39号の感想 | 決闘王F.Kのブログ

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週刊少年ジャンプ、東京放映のアニメや特撮、サッカーの試合(東京ヴェルディのサポです)やライブの感想を書いています。

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 アニメの「ONE PIECE」、8月30日の夜9時からオリジナルエピソードを放映するそうです。うーん、私はアニサマに行くから間に合わないな。録画予約しておこっと。


 冨樫先生の腰痛の為、「HUNTER×HUNTER」は2週間の休載だそうです。このまま長期間の休載に突入しそうな気がして、かなり心配。冨樫先生の1日も早い復帰をお待ちしています。


 背表紙、武市の出番が4週目に突入。いいのかオイ、土方や沖田でさえ3週だったのに。まあ「銀魂」らしいっちゃらしいけど。


黒子のバスケ ★★★★★
 メインキャラ全員集合の扉絵から始まった巻頭カラー。長かった洛山との戦いも、いよいよ今回で決着です。
 僅か3秒の攻防。しかしその3秒間に、今までこの漫画で培われてきた全てが詰まっていました。リバウンド勝負を制した木吉、幻の6人目として存在感を消し去った黒子、その動きを読んでいた赤司、しかしその赤司の行動さえ予測して影に徹した黒子と、黒子の気持ちに見事に応えた火神。人気投票で黒子とのベストコンビを選ぶ部門がありますが、やはり黒子の相棒は火神しか考えられませんね。
 一時は絶望の底にまで叩き落とされながらも、見事に這い上がり、勝利を手にした誠凛。漫画ならではのご都合主義だという人もいるかもしれませんが、現実のスポーツでも奇跡みたいな逆転劇はよくありますし、漫画として面白ければそれでいいんです。そしてこの作品は十二分すぎる程に面白い。私は心の底から楽しませてもらいました。
 これで試合は終わりましたが、まだエピローグが残っています。それにこの「黒子のバスケ」という漫画そのものの行く末も。ここできっちり終わらせるのか、それとも読者人気もまだまだ高いので続けるのか。藤巻先生の決断に注目です。


ONE PIECE ★★★
 バルトロメオのバリバリの能力、便利すぎるだろと思いましたがやはり限界がありましたか。そうでもしないと強すぎますからね。
 各地での戦いも盛り上がり、対戦カードも決まりつつあります。やっぱりキュロスはディアマンテと戦いますか。娘を守る為に妻の仇を討つ、父親としては絶対に負けられませんね。しかしフランキーとセニョール・ピンクは何やってんだよ(笑)。お前ら、実は仲良いのか?
 藤虎とサボの戦いが続いていますが、やはり藤虎は何か考えているようです。大将の首を賭ける程の大博打、藤虎が転がそうとしているサイコロとはルフィかドフラミンゴか、それともドレスローザそのものなのか。この賭けは海軍そのものを揺るがす事になるかもしれませんね。
 ロビンが言うとおりルフィはいつだって勝利の切り札。今回もそうなるでしょう。ようやく手錠を外したローと共にドフラミンゴの元へ向かうルフィ、大将決戦は凄まじいまでの死闘になるでしょう。ローとのコンビで戦うのか、それともローはトレーボルと戦い、ルフィとドフラミンゴの一騎打ちになるのか。どちらにしても目が離せません。


暗殺教室 ★★★
 色仕掛けには長けているけど戦闘力は低いと思われていたビッチ先生でしたが、殺し屋として多くの人間を殺してきた彼女を舐めてはいけない。訓練は積んでいても殺し屋としてはまだまだ未熟なE組の生徒達が勝てる相手じゃないですよね。生徒達はビッチ先生を慕っているから、本気では戦えないし。そんな心理も見抜いて攻撃してきたビッチ先生は、やっぱりプロの殺し屋なんだなあ。
 イトナの言うとおり、E組の生徒達では死神にもビッチ先生にも敵わない。降伏したのは懸命な判断でしょう。子供の勝てる相手ではなかったけど、頼りになる大人達が来てくれました。鬼ごっこで生徒達を苦しめた先生コンビが再度結成。何だかんだで息が合うこの2人なら、死神にも負けないでしょう。だとしたら鍵を握るのはビッチ先生の動向か。惚れた男を相手に本気で戦えるのか?


