デザートX、納車!~インプレ③~ | ドゥカティ買っちった!第4章 やっぱりフルローン

ドゥカティ買っちった!第4章 やっぱりフルローン

ドカが大好きすぎて、しれぇっとブログ復帰。懲りずに鬼ローンでドゥカティライフを満喫だ!現在の愛車はストリートファイターV4S/SP2、ムルティストラーダV4パイクスピークです!

 

デザートX、納車!~インプレ②~の続き
デザートX、納車!~インプレ①~はコチラ

 

数値程は悪くない足つき性で

普通に乗れた街中。

ハンドリングはオットリながら

Lツインの特性で楽しく乗れた峠道。

 

さて、つぎは悪路を走るのだ!

 

・・・とその悪路までの道のりで

信号の少ない田舎道や高速道路を

ガッツリ走ったのでまずはそれについて書こう。

 

信号の少ない田舎道では超絶快適。

熟成されたLツインエンジンは

極低速から扱いやすくて

急かさなくとも気持ちよく走る。

モード切替も豊富なので

出力を落としたモードにするのもイイよね。

僕はあまり落としたくないタイプですけど。

 

ツーリングでの快適性に

意外に効いてくるのは

スタンディングのしやすさ。

 

過去に乗った中で最もスタンディングが決まる。

次点はムルティV4かな。

 

景色のいい場所でスタンディングして

メットのシールド開けてごらんなさいよ!

リックフレアーくらいフォウ!叫んじゃうから。

 

僕がスタンディングする主な理由は

ストレッチと尻の痛み軽減。

 

尻の痛みに関しては

シートの固さだけが原因じゃなく

血流の問題もあるから

シートが快適なバイクであっても

尻の痛みは完全には無くなりません。

定期的にスタンディングすると

ツーリングでの尻の痛みは軽減する。

 

 

そして活躍するのがこの装備だ!

そう、クルーズコントロール!

 

ツアラーとしての適性も高い

デザートXの商品力を

グッと高める超便利装備。

 

クルコンがあれば速度超過もしにくいし

楽に燃費もイイ。

そして手(特に右)の休憩にもなる。

Lツインはエンジンの特性上どうしても

振動は必ずあるので

長時間運転しているとビリビリきちゃう。

痺れもだけど、手の疲れに直結します。

 

クルコンって多方面で活躍するので

付いていて絶対に損はしません。

 

ちなみに

デザートXのクルコンの精度、

上りや下りでの速度調整の精度は高く

設定した速度を維持しやすいです。

ヘタなクルコンって

下りだと速度が出過ぎたりとか

上りだと急加速したりとか

そのたび微調整が必要なのですが

デザートXは一定の速度を維持してくれる。

重箱の隅をつつくなら、

下りの際の速度調整で

少し身体が揺さぶられる感じはあるかな。

そこ以外は完璧に近いです。

 

 

 

・扱いやすいエンジン特性

・好みでパワーを変えられるモード切替

・スタンディングしやすく楽ポジの車体

・クルーズコントロール装備

 

これらが相まって

デザートXは田舎道で超快適なんです。

 

 

 

 

さてさてお次は高速道路で移動

ここでも大活躍するのがクルコン。

 

6速120キロでセットしておけば

快適なクルーズでございます。

回転数は5000~5500回転くらいだったかな。

6000回転のパワーバンドに入るチョイ前です。

 

スクリーンの防風性に関しては

まぁまぁ、といったところ。

剥き出しのネイキッドよりは

かなり軽減できていますが

広大な無風空間があるほどではなく、

身体全体に多少は風は感じる。

僕は迷うことなく

ハイスクリーンを注文しましたが

ハイにしたとて風の巻き込みは

それなりにありそうな気がします。

ここら辺はムルティには敵わない。

 

小ぶりながら

ハンドガードは大活躍します。

これから寒くなるので尚更。

高速巡行していると手に当たる風は

ブレーキレバーの操作にも影響が大きい。

風がほぼ防げるので手が疲れにくいです。

純正OPグリップヒーターや電熱グローブは

ハンドガードとの相性抜群!

