2025夏 北海道で里山生活 16日目 リベンジ、秘湯を目指す旭岳 | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

 2025夏 4日目 (25/08/18)

 

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北海道まで出かけてきます。

山歩と星観 と撮影を楽しもうかと。

暑い時期ですから、標高を上げて涼しい山に籠ろうと思います。

自然に囲まれた山が様々な表情を魅せてくれることを期待してます。

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報道では東京ではこの夏一番暑い日に並ぶ37℃を記録したとニュースで見ました。
そんな中、自分は山歩(さんぽ)中に低体温症に陥りそうになったのです。
体感気温は0℃を下回ったかも?



今日は旭岳界隈を歩いてきました。
ご存じ、旭岳は北海道の最高峰、標高2291m、百名山の一つです。

旭岳を目指すのは3回目。

1回目は四半世紀前に家族を連れて初めてに北海道へやってきたときに、到着した翌朝から登りました。レムの北海道詣での始まりの地(笑)。子たち全員が小学生だったかな。家族全員でまずは最高峰からと。今思えば結構無謀な計画でしたが無事登頂しました。

2回目はかみさんと10年以上前に再訪問。その時は旭岳山頂からさらに向こう側へ降りてぐるっと周遊する計画でした。実際に向こう側に降り始めると雲行きが怪しくなってきて急いで引き返して下山。登山口に戻り5分もたたないうちに豪雨となったのでした。


ということで3回目の今回はその旭岳周遊ルートをリベンジします。

コースはこれ。

左下の姿見駅まで山麓からロープウエイで上がります。
そして中央下の旭岳山頂まで標高差600mを一気に登ります。
山頂を通過し手向こう側に一旦降り、間宮岳を通過、余力があれば中岳分岐から右上方向30分ほど登って中岳を目指す。


そして中岳分岐から今度は中岳温泉へ。
この中岳温泉がある意味今回のメインイベントです。
そして裾合平の湿地帯を歩きて姿見駅まで。


ちなみに歩く起伏はこんな感じで


最初一気に登り、あとはなだらかに降りていく感じです。


前回同様、ロープウエイの駐車場で前泊の予定でしたが、24年から駐車場は夜間閉鎖にしたようです。
(登山に関係ない車中泊&長期滞在が激増したらしく、道の駅でのモラル以上に深刻)

5-600mほど下ったところに青少年野営場併設の駐車場とトイレが登山者用に解放されているとの情報。
移動して前泊します。

同業者10台を越えてました。


5時起床、準備して徒歩でロープウエイ駅まで登ります。
始発6:30の10分前に列に12番目に並びます。

ロープウエイは一気に高度を上げてくれますから高い山を目指すときの大きな助け。

気持ちかが高まるシーン。


標高1600mの姿見駅から。


気温は10.9℃。
ということは2291mの山頂は4.2℃程度下がって6.7℃でしょうか。
今回の旅では最低気温5~6℃を事前に想定。
衣類も冬用を準備してきてますので。

6:50登山開始。
さすが活火山、ところどころ硫黄臭の蒸気が吹きあがってます。


旭岳山頂まではまっすぐにひたすら登り道。


土手の階段上りトレーニング35往復分相当。
違いは足元がゴロゴロとして不安定なことです。
とりあえず山頂は見えますが、、雲も上がりまじめてます。

2/3ほど登って、振り返ると雄大な風景が遠くまで。


ただ、風が強く身体に刺さります。


ザックからヤッケを出して着込みます。

想定時間2:10のところ1:30で登頂。

案の定のガスが深く風が強い。

休憩してますと10分と経たないうちに体が冷え、悪寒を感じ急に震えが出始めました
体感気温は風速1mで1℃下がると言いますから、
姿見駅で予想した山頂気温7℃は風速7mで体感気温0℃、実際はどれくらいだったか?