肋骨さん(読切) ★★★
 再開されたジャンプ金未来杯、第3作は吾峠呼世晴先生による異色の作品です。
 作者紹介のコーナーでも言われていますが、絵がちょっとアレというかシュールなタッチで、見る人によって大きく評価が分かれますね。単なる下手な絵…と断じるのは違う気がする、ちょっと不思議な感じがします。淡々と流れつつも実は熱いストーリーと合っている絵なんですよねえ。本当に不思議な感じです。
 邪氣が見える浄化師のアバラは、ほとんど表情を変えないクールなキャラに見えますが、実は誰よりも優しく激しい心を持った男です。こちらも不思議な魅力を感じさせるキャラクターで、完全に共感する事は出来ないんだけどもう少し彼の活躍を見てみたい、そんな気にさせられます。
 敵が邪氣のせいでおかしくなっているとはいえ、普通の女性というのも独自性が出ています。読む人を選ぶ作品だとは思うけど、気に入った人はとことん好きになりそう。こういう漫画があってもいいと思わせる作品でした。


NARUTO -ナルト- ★★★
 最強の忍者として成長した第七班による最後の任務。ナルトとサスケはもちろん、この2人をきちんとフォローしているカカシとサクラもやりますね。特にカカシはここ最近の足手纏い感を吹き飛ばす程の大活躍。写輪眼のカカシ、本領発揮ですな。オビトも喜んでいるでしょう。
 究極の空間を作り上げて圧倒的に優位に立ったと思われたカグヤでしたが、ナルト達のコンビネーションは彼女の予想を上回るものだった。遂にカグヤに一撃を与えましたが、これで終わったのではマダラとラスボスを交代した意味が無い。もう少し粘ってほしいものですが、さてどうなるのやら。


火ノ丸相撲 ★★★
 文化祭の始まりと共に新キャラが2人登場。レイラは読切版にも登場していたので、むしろ遅いくらいですね。苗字を明かしていないのはユーマとの関わりを伏線にする為かな? 顔立ちを見れば、読切を読んでいない人も何となく気付くだろうけど。
 文化祭が終わるまでにあと2人部員を集めなければ、相撲部は廃部になってしまう。このピンチを乗り越えるべく現れた新キャラはレスリング部の國崎千比呂、総合格闘技界の頂点を目指す男でした。国体で優勝した程の選手で、なかなか熱い男ですが相撲には興味が無いそうです。だったら勝負して相撲の凄さを分かってもらうしかないですね。相撲vsレスリングの異種格闘技戦は面白くなりそう。


食戟のソーマ ★★★★
 1ページ目からインパクトを与えてくれましたが、本当に創真が美作みたいなキャラデザインだったらこの漫画はヒットしなかったでしょう。危ない危ない。キングオブストーカー、性格には問題あるけどキャラとしては面白いんだよなあ。
 ビーフシチュー作りに苦労している創真。今までの勝負では相手の得意技を乗り越える事で勝利してきましたが、美作との戦いは過去の自分との戦い。乗り越えるべき目標が見えないのだそうです。最強の敵は自分自身という事か。なかなか厄介な相手です。
 ヒロインの筈なのに出番が少ないえりなが、味見役として創真に協力してくれる事に。恋愛少女漫画が好きとは、なかなか可愛いところもあるじゃないですか(笑)。創真の事を嫌っているえりなですが、その舌は本物。彼女の辛辣な助言が創真の目を開かせてくれればいいんだけど。
 審査員として遠月リゾートで創真達を鍛えてくれた堂島料理長がやって来ます。って、なぜこいつの入浴シーンなんだよ。佐伯先生、女の子を描くよりこういう絵を描きたいのかな。ウホッ、いい男……とか?(笑)


ニセコイ ★★★
 英語の先生である羽に音楽の先生をやらせるとは、この校長かなりいい加減な人だなあ。いや、短期間でここまでの信頼を得ている羽が凄いのか。社会人としては羨ましいかも。
 完璧超人だと思われた羽ですが歌だけはダメで、某ジャイアン級の音痴だった。「ボエ~~~♪」という表現は久しぶりに見ましたよ。私から見たら古すぎるけど、若い人達には逆に新鮮なのかな。
 羽の音痴を治すべくマリーがレッスンしましたが、教え上手な彼女でもどうにもならずお手上げ。鶫が歌が上手かったというこれまた意外な特技が明かされましたが、こちらは人に教えるのが下手でした。なかなか上手くいきませんね。殺し屋に歌を教えろというのが無茶なんだけど。
 猛特訓の末に羽がのどを潰してくれたおかげで、歌声がまともになりました。のどの調子が良くなったら、また音痴になりましたが。しかし今回は羽よりも、彼女をフォローしてあげたマリーや一条の方が目立っていた気がします。古味先生、羽の事を持て余しているのかも?


