【新栽培法】ジャガイモの中盛平畝栽培法について | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

 中盛平畝栽培法ってご存知でしょうか?

 

知らなくても大丈夫。自分が勝手に命名しただけです。

 

昨年思い付きでやってみて上手く行った方法です。

 

ホントにこんな栽培法があるかは知りません。

 

 

3月第1週末になりジャガイモの定植の時期がやってきました。

 

2週間前に入手したタネイモ。

左からさやあかね、とかちこがね、きたあかり。

 

芽出しをしようとプラトレイに入れて日のあたる屋内に2週間放置しました。

しかし人が住まないファームは屋内が寒く、十分には芽が出てません。

 

天気予報だと今週は12~15℃と比較的暖かそうなので、植えてしまいましょう。

 

カミさんが裁断します。

教科書には40~50g位に切るとされ、例年おおよそそのくらいに切っていました。

 

しかし、地元半農家の先輩はそんなに大きくなく、芽の部分があればピンポン玉サイズでもOKだと教えてくれました。

おおよそ25~30gという感じです。

 

切口には草木灰を。

根菜類の追肥用に買った大袋があるのでたっぷりかけましょう。

 

 

組織図てレム独自開発の中盛平畝。

(施肥と耕耘は先月済ませてあります)

 

通常の平畝の上の中央部に高植のように土を盛っています。

 

この盛土の両側に定植をします。

株間は教科書通りの30cm、それと今年は面積収穫量を増やす実験で26cmの2種類でいきましょう。

ちなみにペグは20年前子供たちと出かけたキャンプでテントについていたものです。

 

今年のジャガイモはM9エリアとM10エリア。

タネイモが余ったのでM6エリアの隅っこにも植えておきましょう

M6エリアはスイカを予定していますが、

ジャガイモが収穫される6月上旬までは、スイカも伸びてないので大丈夫でしょう(笑い)

 

 

 

さて中盛平畝栽培法は何を狙ったものかを説明します。

 

目的は土寄せを簡素化することです。

 

 

ジャガイモは土寄せを必要とします。

不安定な根本を補強するだけなら添え木でも十分。

 

でもご存知のようにジャガイモは芋が太陽に振れると緑色になり、

有害成分のソラニンは増えてしまうので土寄せをしっかり行う必要があります。

 


代替方法には黒マルチで土を覆う方法が知られています

ウチも黒マルチ栽培を2017年に実施しましたが、
マルチが太陽熱を吸収して土の温度が高まり芋の育成が悪くなってしまいました。

ネットで見ると、黒マルチ栽培ではGWを過ぎたら外した方が良いとの意見もありました。

 

土寄せに戻すにあたり、寄せる土の確保と寄せる回数の削減を工夫したのが中盛平畝栽培法です。

 

土寄せ用の土を、平畝の中央に盛り上げます。
そして上段の図の緑の↓(間隔約50-60cm)の位置に穴を開け種いもを定植します。

 

 

 

こうすると芽が出た芋が成長するにつれて、中央の盛土が自然に崩れて、芋の茎の根本を覆っていきます。

 

ある程度崩れた後は、左右の通路(45cm)側から三角ホーで土を引き寄せて土寄せすればいい。

昨年この土寄せは1度だけで済みました。

 

 

週末だけの菜園作業なので、自動的に土寄せが進むこの方法は便利です。

特に閑散期の2月~3月初に畝を作っておけば、菜園作業が本格化する4月~5月のジャガイモの世話を手抜きできます。

 

 

朝ドラの萬平さんのように特許を取りましょうか(笑)


 
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