ショーで夢みる車たち その2 | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

キャンカーの概要はネットでもわかります。
いろんなビルダーさんのホームページを見て回りましたが、
どれも似たような感じがしてます。
ビルダーさんってコンセプトでキャンカーを作っているのかを知りたくて
ジャパンキャンカーショーに行ってきました。
 
■間取りの不思議 
ホームページで間取りが気になりました。
 
理想としている間取りは運転席(助手席)のすぐ後ろに食の設備はあること。
 
理由は、リビング(食)とベッドスペース(寝)を分離させたいことと、購入した食品をベッドスペース(寝)を横切らせたくないことです。
 
するとスライドドアの近くに食の設備を配置する必要があります。
 
リンエイ社ではこのような間取りのバカンチェス・プライムLがあります。
 
 

これ見て不思議に思いました。
冷蔵庫と電子レンジはありますが、シンクはどこ?
まさか右後ろ?
 
ショーで確認です。

後ろから見ると就寝スペースがとても広いです。
 
でもまさか。。。

ビンゴです。やがり右後方にありました。
この木の蓋の下にシンクが。
 
『動線が悪いんじゃないですか?』と聞きますと
『キャンカーで調理する人って少ないんですよ。
冷蔵庫で保管して電子レンジで温める人が断然多い』
だそうです。
 
『じゃあ、シンク、要りませんね』
『8ナンバー(特殊車両)登録するにはシンクが必要なので目立たないところにくっつけておきます』
 
なんと、規制に合致させるために、不要なシンクを、、、びっくり。
 
 
■乗車定員の不思議  
 
現在のセレナは定員8名。
車中泊モードでヘッドレストを外していたところ、
ヘッドレストがないと座席の保安基準で車検が通らないとディーラーで言われました。
乗車用の椅子も保安基準が細かく設定されているはずです。
 
上記のバカンチェス・プライムLはしっかりした2ndシートがあって4人乗車。
 
ですがキャンカーの場合は不思議な車があります。
例えばビュークル社 ハウエル。
 

 
これで6人乗車だそうです。
4人分の椅子はどうなっているのでしょう?
 
ショーで確認です。
リア側から見たベッドモードです。
畳み2枚分ほどの広さがあります。

 
ここから走行モードに戻してもらいます。

 
なるほど。金属の支柱で支えているのですね。
この支柱は椅子の下の箱に収納できるようです。
(これくらいは作れそうと思いますが、口にはしません)
 
そして走行モードになりました。

 
左右の椅子に二人ずつ腰かけて走行するそうです。
ここには写ってませんが、椅子の下に2点式のシートベルトが4人分用意されてました。
 
この椅子は箱の上にマットが載っている構造。
背もたれはマジックテープで壁にくっつきます。
なんとシンプルな。
 
 
■キャンカーの乗車座席はシンプルだ
 
座席の保安基準はどうなっているのでしょう?
ネットで調べますと保安基準が出てきます。
 
一部抜粋しますと。
---------------------------------
ただし次に掲げる座席に適用しない
・・・
(2)容易に折りたたむことができる座席で、(中略)座席の用に共にする床面以外に設けられるもの
・・・
(4)横向きに備えられた座席
---------------------------------
 
そうですか。
横向き座席には適用されず、シンプルで良いわけですね。
 
ちなみに横向き座席は、5ナンバー、3ナンバー、4ナンバーなどでは2017年までに禁止されています。
大型のバスと8ナンバー特殊車両(キャンカー)のみ認められています。
 
横向きでないキャンカーの座席はたぶん(2)の除外規定なのでしょう。

床だけでなく壁にも固定されて、折りたためる補助的な椅子で
保安基準で考えなくても良いのでしょうか?
 
ということは、キャンカーの椅子は、一般乗用車に比べて柔く、
もしもの時に乗員を守ってくれないということですか?
 

 疑問が増えてしまいました。

 
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