ザックの中から、登山用の長ズボンとインナーウエアを出して着込みます。
(さらにダウンの上下+カッパ+ホッカイロも持ってきてます)

とりあえず大丈夫そうです



さて天候が万全でない中、道に迷いそうで先に進むか躊躇します。
道迷いはすでに遭難ですから。
3/4くらいの人はピストン(同じ道を降りる)していきます。

数組が向こう側の霧の中のルートに消えていきました。
他の登山者が前後にいれば、単独で歩くよりは安心できます。
先に進みましょう。


最初は足元が悪い砂状の急斜面を下ります。

そりゃ寒いはずです。
残雪も見えます。

北海道で標高2300mは本州で3000m級以上に相当しますからね。


少し下がると道は平たんになります。


先行者3組5人が見えます。
後ろにいたはずの2組は見えません。引き返したかな。
前に追いついて真ん中に入りましょうか。

若干登り、第2ピークの間宮岳。


さらに30分ほど進み、中岳への分岐に来ました。
ガスってます。


先行者は中岳にはいかないようです。
単独で向かうか?

無理はしない方がいいですね。
中岳登頂はまたの機会で。


標高1900mくらいまで下がると視界も開けてきました。

視野は広がれば安心できます。

見えてきました、今回のメインイベント会場。

沢の流れの中にあります。


到着。秘湯中の秘湯、中岳温泉です。標高1800mです。

今日は足湯バージョンのようです。


流れ出す熱湯と沢の水が交わって微妙な湯加減が保たれています。


登山者が石で水量を調節してるらしい。


増水すると湯舟の形や深さが変化する温泉。
付近にはどなたかが置いて行かれたスコップがあります。
湯舟の底を掘って水深を深くすると全身で入ることもできるとか。

他の人もいますから今回は作業をやめました。


さらに標高1700mを下げて裾合平まで来ました。


 

湿地帯ですので木道が整備されて、、、え木道?

古い木道を取り外しつつ、側溝等で使われる金属製のグレーチングで登山者が歩く道を整備工事中です。
合理的といえば合理的ですけど、風情がなくなりますよね。。。

夏の高山植物たちが咲き乱れてます。

紫はイワギキョウです。これはすぐにわかった。他数種類、調査中。

鏡池まで戻ってきましたここから先は一般コース、登山コースは終わりです。
姿見駅まで戻り、登山終了。

【今回の記録】
6:20 山麓駅
6:50 姿見駅から登山開始(標高1600m)
7:29 P6ポイント(標高1835m)
7:57 P8ポイント(標高2065m)、ヤッケ羽織る
8:18 P9ポイント(標高2196m)
8:30 旭岳山頂(標高2291) 休憩24分
9:59 間宮岳(標高2185m)
10:12 中岳分岐 
10:40 中岳温泉 休憩32分
11:44 裾合平分岐 P13ポイント(標高1690m)
12:47 姿見駅到着
13:10 山麓駅
累計登り954m、距離11.5km
標準タイム(無休)6:50のところ5:57で走破。



下山後はお目当ての温泉へ・・ありゃ月曜休み?
を3回繰り返す(泣)


東川で洗濯&休憩後、美瑛へ。

 

美瑛、親子の木。

美瑛の本来の美しさは写真家・前田真三によって1971年に発見されました。

前田は居をここに移し、生涯にわたって美瑛の風景を撮り続け写真集として発表します。

 

自分もその魅力に何度もこの地を通うっている一人ですが、近年の美瑛の変化には落胆してます。

 

美瑛には三愛の丘とか、新栄の丘とか、ぜるぶの丘とか、人為的に作られた観光向けの丘が増えてます。

ここに群がる人々は美瑛の本質を知りません。

 

一方で本来の名所であるはずの木々の伐採が相次いでます。

今年年初はセブンスターの木に隣接する白樺並木の伐採がニュースとなりました。

とても残念。

 

時期をずらしつつ何度か通ってまだ残っている本来の姿を探しています。

今回も時間をずらしてトライしましたが、、、

美瑛の星空、、、いや夜の空、場所はケンメリ、

残念。

また来ましょう。

上富良野のフラヌイ温泉に入り、4-5回目の峠の定泊地へ。

 

 

 

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