【山活】日光の世界遺産のご神体に挑む | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

夏休みの初っ端、8/10に歩いてきました。

 

日光といえば徳川家康が祀られた東照宮を始めたした世界遺産の数々が有名です。

その世界遺産の構成資産は大きく三つ。

東照宮と輪王寺、そして二荒山神社。

このうち一番古い二荒山神社は1300年前の開祖。

ご神体の男体山や周辺の山々、日光華厳の滝やいろは坂などを境内として所有しています。

 

二荒山神社は『ふたらさんじんじゃ』と読みます。

(宇都宮市内に同じ漢字の神社がありますが読み方も運営も別です)

二荒山を音読みすると『ニッコウ』、つまり日光の語源でもあります。

 

今回はそのご神体の男体山に登頂し、風景を楽しもうと思います。

 

一般の方が訪れる二荒山神社は、日光市山内地区、東照宮や輪王寺の並びにあります。

今回目指すのは山内地区から30分ほど走っていろは坂を上った中禅寺湖湖畔にある二荒山神社・中宮祠が登山口。

山登りする男体山の頂上にあるのが奥宮となります。

 

ここは以前から狙っていたのですが、如何せん山登りとしてはハードでこれまで見送ってきました。

コースマップを見てください。

登山口の二荒山神社・中宮祠は標高1280m、男体山の標高は2480m。

ここをマップのようにほぼ直線上に登ります。

この2地点の標高差は1200m、直線で約2kmですから平均斜度は30°にもなります。

実際には等高線は四合目までは間隔が広く緩やかな昇り、四合目から八合目までは急峻、最後は緩やかなコースとなります。

 

 

当初計画は8/11(山の日)の予定でしたが、台風接近の心配から一日前倒しにしました。

 

8/9(金)に在宅勤務が終わった後に準備して出発。

 

日光界隈での仮眠は県営駐車場をよく利用しています。

が、、、

県営駐車場はこれまで一部を除いて無料でしたが、この4月から全部有料化。

なので今回は登山口の駐車場にダイレクトに向かいました。

 

朝5時に起きますと登山口前の駐車場はほとんど埋まってます。

多くはシェードをセットしてますので、仮眠組でしょう。

 

 

こちらが登山口になります。

開門の6時前になると人が集まり出しました。

ちなみに入山は12時まで。

標準的には往復7時間のコースなので入山時間が決められてます。

 

門をくぐってすぐの机には入山届の机が用意され、必要事項を書き込んで入山料¥1000と一緒に社務所に提出します。

 

社務所では、男体山登拝のお守りを手渡されます。その際神主さんも何なら口ずさんで祈ってくれました。

奥手に見えるのが登山口の鳥居です。

 

アップします。

この鳥居をくぐっていざ出発。

 

朝6時だというのに、皆さん元気よく一斉にスタートです。

1合目の東屋までは石段が整備されてます。

 

さすが神の山、厳かさが漂う森林の中は暑さ知らずです。

 

3合目までは中斜度の山肌が続きますが、如何せん直線的な上り坂は辛いです。

正直に言いましてトップグループの登り速度からは脱落しました。

 

理由の一つには、登るだけが目的ではありませんので。

時々振り返っては、中禅寺湖の風景を楽しんだり、、

 

コースの脇に咲く花々を楽しんだり、、

そんな道草も多いので((笑)

 

三合目からは工事用の林道(車道)を歩きまして四合目にやってきました。

ここまで10分ほど休んで、四合目から八合目までの急斜面に挑みます。

 

ここは五合目、写真に見えるのは避難小屋です。

 

そしてこちらは六合目。

丸太を使って整備されていたコースの一部が崩落しています。

右手から周り込んで、使えるコース部分を左側へと横切りました。

 

更にコースは急斜面となり、こんな岩場をよじ登っていきます。

こうしたハードな登り方こそが山登り、トレッキングとか山歩きとは大きく違うところです。

 