トリコ ★★★
 センターカラー。
 繊細極まりないエアの実を最高の状態で調理すべく、小松だけでなくサニーやゼブラ達もギリギリまで頑張ります。実の熟成が進みすぎてもダメだからココの毒でストレスを与えなきゃならないなんて、とんでもなく難しい食材だなあ。百戦錬磨と言われるぐらいに経験を積んだ小松でなければ調理できない食材でしょう。
 あと1分というところで実が落ちてしまい、これまでかと小松でさえ諦めたその時、彼の中に秘められていた何かが目覚めました。これもグルメ細胞の力なのかな? ともあれエアの調理には成功し、何とか間に合いました。これからどんな料理に仕上げるのか、注目させてもらいましょう。


ハイキュー!! ★★★★
 打って、繋いで、拾って、壁を打ち抜く。烏野と和久南の戦いは最終セットに入ってからは一進一退が続いており、選手達も読者も気が抜けません。こういう局面では僅かな力の差が大きな差になってしまう。縁下も頑張ってはいますが、大地にはまだ及びません。そりゃあそうですよね、大地より技術があればレギュラーの座を奪っていますよ。試合中に急に上手くなるなんて都合のいい展開は、この漫画にはありません。
 しかし縁下は力の無さを嘆かず、今の自分に出来る事を考えて、それを実行する。バレーに限らずスポーツはメンタルにダメージを受けていたら大きな隙となり、あっという間に崩れてしまう。挫けない事、懲りない事もスポーツ選手にとっては重要な才能なのです。
 フォーメーションを変えた事で遂に猛のブロックアウトを拾った縁下、この頑張りに応えなければエースじゃない。目の輝きが増した日向、和久南の勢いを止めるくらいの強烈な一撃を決めてほしい。いや、絶対に決めろ!


僕のヒーローアカデミア ★★★
 表紙の勝己のドアップには笑ったけど、いきなり個性を使って襲い掛かるとは。彼の中では出久は自分の下でいなければならない、石ころのままなんですね。性格的にも出久との関係的にも、やっぱりこいつはヒーローよりヴィランになるべきだなあ。
 除籍を免れ、新しい友達も出来て、何とか1日目を乗り越えた出久ですが、オールマイトの言うとおり本番はこれから。それぞれの戦闘服を着て、ヒーロー養成学校ならではの戦闘訓練。文字通りのヒーローの卵となった出久は誰と戦うのか。いきなり勝己との因縁の対決になって、出久が勝利して勝己が闇に落ちる……という展開は在り来りかな?


斉木楠雄のΨ難 ★★★
 長い夏休みは免許を取る絶好の機会。亜蓮と海藤が斉木を引き込んで、バイクの免許を取るべく自動車学校に入学しました。
 無免なのにバイクに乗りまくっていた亜蓮は、さすが伝説の不良ですな。よく捕まらなかったものです。「バイクを本当に好きな奴は無免で乗ったりはしない」とは名言ですが、無免で乗っている奴が多いのも事実。そしてそういう馬鹿が事故を起こすんだよなあ。最低でも免許は持ってほしい。
 今回は斉木はあまり目立たず、亜蓮と海藤、そして教官の真鍋が目立ちました。さり気なく免許を取っていた斉木はさすがだけど、海藤はバイクを起こしただけ、亜蓮は交通標識を覚えただけなんですよね。いやどっちも重要だけど、この2人が免許を取るのは当分先になりそう。冬休みに再チャレンジするのかな?