手が冷えているとブレーキの操作や

アクセルの操作が緩慢になったり

雑になったりする。

ハンドガードがあれば安全にも直結します。

 

スクリーン&ハンドガードがあれば

虫アタックがかなり軽減できるのも嬉しい。

 

 

ここからは想像ですが

デザートXの高速道路での

快適な巡航速度ですが

130キロ巡航くらいまでが限界かと。

 

150キロ巡航も可能ですが

少し緊張を伴う感じ。

140キロ巡航でも安心はできない。

ここらの速度域になると

6000回転、パワーバンドに入るし

燃費も急激に低下する。

 

安全性・快適性・経済性・時間効率を考えて

120キロ巡航がバランス良さげですね。

この巡航速度でも6速固定で

追い越しは自由自在なので

煽られたりしてもバビュンと開けて

すぐに車線変更できます。

 

高燃費リッター20キロを狙うなら

100キロでクルコンセットかな。

 

 

 

 

さてさて本題。

前置きが長かったな・・・。

デザートXの悪路走破性について。

 

悪路と言っても

ある程度整備されたフラットな砂利道や

子供の背丈くらいの草むらの河川敷、

ちょっとしたギャップや

登り段差のある整備されていない広場、

これくらいしか走っていません。

本格的なコースには行っていませんからね!

 

 

などなどの軽い悪路を走りましたが

デザートX、しっかりオフ車でした。

ナンチャッテではないです。

 

オフ車慣れしているライダーなら

相当に楽しいと思う!

ヘタッピな僕ですら楽しめたくらいですから。

 

悪路に入ってまず驚くのが足の動き。

乗り心地も操作性も素晴らしいです。

特に21インチフロントタイヤが効くぅ。

 

そしてまさかのLツインエンジン。

古めのドカに乗っている人からすれば

絶対に絶対に信じられないでしょうが

オフでも扱いやすいです。

扱いやすいというか、オフ適性高いよコレ。

低回転でも開けていっても

トラクション性能が高く、

しっかり路面をつかみ速度もノル。

 

このLツインエンジンで

効率よく車体を前に進むのを

助けてくれているのが電子制御。

ツーリングモードのまま

悪路に入ったらトラコン効きまくって

メチャ乗りにくかったけど

エンデューロモードにした途端キャラが激変!

あまりの凄さに笑ってしまったわ。

 

ちょうどテストに良さそうな

まぁまぁの登り段差があったので

ツッコんでみましたが楽々走破。

かるぅぅぅくジャンプした、気もする。

 

フラットな砂利道で

1、2速で大きめにアクセル開けると

信じられない速度域(三桁)まで

巨体がビュンビュン加速していく。

トラコンの精度が素晴らしく高く

違和感も少ない、ってか無いに等しい。

ミドルクラスというか

すでに1000cc近いハイパワーエンジンで

ここまで効率よくトラクションがかかるとは

予想を超えていました。

 

もちろん、車体は大きいので

無理はできませんが

よくもまぁこのタイヤでここまで走れるねぇ。

 

 

とまぁ大げさに書いていますが

基本、ゆっくりと走ってきました。

 

子供の背丈くらいある草むら、

まぁ整備されていない河川敷なんですけど

バカなボクですから入ってしまいますよね。

 

途中まではスゲースゲー言って順調に走破。

笑いながら走っていたのですが

まぁ突然道が斜めになっていたようで

滑り落ちましたよね。

道なき道はほんとに道が無かった。

 

初転倒は草むらでした。

車体へのダメージは軽微なもの。

ハンドガードが外れたり

クラッチレーバー付近がズレたり、

そんな程度だったので

シート裏についている六角で

応急処置できました。

 

ミラーが少し動いたので

ガソリンスタンドで工具を借りて

ビシッと締めました。

ありがとうございました!

助かりました!