でもね。

こうした急峻な場所(崖)を登るとその上には視界が開ける場所が必ずあります。

今回もほらね。

 

七合目まで来ました。

目印の前に咲くマルバダケブキ(丸葉岳蕗)、平地に咲くツワブキににてますね。

 

八合目には瀧尾神社があります。

もうかなり疲労困憊でして、小さな社殿の写真を撮り忘れてました。

急峻なコースですれ違いも難しいほどでとても八合目では休めません。

 

しかし瀧尾神社を過ぎてしばらく進むと斜度が徐々に緩くなり、諦めかけた登頂に期待が再来。

 

九合目には数人休めるスペースがありましたが満席で。

 

森林限界を抜けると一気に空が広がります。

もう一息と言い聞かせて、最後の力を振り絞って、、

 

登頂しました。

二荒山神社の山頂の奥宮です。

 

ホントの山頂はここから100Mほど半れた場所のあそこです。

何やら人が立ってる脇にうっすらと移ってるあれは?

 

近づいてみます。

岩に大太刀が突き刺さってます。

 

この大太刀はステンレス製で2012年の秋に奉納されたようです。

それ以前は鉄製の大太刀だったようですが、設置から100年を越えて錆びて折れたとか。。

ちなみに二荒山神社の3本の神刀の一つ国宝・祢々切丸(ねねきりまる)は刀身が3M越えの大太刀で、日本最大級・最重量級の日本刀。ソースはここココ

 

 

ガスが出てて頂上からの景観は十分ではないですが、、

右手は良く歩く戦場ヶ原や仮眠する赤沼駐車場が見下ろせます。

左手は一段下がった中禅寺湖。

この界隈、秋も良い風景が見れる地域なので、再登頂してみたいと思います。

 

ということで、十分に休憩して下山を開始。

登る時は必死でしたが、こうして見下ろすと随分な所を登ってきたものです。

同一コースなので途中を省きますけど。

 

登頂口まで戻ると13時ちょうど。

標準的なペースだったようです。

 

こちらには登拝者の記録が掲載されてます。

あの過酷なコースを1223回も登拝!?

 

帰りに社務所で聞きますと、こうした登拝記録は『自己申告』なんですって。

神様を前に嘘はいかんということです。

トップの方は40過ぎに登り始めて40年かけてこの記録を打ち立てたとか。

 

そういえば、自分が7合目まで登った頃に先頭グループの方々が数名降りてきました。

スタートは同じ開門時間6時ですので彼らのペースは2倍?

その内の唯一の女性とは、レムが7合目辺りに降りてきたところで再度すれ違い、3合目まで降りてきた時に抜かれました。

話しかけてみるとこの日は2往復のつもりでやって来たそうです。ビックリです。

 

そうしたヘビークライマー用に、冒頭の入山料¥1000に代えて¥3000の年間フリーパスが用意されてるそうな。

 

 

さて無事に登拝を終えたレムは、一休み。冷蔵庫で良く冷えてます。もちろんノンアル。

 

もうね、疲労困憊で運転して帰る体力はありません。

仮眠しますが、よく使う赤沼県営駐車場、山頂から見えた場所ですが、

あそこもこの春から有料になってしまいまして。

 

代えて、別の停泊地に移動。(あ、その前に温泉にね)

早々に寝入りました。

夜中に起きますと天の川が出てましてビックリ。

予報ではアウトだったのですが。。

久々にシロクマ号とのコラボ。

30分ほどで雲に覆われてしましましたけどね。

これも男体山の神様のご利益でしょうかねえ。

 

 

【記録】

06時00分スタート 縦上り、皆速い、疲弊

三合目からはアルファルト

06時59分四合目 鳥居  

09時15分 9合目

09時38分 登頂

10時25分下山開始

11時42分6合目 ここから手すり

12時08分4合目休憩

13時10分戻り

 

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