三ツ首コンドル ★★
 ふうむ、もっと下がるかと思っていたけど、なかなか粘りますね。少しずつですが絵も上手くなっているし、内容も良くなっている。この成長速度は評価してもいいかな。
 以前は普通につまらない漫画でしたが、ここ最近はなかなか良くなっています。今回もそうですが次々と伏線を明かして話を盛り上げようとしており、その姿勢は評価できます。
 ただそれでも人気の連載作品と比べると、まだまだ劣る部分が多い。スーの水着姿は色気が感じられないし、王族のキング・ゴルディバは悪役としては典型的なキャラで新鮮味が無い。このままだと大陸鯨での冒険が最後のエピソードになりそうだけど、さてどうなるのやら。
 
ワールドトリガー ★★★
 エネドラを助けに来たかと思われたミラでしたが、彼女の目的は黒トリガーのみでエネドラは最初から切り捨てるつもりでした。昔のエネドラは聡明で優秀だったけど、トリガー角の副作用によって人格が変わってしまったのか。上司から見れば昔の方が扱いやすかったでしょうし、負けたら切り捨てられるのは当然か。母国からは捨てられ処刑された上、死んだ後もボーダー側に研究材料にされるみたいで哀れなりエネドラ。
 無双状態のハイレインに対しても、そのトリガーの弱点を見抜く事で反撃開始。ハイレインは優秀な指揮官ですが、ここでダメージを受けたのは計算外っぽいですね。これで怒って冷静さを失うか、それとも冷静なままで作戦を遂行し続けるか。ハイレインの器を見せてもらいましょう。


ヨアケモノ ★★★
 新連載陣の中では最下位か。ううむ、歴史ファンとしてはもう少し頑張ってほしいんだけどなあ。
 池田屋事件で斬られた事もあり、新選組ものにはほぼ全作品に顔を出す大物キャラクター・吉田稔麿をこんな序盤にあっさり出してくるとは。芝田先生、出し惜しみしませんねえ。まあこの戦いは顔合わせみたいなもので、本番は池田屋なんだろうけど。それまで連載が続けば、の話ですが。
 西洋のランスに似た槍を使い、火喰鳥の脚力による究極の突き技を繰り出す稔麿。沖田をも退けた強力な突きに対し、恐れず正面から挑んだ刃郎。その勇気が奇跡を呼んだのでしょうか? 必殺の突きを躱せた理由は次回で語られるでしょう。しかし本当に出し惜しみしませんね。ここで刃郎と稔麿の間に因縁を作り、池田屋での再戦を盛り上げるつもりなのかな? それまで連載が続けば(以下略)。


銀魂 ★★★★
 伊賀衆の猛攻を受ける銀さん一行。三大上忍によって取り仕切られている伊賀衆の設定は史実通りですね。現実では藤林家はほとんど存在感が無く、服部家は早くに伊賀を離れた為、伊賀の里は百地家が仕切っていた、と言われています。忍者の歴史は資料が少ないので、明確な事実だと言い切れないんですよねえ。
 伊賀の里は神威が率いる夜兎族の攻撃によって滅ぼされており、生き残った者達の命と引き換えに伊賀衆は春雨の傘下に入っていた。しかし里の壊滅は敵と通じていた藤林のせいで、百地と全蔵、そして将軍は水面下で手を組んでいたという事でOK? 身内が裏切ったから全蔵も迂闊に動けなかったのか。なかなか爽快な逆転劇でした。
 やっぱり上様は生きていたけど、割と早く種明かしをしましたね。全蔵の死亡フラグみたいで不安になります。今回の話の主役は彼みたいだし、それがますます不安にさせるんですよねえ。将軍の首を手土産に敵の懐に潜り込んだ全蔵の目的とは? やっぱり高杉の首を狙っているのかな。だとしたら確実に返り討ちにされそう。果たして全蔵の運命や如何に?


磯部磯兵衛物語 -浮世はつらいよ- ★★★
 「銀魂」に合わせた訳ではないのでしょうけど、こちらにも忍者がたくさん登場。忍者の学校もあるんですね。生徒達は優秀なのかダメダメなのか、イマイチよく分かりませんが。
 マサムネ探しに飽きた磯兵衛、見つけた刀マイケルを1話目であっさり売り払いました。なかなか高く売れたという事は、パチもんっぽかったけど名刀だったのかな? まきびしは大きいのが刺さったらマジで痛そう。皆さんは半端君みたいに道に撒いたりしないように。忍道具ってかなり実戦的で、悪用したら洒落になりませんから。
 2話目でようやく話を聞いてもらえた半端、こちらはマサムネ探しをやる気満々。ある場所が分かった途端、マサムネに興味を抱く磯兵衛達は武士だけど現代っ子だなあ(笑)。奈良の大仏にあると大声で言っちゃった半端は、やっぱりダメダメな奴っぽいですね。いや、この漫画でダメじゃないキャラって磯兵衛の母親ぐらいしかいないけど。


