あのフサフサしたぬいぐるみの様な子を初めて抱っこした日を私は一生忘れないと思います
我が家の生活に彼が慣れた頃。それまでは撫でたり触る事だけをして馴らしてきましたが・・・・。
一か月後に初めて抱っこしました・・・。
その時に不思議な事が起きたのです。
映画の様に一つのストーリが映像で流れ出したのです。それは以下の様なものでした。
『インドの山』
私は鹿王・・・・きな臭い・・・。
白い煙が遠くの方で見えています。
「山火事だ!」
そこで私は森の動物達に「逃げろ!」と叫ぶ!
黒いイノシシ、鳥は空を羽ばたき、牛みたいなもの、もう色々な動物達が訳のわからないほどにまぜこぜになって皆一生懸命、獣道を急いで下っています。
私は獣道の横にある草むらにふと生き物の気配を感じて立ち止ります。
するとそこには、お母さんが死んでしまった兎が、死の意味もわからずに、お母さんの周りをウロウロしている涙ぐましい姿がありました。
その一瞬で、私はこの子に特別な思いを持ってしまったようです。
本当は特定の者に執着を持ってはいけない存在・・・・
でも、気持ちをとめられなかったようです。
そして、その子を口にくわえると首の上のフサフサとしている毛の上に乗せて急いで走りだすのです!
続きは→その4