2025夏 23日目 (25/08/25)
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北海道まで出かけてきます。
山歩と星観 と撮影を楽しもうかと。
暑い時期ですから、標高を上げて涼しい山に籠ろうと思います。
自然に囲まれた山が様々な表情を魅せてくれることを期待してます。
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前日、疲労の蓄積から山登りを見送って休息を取りました。
二泊した真狩自然公園。
8/25は4時に起床、疲労感は前日よりマシです。
今回、八座目となる後方羊蹄山(標高1898m)。
略して羊蹄山。
百名山の一つでフォルムが富士山に似ていることから蝦夷富士とも呼ばれています。
真狩村(マッカリ)、倶知安町(クッチャン)、喜茂別町(キモベツ)、京極町にまたがり、各地域からの4つの登山道があります。
20年ほど前に家族で周遊した際に倶知安の半月湖畔キャンプ場で過ごしたことがあり、そこから見上げる羊蹄山の雄大さが心に残ってます。当時は小さな子連れでしたので丸一日必要な登山はパス。また10年前もカミさんと寄りましたが、カミさんが尻込みして登山を見送りました。
そういう意味で、今回は積年のリベンジとなります。
登山コースはこれ。
登山口が一番高い真狩コース。
ただ山頂までの距離は一番長く、無休の標準往復時間は9:10とあのトムラウシ山の8:40を上回ります。
休息した前日8/24も日が落ちた19時過ぎに下山してきた人を数組10人以上見かけました。
山頂付近には避難小屋があり、逃げ込めるのは疲労感がたまっている自分には好都合です。
ただしコロナの影響で毛布の貸し出しをやめており、今回は寝袋を背負っていく必要があります。食事の提供もないの食料(3食分)と水(2.5L)を多めに。代わりに低体温症対策のダウン上下は置いていくことにしました。
真狩自然公園のキャンプ場の中にある登山者用の駐車場と施設(トイレ・シャワールーム)。
キャンプ場サイトは有料だけど、登山者用の施設は無料。
駐車場の車のナンバーを見ると道内居住者が大半。
道外(レンタカー)が少ないのは、羊蹄山付近に他の有名どころの山がないため?
AM6時少し前の登山口。
登山トートを見ると3時過ぎに登って行った人も。すごいね。
その方たちを除いて前に3組、露払いチームの方々が居て安心です。
スタートして間もなく。
登山口が低いため、森林の中の道が続きます。
三合目の表札。
この山の特徴で、登り時に見える方向に表札があり、下りでは見えない。
下りは木にピンクのテープが見えたらその裏を見ると場所がわかる仕組み。
この山はどのコースも標高差1500m~を垂直に上がっていく感じ。
曇り予報でしたが標高が上がってくると雲が眼下に広がり雲海に。
南東方向の尻別岳。
これまでの山では見かけなかった高山植物。
名前は帰宅してゆっくり調べます。
森林限界を越えると視界が一気に広がります。
おまえは誰じゃ?
多分あれは、海外所有者のニセコスキー場?
税金未納など様々な社会問題になっている報道が数日前にもありました。
視界が広がる中に山小屋も見えます。
明るいうちなら方向を見失わなさそう。
暗くなる前に判断が必要ですね。
直径700m深さ200mの火口、父釜に到達しました。
この火口周囲を歩きます。
ただこの火口周囲、写真のように凸凹。
ロッククライミングの連続で写真を撮る余裕がありませんでした。
山頂にて。
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(瘦せたべ?)
10:42登頂成功。
お釜が見えて40分、登山口から4時間30分かかりました。
山頂付近では雲の動きが速く。
方向を変えれば真狩や喜茂別の町やずっと遠くに余市、そして日本海。
なかなかの絶景。
さらいに、山小屋に泊まればご来光も期待できそう。。。
30分ほど休んで下山を開始。
山小屋までたどり着いたのが12時過ぎ。
管理人さん話しかけられまして。
おすすめは7月上旬。
高山植物が一番多いし、雪渓も残っている。
雪渓があれば水も確保しやすく、荷が軽くなる。
泊まってご来光を楽しむなら9月、7月だと日の出が早くゆっくり休めない。
山小屋の中を見学させて頂きました。
なぜか白黒(笑)
20人が寝れるスペース。素泊まり¥3000/泊。食糧持ち込み。
日暮れまで余裕がありますので今日は下山することに。
ちょうど2時間かけて4合目まで下り、休んでいますと後ろからやってきた下山者。
よく見ると先ほどお話しした山小屋の管理人さんです。
管理人業務は1週間交代で月曜13時が交代時間らしい。
え!?自分が2時間かけて降りてきたところを1時間で?
同じ年生まれの同世代でも山小屋管理人する方が違いますね。
登りは1週間分の食料も背負うので大変らしい。
同時に降り始めましたが1分もかからぬうちに見失いました。
登山口15:12無事下山。
【羊蹄山の登山記録】
5:53 登山口
6:17 南コブ分岐
6:26 二合目
6:44 三合目
7:12 四合目
7:36 五合目
8:15 六合目
8:41 七合目
9:35 九合目
9:59 お釜
10:42 山頂(1898m)30分休憩
11:49 倶知安コース9合目
12:00 避難小屋
12:31 九合目
13:00 七合目
13:23 六合目
13:45 五合目
14:09 四合目
14:31 三合目
14:45 二合目
14:53 南ゴブ分岐
15:12 登山口
登山口の登山者施設で靴とストックを洗おうとシロクマ号を横付けしますと、
山小屋の管理人さんに再々度会いました。
シロクマ号をちらっと説明。
気合入ってますねえ、山歩きには(キャンカーのように)大きすぎず、ちょうどよさそう、とのこと。
確かにそうです。
下山後は温泉。
真狩村営は月曜休みのため、管理人さん情報でニセコの駅前温泉へ。
綺羅乃湯、、海外の方にも人気の土地ゆえか、キラキラネームだなあと。
ネームといえばニセコというカタカナの町の名もちょっと珍しい。
もともとは狩太町と町名だったそうです。
駅前の鉄道遺構での説明文。
昭和38年に駅名を『ニセコ駅』とするために町の名前を狩太町からニコセ町に変更したとのこと。命名にこだわりのある町みたいです。
入浴後、ニセコでコインランドリを探すと、、おしゃれなコインランドリが1件。
乾燥機が使えない山歩きの衣類、大型洗濯乾燥機の洗濯モード17kg(¥1000)ってオーバースペックです。
昔の記憶で倶知安のランドリーへ。
山歩きの衣類と通常衣類8kgを洗濯、通常衣類のみ乾燥機、山歩きの衣類は車内乾燥。
道内もチェーンのランドリーが乱立してるけど、きめ細やかさに欠けます。
昔からある個人経営のランドリーの方が自由度が高い。
使えるランドリのリスト化も必要ですね。
さて、社会復帰までの日数もわずかになってきました。
山里暮らしから街中へ馴染んでいくことにしましょう。
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