BLEACH ★★★★
 日番谷vsマユリ、普通ならゾンビになった日番谷を敵として嫌い、瀞霊廷の為に戦うマユリの方を応援したくなるんだろうけど、なぜだろう、まったくそんな気になれません(笑)。むしろ日番谷の方に同情してしまいました。だってマユリ様の戦い方ってえげつないんだもん。
 ザエルアポロ戦もそうでしたが、マユリに絶対に正義側のキャラにやらせちゃいけない戦い方をやらせている久保先生、楽しんで描いているのが分かります。相当マユリの事を気に入っているんだなあ。正々堂々戦わせなきゃいけない主人公と違って、自由に戦わせる事が出来るから作者としては動かしやすいキャラなんでしょうね。
 マユリを殺したら過去に戻ってしまい、戻った回数が10回を超えると脳の平衡感覚がおよそ30秒麻痺してしまう。とんでもない薬を作りましたね。つまりこの薬を全ての敵に与えたら、マユリは絶対に殺される事は無い。生死だけでなく時間さえも制してしまったマユリ、日番谷に楽勝。このまま止めを刺…しませんね。間違いなく実験材料として利用するでしょう。涅マユリの本領発揮はここからです。日番谷ファンは期待と不安を胸に次回を待て。


こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
 スーパービジネスマンである父親以上に多忙な日々を過ごしている中川。社長の仕事でさえ忙しいのに、警官としての職務も完璧にこなしていますからねえ。今まで倒れなかったのが不思議なくらいです。中川一族の体は両さん並に頑丈なのかも。
 中川を強制的に休ませた両さん、南の島で2人きりの休日。どんな状況になっても生き延びる両さんと、世界中に顔が知られている中川が揃えばどこでも快適に過ごせる。しかしそれは2人揃えばの話。限定品に目が眩んで中川の事を忘れた両さん、いつもの事とはいえはダメすぎる。そりゃあ中川も「角刈り野郎」ってブチ切れるわ。むしろ今までよく我慢したなあ。一流の社長には忍耐力も必要なのです。


笠原さんと雨の日に(読切) ★
 「HUNTER×HUNTER」の代原として掲載された、新人の繁在家政之先生のギャグ読切です。「肋骨さん」の吾峠先生といい、最近妙なペンネームの漫画家が多いような気が。個性を出そうとしているのかな?
 絵についてはまだまだ未熟な新人レベルですが、女の子は可愛く描けていると思います。ラブコメである以上、それは一番大事な事なのでギリギリですがOKです。
 しかし肝心のギャグは、はっきり言ってイマイチ。ギャグそのもののレベルも低いけれど、テンポが悪いんですよねえ。笠原さんの天然ボケに対して、いちいちAZ(アンブレラズッコケ)するから間が伸びてしまい、ギャグが笑えない。「銀魂」や「こち亀」など優れたギャグ漫画はテンポ良く読めます。もっと先輩達の漫画を読んで、勉強して下さい。


ILLEGAL RARE ★★★
 マーダック市長は前市長である父アモンが、一時的に剥製の呪縛から解かれたベーゼに産ませた娘でした。ベーゼの夫であるアクセルにとっては、皮肉すぎる展開ですねえ。この展開を楽しんでいたデルメザは非常に悪趣味ですが、その気持ちは何となく分かります。
 行方不明だというベーゼの気持ちも気になりますね。呪縛を解いてくれたアモンの事を愛してしまい娘を設けたのか、それとも強引に犯されて娘を産まされたのか。マーダックが吸血鬼を求めているのは、無意識に母親の影を追っているのかも。母親に代わってアクセルとくっついたら背徳感かバリバリで面白いんだけど(笑)。
 アクセル達の運命を嘲笑うデルメザに対して、単純なカワサキは怒りを爆発させる。その怒りはアクセルにも伝わり、白と黒の血が交じりデルメザをも凌ぐ力を生み出した。ふむ、この流れなら次回でデルメザ戦は終わりそうですね。改編期はまだ少し先で話数に余裕があるみたいだし、これならいい形で終われるかな?