2025夏 18日目 (25/08/20)
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北海道まで出かけてきます。
山歩と星観 と撮影を楽しもうかと。
暑い時期ですから、標高を上げて涼しい山に籠ろうと思います。
自然に囲まれた山が様々な表情を魅せてくれることを期待してます。
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この地にやってきて天候に左右される日々が続いています。
山は天候によって命も危ぶまれますし、星空も雲の出方次第ですし、天気予報のチェックはかなり細かくやってます。
前日は終日雨予報で友人とのたっぷり話し込んだあとに向かった先は十勝岳温泉登山口です。
ここからは主峰の十勝岳をはじめ、周辺のいくつかの頂を巡ることができます。
制覇済みの十勝岳、前日が終日雨でなかったら再チャレンジしましたが今回は縁がなかったということで。
今回は富良野岳や上富良野岳の周遊ルートに、余力があったら上ホロカメットク山もピストンしたいところ。
ネックは天候、午後2時台には雨雲が広がる予報。
ルートマップはこれです。
マップ左上の十勝岳温泉・凌雲閣をスタートにして、
上ホロ分岐で南西方向を目指し富良野岳をとらえます。
その後三峰山を通る尾根コースを進み上富良野岳に進みます。
ここで体力と天候により上ホロカメットク山のピストンを判断します。
そして上ホロ分岐を経て登山口に戻ります。
上ホロカメットク山まで含めると、無休の標準時間で8:10の行程。
登山口からの標高差は638mですが、上り下りが何度もあるため累積標高差は1125mとハード。
いくつかの選択肢があって途中の状況で選べるのがうれしい。
さて前の晩の到着が遅くなったことで朝は早起きできず、スタートは6:57と遅め。
この時点で駐車場は他に1台。
ということはヒグマを露払いしてくれる方がいないわけで、クマ鈴の重要性が増します。
前日にブロ友のたびいくひとさんから頂いたクマ鈴が活躍する場がやってきました(笑)
4つのクマ鈴をジャラジャラさせながら登山道に入ります。
入山届、、あ。今日はまだ誰も書いてない!
ここはヒクマに加え活火山の様子にも注意が必要。
朝陽が浮かびだす山岳の景色は神秘的です。
標高1274mの登山口の先は既に低層樹木、その中を進みます。
周辺にはナナカマドが朱い実をつけ山々は秋の準備が始まっています。
火山地帯ゆえ、過去の噴火の痕跡となる岩石が露出した沢周辺が主な登山道。
と、目の間にエゾシマリスが現れました。
少々にらめっこして逃げていきました。
これまで何度か走って逃げるようなエゾシマリスを見かけてたけど写真にお納まったのは初めて。
ちょっと考えたんです。
小型の望遠レンズを持ち歩いてるのに、なんで動物や鳥の写真が撮れないんだろうと。
たぶんクマ鈴が原因。
そりゃそうですよね、
野生動物を近づけないためですもの。
縦走路分岐です。
どなたか先に北方がザックをデポして富良野岳へ向かっているようです。
じゃあ、私もデポ。
あそこを登っていくのね。
10kgの負担が減り、脚は快適に動きます」。
富良野岳山頂(1912m)を制覇しました。
途中先行者に会ったので話を聞くと、彼は私とは逆回りのルートで上がってきたようです。
登山届はネットで提出済みだそうで。
昨日は雨で一日順延したのは同じ。
その雨の中、高校生の登山部が連泊の縦走をやって降りてきたそうで。
色々と勉強になります。
ザックを背負い、次は上富良野岳です。
尾根伝いの登山道が遠くまで見えます。
あの煙が十勝岳の山麓です。
低層の松はアカエゾマツです。
ところどころで鳥がついばんだ跡が見られました。
3つの小山が連続する三峰山。
背景の下界が富良野の街と思われます。
まだまだ尾根道が続きます。
こういう尾根道、見晴らしがよく天候が安定しているなら快適な山歩きになります。
やってきました、上富良野岳山頂(1893m)。
登山口からダイレクトに来れば2時間弱だけれど。
ここではアラ古希風のご夫婦とお話しました。
かみさんを連れて来るにはこのくらいのイージーな場所がよさそうです。
時刻を見ると11:24。
少し早めに進んでいます。
天気予報はやはり14時台は降りそう。
行程に余裕がありそうなので、上ホロカメットク山にも行くことにしました。
片道30分の所が半分ほどの時間で到着。
上ホロカメットク山(1920m)山頂です。
東京からやって来てた男性3人組とお話します。
彼らはここから十勝岳を目指すか迷っていたようです。
さらに往復2時間、自分は天候を気にしているので十勝岳は勧めにくいとお伝えして引き上げました。
上富良野岳山頂も通過しぐんぐんと標高を下げます。
写真は撮らなかったけど途中結構の段数の階段が整備されてました。
下りでしたが滑るので慎重に。
上ホロ分岐まで来ました。
インバウンドのファミリー、小さい子供も頑張ってました。
はい、駐車場までに戻ってきました。
【登山の記録】
6:57登山口
7:38上ホロ分岐
8:42縦走路分岐(休憩13分)
9:15富良野岳山頂(1912m)
9:43縦走路分岐(休憩12分)
10:45三峰山
11:24上富良野岳 (1893m)
11:404 上ホロカメットク山(1920m)
11:53上富良野岳
12:45上ホロ分岐
13:26下山
後片付けしていると、先ほどの東京の男性3人組も降りてきました。
十勝岳はあきらめたようです。
なので少し下ったところにある『吹上温泉』(無料)の混浴をお勧めしました。
自分も真冬にわざわざ出かけたあの場所。
(北の国から、宮沢りえちゃんの入浴シーンが忘れられません)
温泉から出た頃にはザアザアと降り出しました。
天気見ながらの山、大事です。
この後に美瑛岳+美瑛富士方面の計画もありましたが、残された日数を勘案し、十勝平野側に回ろうと思います。この時点での天気予報は万全ですし。(でも翌朝大変!それは次回)
山的には隣の隣位ですが、登山口はかなり遠いんです。
テントを持ち運べるくらい体力があれば、連泊しながら縦走するのが良いのですが、、、
そこまでは無理、テント無いし、車があるし。
ということで登山口を移動しながらの縦走(もどき)がもともとの計画です。
日暮れ前に到着したかったけど。。
雨降る未舗装道を夜に2~30キロも走るような山奥。
そこで車に泊まる。。。
めったにできない経験ですけどね。
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