vs北海道コンサドーレ札幌 残留と更なる飛躍を懸けた激闘はヴェルディが快勝!! さあ、もっと上へ | 決闘王F.Kのブログ

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週刊少年ジャンプ、東京放映のアニメや特撮、サッカーの試合(東京ヴェルディのサポです)やライブの感想を書いています。

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 札幌の地下鉄の1日乗車券(土・日・祝日は安くなります)を買って、札幌ドームの最寄り駅である福住駅へ。駅内はコンサドーレ一色です。日ハムがいた頃は並列してたんだろうなあ。

 ここはもう1つ、私が行きたかった場所の最寄り駅でもあります。なので早めに駅に着き、バスに乗って目的地へ。

 

 着きました、羊ヶ丘展望台。クラーク博士像で有名なここには、劇場版ガンダムSEEDのコラボ企画の絵を見た時から来たかったんです。

 

 クラーク像、裏からも撮りました。思っていたより大きくてビックリ。

 

 雪ミクの展示はオタクとして嬉しかった。

 

 美しい景色と羊たちに癒された後、札幌ドームを見て闘志を燃やす。さあ、いざ敵地へ。

 

 札幌ドーム、いや今は大和ハウス プレミストドームに到着。ネーミングライツ契約、決まって良かったですね。

 

 長谷川竜也と馬場晴也のフラッグを発見。長谷川は怪我からの1日でも早い回復を願っています。

 

 初めて北海道に来たリヴェルンが出迎えてくれました。

 なおリヴェルンは、翌日には東京でベレーザの応援をしました。ご苦労様です。

 

 11年前に来た時は厚別だったので、ドームは今回が初訪問。TVや動画で見た光景が目の前にあるのは感動しました。

 座席はかなり高い位置にあるので見易く、陸上トラックが無いので味スタより臨場感がありました。

 何より屋根で覆われているから、天候を気にしなくて良いのが素晴らしい! 日ハムを逃した経営陣ははっきり言って馬鹿だけど、施設は最高です。 

 

 ドーム内はコンサドーレの赤黒に染まっています。

 

 ドームと縁が深いスポーツ選手の記念品が展示されていました。

 日ハムの品もあります。本拠地移転したのに残してくれたのか。ドームの経営陣とは色々あったけど、ドーム自体にはお世話になったから? 義理堅いですね。

 

 スタグルはドーム限定のモスバーガーのスタミナ焼肉丼と、鹿肉串。どちらもワイルドな味でした。

 

     

 札幌のチアダンスチーム・コンサドールズ。ドーレくんとのオープニングダンスではCDから音楽が流れず、ドーレくんがズッコケました(笑)。

 

 場内を一緒に回るドーレくんとリヴェルン。全てのチームのマスコットは仲良しであれ。

 

 この日のリヴェルンは、ヴェルディサポが選手チャントを歌った時は帽子を脱いでダンスしたり、札幌の選手紹介時にはお辞儀をしたりと、ホームゲーム時より礼儀正しく頑張ってました。ヴェルディ君という保護者がいないから、しっかりやったのかな? SNSを見ると札幌サポからも褒められてて嬉しい。

 

 札幌のサポーターの皆さん。残留が懸かってるので、応援も気合が入っていました。ゴール裏の弾幕の文字からもパワーが感じられます。

 

 試合前に両チームの主将がリスペクト宣言をしました。公正なジャッジの下で正々堂々と戦い、選手が怪我無く過ごせる。全ての試合がそうあってほしい。

 

 この試合の先発メンバー。染野と見木が最近は控えに回る事が多くて、少し残念。でも控えの層が厚くなるのは大歓迎。

 

 ここからは試合の感想です。

 現在19位の札幌はJ1絶対残留を掲げており、リーグ戦中断前は3連勝、ルヴァンカップでもマリノスに敗れたものの奮闘しており、手強い相手だと警戒していました。

 しかし試合は意外にも、緩いというか緊張感があまり感じられない展開が続きました。開始して間もなく札幌の高尾瑠が負傷交代して、札幌のゲームプランが狂ったみたいで、ヴェルディもそれに釣られた感じ。

 双方とも相手の裏抜けを警戒しており、特にヴェルディは5バックでしっかり守って札幌の攻撃をほぼ封じる。一方、攻撃は木村を先頭にしたカウンター主体で攻め上がる。重戦車と言われる程になった木村は札幌DFをものともせずに突き進みますが、ミスもあり得点できず。

 19,105人が見守る中で、前半は0-0で終了。勝利を求める札幌は後半から攻め、今度はかなり危ない場面がありましたがマテウスの好セーブで凌ぐ。シーズン序盤の不安定さはどこへやら、マテウスもすっかりJ1レベルのGKらしくなりました。

 ピンチの後にチャンスあり、今度はヴェルディが仕掛けます。54分、ボールが札幌のゴール前に持ち込まれると、双方の選手が入り乱れて混戦。札幌のGK菅野が弾いたボールは山田楓喜の足元に収まりました。山田は馬場のスライディングをかわして、落ち着いてシュート。久々となる今期4点目を決めて、ヴェルディが先制しました。

 攻撃しながらも失点した札幌(ボール支配率も札幌が上回りました)、しかし得点力は高いので焦らずじっくり攻めてくると思ってたら、70分頃から外国人選手を投入してパワープレイに切り替えました。

 だが札幌のパワープレイには迫力が無く、千田を中心としたヴェルディ守備陣には全く通用しない。町田や鹿島などの上位陣のパワープレイとは雲泥の差で、安心して見ていられました。パワープレイの練習は殆どしてなかったという情報もあるけど、本当かな?

