(Peggy Lee-Victor Young)映画「大砂塵」(1954)のテーマ曲でPeggy Leeが歌い大ヒットしました。

 

 

”Man who shot Liberty Balance”「リバティ・バランスを撃った男」は同名の映画用にHal David-Burt Bacharachの

コンビが作曲したものの映画には使用されませんでした。Gene Pitney盤は1962年全米4位を記録するヒット。

Bacharachは1969年の映画「明日に向かって撃て」の主題歌「雨にぬれても」も書いています。

 


 

 

"Magnificient seven"「荒野の7人」(Elmer Bernstein)同名映画(1960)のテーマ曲はユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーンなど豪華な出演者の共演で日本でも大変な話題となりました。Main Themeです。

 

 

マカロニ・ウエスタンというジャンルも日本でも浸透し、Clint Eastwood, Ennio Morriconeの名前が浮かぶほどの人気

でした。

"The Good, the bad and the agly"「続 夕陽のガンマン」1968(Morricone)Hugo Montenegroの演奏盤は

1968年全米2位を記録しました。主演のClint Eastwoodも一躍、人気俳優の仲間入りをしたものでした。

 

 

 

"Titoli"(さすらいの口笛)映画「荒野の用心棒」(1964)(Morricone)のテーマ曲はエンニオ・モリコーネの名声を高め

ました。

 

 

 

”Once upon a time inthe West”映画「ウエスタン」(1968)(Morricone)のテーマ曲でこれもモリコーネの作品.。

 

 

"True Grit"「勇気ある追跡」1969(Don Black-Elmer Bernstein)John Wayne, Glen Campbell主演の映画のテーマ曲で

Glen Campbell盤が全米35位を記録。主演のJohn Wayneは念願のアカデミー賞を受賞しました。

 

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