 

カウルに少し擦り傷がついたけど

交換するほどではない。

 

 


オフ車はどうしても

転倒リスクは高い。

 

と言いますかオフ車に乗っている人で

転倒してない人の方が少ないと思う。

オフに行かない人は別ね。

 

ハンドガード、ミラー、カウル。

これらの損傷しやすいパーツが

整備しやすく、コストが抑えられている。

ウインカーなんかも折れにくく

外れたらその場でハメられる作りでした。

 

この辺りもデザートXが

オフ車してるなぁと感じた一因です。

 

デザートXを買って

2日目でオフ走ってコカした人は

日本じゃ少なかろうて(笑)

 

 

 

 

しかしココで要注意点を。

乗っていると重く感じない車体ですが

悪路で停まった状態から

取り回しするとかなり重く、

少しでも斜めに停めていたりすると

女性では吉田沙保里以外は動かせない。

小柄で腕力のない男性でも

力だけでは難しいと思う。

 

前のめりで停めて

バックで出さなきゃいけない、

そんな状況だと泣きます。

逆に前に押してフロントのバネを利用し

少しづつバックさせるとか

そんな工夫ができれば脱出はできますが

バランス崩したら倒すでしょうね・・・。

 

そして転倒だ。

200キロの車体をオフで起こすには

腕力もコツも必要です。

女性では吉田沙保里以外は起こせないし

小柄で腕力のない男性でも

力だけで起こせないと思う。

 

素晴らしい悪路走破性であっても

やはり大型バイク。

走る場所、停める場所には

注意を払う必要があります。

 

 

 

 

 

さてそろそろ話をまとめましょう。

 

デザートX、凄く気に入りました!

オフ車に乗っている人なら

分かる分かる~言うと思うけど

オフ車って独特の雰囲気、というか

独特の道具感がある。

男のオモチャ感というか。

デザートXにもこの雰囲気がある。

 

ツーリングも得意で

ドゥカティらしい愉快痛快な走りもある。

 

そして

“もう一歩先まで行ける”

これがデザートXにはある。

 

名車セローほど気軽じゃないにしても

ムルティやスクランブラーでは行けなかった

もう一歩先まで行くことができるし、

そしてその先には見たことのない景色がある。

(歩けばいいじゃん、は言わないで)

 

もちろん、オフ車スキルが高い人なら

本格的なコースでも楽しめるのでしょう。

 

僕のウデでは公式HPのような走りは無理。

せいぜいちょい悪路が限界だけど

そんなレベルの自分ですらも

悪路を走るのが楽しく感じた。

 

 

 

たまにさ、こんな事を言う人がいる。

そんな性能何に使うの?

使い切れない性能に価値ある?

 

価値?あるに決まってるじゃない。

使いこなせなきゃいけないなんて

誰が決めたのよ、と逆に聞きたい。

身にまとう・手に持つもの全ての

魅力や性能を全て引き出せている人なんて

そうそういないでしょ。

 

絶対的な性能を秘めてるんだぜ?

ってだけでも満足度は高いし、

高い性能は結局どこかで

乗り手を助けてくれてます。

ドカ特有の美しい見た目も大事です。

僕なんかブスのくせにドカのおかげで

若干オシャレ補正かかってますから。

 

 

デザートXはビックオフという

ナカナカに手ごわいジャンルではありますが、

手にしたユーザーを満足させる

商品価値を持っています。

 

オフ上での強烈な絶対性能は

ある意味スーパースポーツバイク。

楽しいし嬉しいし夢がある。

 

バイクを買うということは

そのバイクのある生活を買うということ。

実用性ももちろん大事だけど

夢を手にする喜びは人生を豊かにする。


デザートXとの生活ならば

今までに見たことのない景色を見せてくれそう!

ワクワクしますね!

 

 

 

デザートXはオススメできるバイクですか?

そう聞かれたらもちろんハイッ!

コンセプト発表から発売まで

結構時間がかかったバイクですが

その分全体的に完成度高いです。

 

ですが、身長175センチ以下の人は

必ずディーラーで跨った方がいいです。

体重や体格によっては厳しいかもしれません。

ローシート+プリ全抜き、さらに

後日搭載(販売?)されるであろう

ローダウンキットまであれば

かなりハードルは下がるとは思うけど。

 

あと、ビッグオフとオフは

少し異なるジャンルと思います。

オフ車慣れしている方であっても

それぞれの得意不得意ジャンルは

理解しておいた方がいいかもしれませんね。

 

 

 

あ・・・もう2時か・・・。

ね、むい・・・。

 

では!