見習い訓練士④
見習いで入って数か月は犬舎の掃除と草むしりくらいしか出来る事はなかったです。
犬達に慣れていない事を見透かされて、犬舎の出入りに隙を狙って逃げようとする子もいますし、散歩中にバカにされ飛びつかれたり思いっきり引っ張られたり、犬の利口さやズル賢さを痛感しましたね。
そこから少しずつ時間をかけて色々な事を学び、数か月後にすでに訓練が入っている犬から訓練を学ぶって感じでした。
私はキャリーという名のシェパードから色々と教わりました。
もちろん先輩からの色々なアドバイスはありましたが、やはりキャリーが先生のような存在でした。
それからさらに数か月後に訓練所で飼われているシェルティのキャンディという子を担当になりました。
少し小さめの子でおとなしく怖がりな面を持ってる子でした。
この子は新潟で独立する時に一緒に連れてきました。
やっぱり思い入れがありましたので。
見習い訓練士③
私が高校生の頃は、インターネットが普及してなかったので月刊誌の「愛犬の友」を
毎月読んで犬の情報を得ていました。
そこにペットショップの求人や警察犬訓練学校の見習い訓練士募集などが出ていた
ものです。
そこで八千代警察犬訓練学校を選んだのです。
まず高3の夏休みに体験入校のような形で何日か行きました。
全てが初めての経験で刺激的だったのを覚えています。
試験などはなく「やる気さえあれば」と即内定みたい感じだった気がします。
高校卒業してから住み込みでの仕事に全く抵抗はなかったので、それが8年ちょっと
見習い訓練士を続けられた理由なのかもしれませんね。