 そうこうしている内にヴェルディにチャンスが。79分、木村が一気に駆け上がります。重戦車どころかスポーツカー並の高速ドリブルで札幌の追っ手を振り切り、シュート! 札幌のGKの手は届かず、木村の今季11点目が決まった!

 エースの得点にヴェルディサポは沸き立ちます。が、ピッチでは不穏な空気が流れており、審判がVARのチェックに向かいます。

 実は木村が駆け上がった直後、染野が札幌の選手を倒していました。これが守備妨害と取られてしまい、判定は染野のファウルでノーゴール。札幌サポの歓喜とヴェルディサポの怒号がドームを包みました。

 私も怒りの声を上げました。いやルールなら仕方ないですよ。けど、それならそれで何故もっと早く笛を吹かないんだ。ゴールを決めてからって残酷すぎるだろ、と。取り合えず染野は木村に謝ってください。あと飯もおごれ。

 水を差された形になりましたが、それでも試合は進みます。札幌のパワープレイをヴェルディが跳ね返す流れは変わらず、時間が過ぎていきます。

 こんな試合で負けるのは、いや引き分けでも悔しい。木村の為にも絶対に勝て、いや勝つ! この時、多分ですが選手とサポの心が重なりました。

 ヴェルディの選手は守備を固めるだけでなく、ボールを保持して相手コーナーで鹿島ったり、スローイン前に水を飲んで時間を稼ぎます。シーズン序盤の脆さは払拭され、良い意味で狡猾になりました。

 そして遂に試合の終わりが見えてきた後半AT7分、途中交代で入ったチアゴ・アウベスが中盤でボールをキープ。札幌の選手達が取ろうとするも、走って来た松村優太にボールを渡す。松村は猛然と前に進み、チアゴも追走。追いすがる札幌の選手達を尻目に、松村はチアゴにラストパス。GKとと一対一になったチアゴは冷静に決めてヴェルディでの初得点、J1での初得点を記録しました。

 

 待望の初ゴールを決めたチアゴは泣いて感謝し、ヴェルディの選手達も祝福します。反対側のゴールからマテウスも駆け付けて、同じ外国人選手として祝いました。

 チアゴはこれまで何度も得点チャンスがありながら、決められませんでした。実力はあるのに怪我に苦しめられ、出番もなかなか得られず、それでも不貞腐れず真面目に取り組んでいた。そんなチアゴのゴールを、ヴェルディに関わる全ての人達が望んでいました。おめでとう、チアゴ・アウベス。これからも頼むぞ!

 

 このゴールの直後のキックオフと同時に試合終了。ヴェルディは久々の完封で今期初の3連勝&シーズンダブルを成し遂げました。勝ち点は44となり、暫定ながら6位にアップ。J1では最低レベルの予算のチームが、ここまでやってくれるとはねえ。降格争いも覚悟していたので、嬉しい誤算です。

 楓喜も先制弾良かったよ。翌々日が誕生日の私にとって、最高のプレゼントになりました。ありがとうございます。

 

 試合後には札幌の控えGKで、ヴェルディユース出身の児玉潤が挨拶に来てくれました。またコンサドールズの皆さんも、ヴェルディサポに手を振ってくれました。ありがとうございます、札幌のJ1残留、心から願っています。北海道にはまだまだ食べたい物があるので(笑)。

 

 帰りは当然大混雑。福住駅も人が多かったです。

 日ハムに去られてドームの運営は苦しいでしょうし、おバカな経営陣には全く同情しません。でも施設は素晴らしいので、存続してほしいです。

 

 秋になると強いヴェルディ、いいや、まだまだこんなもんじゃない、もっと上を目指しましょう。

 次の相手は最下位のサガン鳥栖。だからと言って油断はしない、札幌戦と同じく全力で、賢く戦いましょう。頑張れ、東京ヴェルディ!!

 

 J1の上位は町田が再び首位に立ち、神戸も追い上げています。下位は川崎と京都が残留争いを抜け出し、16位の柏から湘南、磐田、札幌と鳥栖に絞り込まれた感じです。

 残り8試合、上位も下位も最終節までもつれるかもしれませんね。最終節の札幌vs柏、互いの降格を懸けたJ1残留プレーオフになるかも。そうなったら盛り上がるだろうけど、当事者にはなりたくないなあ。なのでヴェルディは来年以降も、早めに残留決めてください。城福監督、頼りにしてます。