娘の幸せと親父の拳  ~奪ってゆく君を・・・ | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

実は、昨年長女が結婚しました。

我が家の重大ニュース2021のTOP3に入るようなお話なんですが、

昨年後半は結婚に対するいろんな風潮があってブログで切り出すタイミングを逸してました。

 

もう何年も前に同棲生活が始まり、先方の親とも顔合わせして、双方の葬祭にも参列するなど実質的に二人の生活は始まってました。

 

ゆえに親としての新鮮味はあまりないものの、愛娘の幸せをずっと思ってきた親父としての思いはそれなりにありまして。

 

下記の記事は、昨年夏に執筆して秋に加筆しましたが、公開できずにいたものです。

 

お読みいただけたら幸いです。

 

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奪ってゆく君を殴らせろと言った…

 

『親父の一番長い日』の一節です。

 

この曲は、さだまさしが1979年10月に発表しました。

 

ある女性の誕生から結婚までの人生と、娘の成長に一喜一憂する父親の姿を、女性の兄の目線から捉えた歌詞は12分を越える曲となりました。

 

歌詞

 

曲のクライマックスで

ある日ひとりの若い男性が来て、

娘さんを僕に下さいと言います。

 

父親は言葉を失い娘を育ててきた日々を回想します。

 

しかし、目の前に座る娘がキレイになったことに気づきます。

 

込み上げる複雑な想いに大声を張り上げます。

 

わかった娘はくれてやる、

代わりに奪っていく君を殴らせろ、と。

 

 

愛娘に対する父親の気持ちが溢れてきます。

 

自分にもそんな日が来るのだろうか。。。

 

 

7年前に小柄な娘が連れてきた彼は娘の倍の体格で、自分より大きい。

 

殴り合ったら負けそうでした。

 

まだ当時学生だった二人は自立した生活に程遠かったのですが、良いお友達だったか将来を誓い合ってたかはわかりませんでした。

 

ただし、しっかりと自身の夢や目標を語る彼には好感が持てました。

 

 

 

ふたりとも就職に手こずり、中々将来設計が見えませんでした。

 

気がつくと、娘は彼のところへ転がり込んでまして、なし崩し的かなあと拳を眺めてました。

 

 

そして、二人は資格を取ってやっと就職まで漕ぎ着けました。

 

そろそろかなあと拳を鍛え直し始めました。

 

しかし近年は互いの身内の不幸が重なり、加えてコロナ騒ぎもあってタイミングを完全に見失いました。

 

 

また、働き始めた娘自身も名前が変わることに抵抗があったようでした。

 

何度か記事にした夫婦別姓判決の行方も、娘も気にしてたと言います。(笑)

(でも結局、昨年6月の最高裁の裁判で諦めたらしい)

 

 

夏のとある日に、二人がやって来ました。

 

名前が変わる書面にサインをくださいと。

 

あれ〜〜殴るはずの拳がペンを握り、サインしてます(笑)

 

 

もう殴る必要なんてありません。

 

ここまでの7年間、二人で励ましあい夢に向かって邁進してきた様子を知ってます。

 

二人揃って成長する姿を見てきました。

 

目の前に座る二人は初めてやってきた時とは比べ物にならないほど凛々しくに見えました。

 

お店での外食が憚れる時期でしたので、お祝い御膳の仕出しで乾杯をしました。

 

 

これまでと同じく、ウチから徒歩圏に住むようですし、

 

お野菜やお米を二人の元に運ぶ際にこの拳を役立てましょう

 

(あ、そうそう、ウチには娘はもう一人いますので、まだまだ鍛えておかなくちゃ笑;)

 

 

【追伸】

晩秋の大安の日、スタジオ撮影に立ち会いました。

式、やるのかなあ?

 

------ここまで---------------------------------

 

元旦に二人でやってきまして、新年会をやりました。

 

式は春にやれるか?

 

前撮りで親父は娘の花嫁姿を見れてもう満足してますよ。

 

それよりもちびちゃんの顔が見たいけど、せかすような事とは言えません。

仕事がわかってきて面白いようだけど、のんびりしてたらマルコーですよ、なんて言えません。

 

ああ、やはり娘が遠くなってしまった(笑)

 

 

 

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