vs湘南ベルマーレ この時を待っていた…! 東京ヴェルディ、5646日ぶりのJ1勝利!! | 決闘王F.Kのブログ

決闘王F.Kのブログ

週刊少年ジャンプ、東京放映のアニメや特撮、サッカーの試合(東京ヴェルディのサポです)やライブの感想を書いています。

HP(http://duelkingfk.fc2web.com/)にもお越しください。

 先週の金曜日に味スタで行われた京都戦、私も行ったのですが、前半だけで2点も取られたヴェルディのあまりの不甲斐なさに呆れてしまい、前半終了と共に帰りました。翌日にはANIPLEXのライブもあったし。
 ところが後半からヴェルディの攻勢が続き、エース染野の2得点で引き分けに持ち込みました。いやはや……。
 そうだった、去年の昇格POでも教えてもらったじゃないか。サッカーは最後の最後まで何が起きるか分からない、そしてヴェルディの選手達は最後まで諦めないと。反省した私は今度は途中で帰らないと誓って、水曜日のアウェイナイター戦に向かいました。


 相手は湘南ベルマーレ、場所は神奈川県平塚市にあるレモンガススタジアム平塚。懐かしい。2019年の湘南vs徳島のJ1参入プレーオフ以来の来訪です。
 ヴェルディサポとしては……えっ、2012年以来!? そんなに来てなかったのか。当時はBMWスタジアム平塚だった。ジミー・フランサ、懐かしいなあ。


 天気は生憎の雨。昨日までの春らしい陽気は消え去り、吐く息は白く染まりました。
 雨が降っても味スタなら屋根があるので大丈夫ですが、平塚のスタジアムはメインスタンド以外に屋根がありません。
 ここはJリーグ屈指の古いスタジアムで、ピッチの芝は良いのですがそれ以外は古くて、ベルマーレは平塚市に新スタジアムを造りたいと嘆願しています。しかし平塚市は決して裕福な自治体ではなく、スタジアムの建設費を負担するのは無理と拒否。敷地の確保とか色々な問題があり、新スタジアムの建設は当分先になりそうです。そういう話が全く上がっていないヴェルディとしては、議論されてるだけでも羨ましい。


 平塚総合公園の桜は、八分咲きぐらいで咲いています。空が曇っているのが残念。


 公園には無料動物園があり、タヌキやリス等が居ました。タヌキと言えば、来週の土曜日は東京ダービーですね。FC東京に対しては思うところがありますが、東京ドロンパと会えるのは楽しみ。

 
 2012年の湘南のスタグルは貧弱でしたが、今は公園の広い敷地を使って多数のキッチンカーが来てます。
 私は世界一小さなパスタ料理と言われている北アフリカ料理のクスクスと、ホットドッグ形のピッツァを食べました。どちらも美味しかったけど、特にピッツァ! 完全に私の好みに嵌まり、これを食べれただけで湘南に来た甲斐がありました。味スタにも来てくれないかなあ。


 スタジアムに入場。典型的な陸上トラックありのスタジアムで、ゴール裏に座席は無い立見スタイルです。こういうスタジアムは疲れるんだよなあ。雨で地面に座れないし。


 雨にも関わらず湘南サポもヴェルディサポも沢山来てました。屋根無しのスタジアムで6,803人も来るとは凄い。

 では試合を振り返ってみます。
 京都戦は前半に相手にペースを握られて、殆ど何も出来なかったヴェルディ。流石に反省してるだろうと思ったけど、今回も湘南の激しいプレスに苦しめられる。あのさあ……。ボールも拾われまくられるし。
 そうこうしている内に15分、湘南の平岡大陽がヴェルディの選手達の間を抜ける絶妙な縦パスを出すと、湘南のエース・ルキアンが猛スピードで走る! 谷口栄斗と林尚輝が追うも追い付けず、ルキアンがチョコンと打ったボールはGKマテウスの股間を抜けて、ヴェルディのゴールに入りました。
 またもや失点。これで6試合連続です。去年のJ2で最小失点を誇った守備が、全く通じません。これがJ1なのか。
 更にアクシデント発生。チームの主将にして要である森田晃樹が怪我をしてしまい、前半終了と同時に交代。ヴェルディは追い込まれてしまいました。
 しかし城福監督は切り札を持っていました。前節、鋭いドリブルで相手陣内に切り込みPKを獲得した山見大登を、森田の代わりに送り出します。更に頼れるベテラン斎藤功佑、成長著しい松橋優安も投入して、攻撃力をアップしました。
 それでも湘南ゴールを割れず、フラストレーションが溜まってきた75分、後方のFKを受けた山見が左サイドから湘南ゴール前にクロスを上げると、谷口が頭で合わせた! ドンピシャのヘディングは見事に決まり、ヴェルディは同点に追い付きました。ルキアンの独走を許してしまった谷口、見事な名誉挽回です。
 そして今年のヴェルディの試合は、良くも悪くも終盤に何かが起きる。そのジンクスは今節も健在でした。86分、谷口→稲見→山見と繋がれたボールを山見が前にいた斎藤に出すと、斎藤がワンタッチで後ろへ送り、それを山見が受け取る。同時に駆け出して湘南守備陣へ割って入り、シュート! 見事に決まってヴェルディが逆転しました。
 以降はスコアは動かず、試合終了。東京ヴェルディ、今シーズンの初勝利はアウェイでした。今年のヴェルディもホームでは勝てないけどアウェイでは強いのかな?
 なおヴェルディがJ1で勝ったのは5646日ぶりとの事。J2に居続けて15年、それ程の月日が流れ、だからこそ誰もが待ち望んだ勝利。また1つ、ヴェルディの歴史が動いた瞬間を見せてもらいました。
 平日ナイター、アウェイ、天気は雨、しかも私がヴェルディサポになって以来一度も勝った事が無い湘南を相手に、先制されながらも諦めず逆転勝利。ドラマチックにも程がある。そりゃあ試合終了後にカメラマンが殺到しますわ。

 にしてもJ1は本当にレベルが高い。湘南も決して弱いチームではなく、むしろ個人技では押されっぱなしでした。ルキアンは反則レベル。
 それでもヴェルディは勝ちました。全員で力を合わせて、チームの力で勝利をもぎ取りました。ようやく1つの山を越えたけど、次で負けたら意味はありません。
 次の相手は柏レイソル。やはり強敵ですが、今期のホーム初勝利を掴もう。森田と染野の怪我の具合が気になるけど頑張れ、東京ヴェルディ!

 ちなみに試合後の写真は撮ってません。撮ろうとしたんだけど湿気のせいが曇ってしまい、良い写真が撮れなかったので……。雨のバッカヤローー!!