鞐(こはぜ)は、
足袋や脚絆、
書物の帙を留めるための小さな金具のこと。
現代ではあまり見かけませんが、
僕は祖父が履いていた地下足袋を通して初めて
「こはぜ」を知りました。
足首の後ろでカチッと留まるあの金具の感触と形が、
今でも記憶に残っています。
名前として耳にすることはほとんどなく、
日常では忘れられがちな存在。
でも一度知ると、
「こんな字があるんだ」と心が弾む——
そんな小さな驚きを与えてくれる一字です。
篆刻制作ノート
- 課題としての革パーツの表現: 革の質感やパーツのバランスを石の上に落とし込むのが難しく、特に前側の欠けが残りやすかったです。上下のまとまりは出せたものの、前面の欠けで枠線がすっと引けなかった場面がありました。
- 味として受け止める: それでも、欠けや歪みが「味」になるのが篆刻の面白さ。予定通りにいかない部分が、逆に作品の個性をつくります。
- 道具探しの小さな旅: 青田石の6mm角を手に入れたいのですが、これは実物を見て選ばないと満足できず、在庫探しの旅はまだ続行中です。
小さな金具から広がる記憶と、
石に刻む試行錯誤。
そんな日常の断片を、
鞐という字が静かに結んでくれました。
・作品情報
- 印影:
- サイズ:6mm、白文
- 書体:金文風
- 動画:
- 通販サイト:「繪驗房」音型の通販サイト
生成AIさんにイメージを作ってもらいました。






















