2年ほど前に、6歳の娘に初めて英検を受けさせてあっさり受かったのでこんな記事を書きました。

 

 

英検5級で妄想

 

それから約2年・・・現在準2級まで合格。試験対策は何もしていなかったのですが、3級で筆記が追加された時に「単語が一つ意味が分からなかった」と言って白紙提出して0点、不合格という事件が起き、筆記は事前に数回練習することに。シンガポールでは2級までしか受けられないということなので、あと1回で趣味の受験も終了です。


ちなみに、自分が1度も受けた事が無い英検をある意味趣味で子供に受けさせていた訳ですが、試験会場で出会った友人と話したところ、英検は大学受験や留学に役に立つんだよ!と聞き調べたところ驚愕(https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/)。てっきり日本のドメ資格とばかり思っていたら青学、学習院含め海外でも英検を参照してくれる大学が沢山あるではありませんか。

 

娘がこれらのメリットを使える機会は無さそうですが、歴史ある英検の実力を初めて知って見直したのでした。

 

最近、本当に全く現金を使わなくなりました。

 

これはホリエモンのように日本で無理矢理キャッシュレスじゃなきゃダメでしょ?とやってるわけではなくて、本当にこの2−3年で自然にキャッシュレスになって行ったのです(それでも周りの人よりも早いかもしれませんが)。そして今はほぼ完全にカードレスに移行しました。なので、その軌跡を備忘録までに記しておこうと思います。

 

1. まずはクレカ。クレジットカードカード払いが簡単なシンガポール

 

シンガポールは少額でもクレジットカード払いを躊躇う人も嫌がる店もありません。これは韓国や豪州といった他の先進国でも同様で、この点を持ってホリエモンなどは店の意識が遅れている、クレカonlyにすれば現金管理のコストも無くせるなどと言っていますが、ポイントはそこではありません。日本は店にチャージされるクレカ使用料が異常に高く政府の上限規制も緩いため店が嫌がるのは当然です。ここにメスが入らないと、少額決済に中々使われていかないでしょう。

 

またPay Waveと言ってコンタクトレスでSuicaやEdyのようにクレカを使えるのも手軽ですので、まずクレカが使えるものは全部クレカで(時間がかかるので急ぐ時は現金)となりました。またタクシーは別途7-10%をクレカ手数料で乗っけてくるため、ここは現金でした。なので当然この頃はクレカと現金の入る財布を持ち歩いておりました。

 

 

2. Apple Payキャンペーン始まる。カードレスは可能だが…

 

iPhone 7からはApple Payが使えますが、正直メリットがよくわからず(恒常的に財布を持っているので)うまく使えなかった場合も嫌なので登録しなかったのですが、マイルやポイントが何倍にもつくなどのキャンペーンに乗りApple Payを使い始めました。こうやって慣れさせるのが重要なんだということは後述のGrab Payなどの時にも感じました。

 

これで、クレジットカードはカードレスになったはずなのですが、現金、NETs(日本で流行らなかったDebit Cardに当たるサービス)オンリーも多いし、出張時の両替や現金引出して銀行カードも必要、友人との飲みの清算もカードを複数出して店側で割ってもらうことも当たり前のシンガポールでは引続きカードも持ちあるいていたのでした。

 

 

3. Paylah/PayNowが普及し始める

 

この辺から2020年現在の日本がキャッチアップしていない部分が出てくるでしょうか。このPaylah/PayNowというのは、銀行が提供するウォレットサービスです。アプリ上で銀行口座と紐づいたバーチャルなウォレットに資金をTop Upして、その資金を店頭でのQRコード決済や他のアプリ保有者への送金を無料で行えるというもの。

 

手数料が安いのか急速に店頭で普及、そして課題のタクシーでもPaylah QR決済が可能なため、遂に私のタクシーはQRコード決済へと移行しました。また友人や同僚などと食事に行くと、一人が代表で支払い、その場でPaylah/PayNowで振り込むということが常識になりました。電話番号さえ入れれば送金できてしまうので、初めて会った人であっても問題なくいけます。

 

 

4. Grab Pay登場そしてFave

 

Grab Payは日本のPayPayのモデルと見た目は一緒です。QRコードで店頭決済ができて、Grab CarやGrab Foodなどと一体のスーパーアプリ"Grab"として使えるウォレットです。凄まじいキャンペーンと、裏で紐付けたクレカのマイルやポイントとGrabポイント1~2.5%がダブルで取れるため一気に普及しました。特に飲食店で使うと高ポイントという仕組み。

 

ローカルのマッサージ屋が導入したので店主のオヤジに聞いたところ、なんと店側の手数料がゼロとのこと。ただし入金までに1−2日待たなくてはならない。この間寝ている資金の利息で手数料分を稼ぐモデル。ゼロ金利の日本では取れないビジネスモデルでしょう。更に驚くのがこの更に上に乗せてくるFaveというサービス。使うと主に飲食店で2~10%のクーポンがチャージされ、次回以降使えます。一発で10%クーポンをFaveで取り、Grabで2.5%のポイントを溜め、更にクレカで1.2xのマイルを貯められました。

 

5. 更にSimplyGoとNETS Payと

 

コロナ前までは毎日通勤に使っていたのがEz Link Card。日本で言えばSuica/Pasmoです。日本ではオートチャージで便利でした。これを直接クレカから支払えるサービスがSimplyGo。別途のカード作成不要でクレカを登録すればそのクレカがSuicaになってくれるという訳です。Apple Payと組み合わせることで携帯で電車改札が通れます。日本でもSuica+Apple Payでできますね。違いはこの"Suica"というプロセスが無くクレカ直結なところです。日本ではSuica皆持ってますから一般人にはどうでもいいでしょうが。

 

そして前述のNETS。銀行カードが必要かつコンタクトレスでは無かったため、現金を持たずとも銀行カードは必要でした。それを不要にしたアプリがNETS Pay。これで遂に、完全現金オンリー!という店(もはやほとんど存在しない)以外は携帯だけで買い物ができる状態に到達しました。コロナ前は海外出張でよくしていた空港での両替もこれで手続き可能。

 

 

6. そして銀行ATMが遂にQRコード対応

 

それでもなお、現金商売の店も少数あります。最早財布を持ち歩かない私には最後の天敵…。そこについ先週です。OCBC銀行はATMに備わるQRコードと専用アプリの導入で銀行カードを不要にしてしまいました。いざという時は携帯持ってATMで現金を下ろせば良くなりました。まだ全部の銀行ではありません、が、キャッチアップの非常に早いこの国、全銀行が導入する日も近いでしょう。

 

さて、ここまで来て私の子供時代からつけて来た「お小遣い帳」はゼロが並ぶことになりました。現金を下ろすことも使うこともほぼ無いからです。正直シンガポールの硬貨やお札が無くなることに全く抵抗感は無いのですが、何故か芸術の域にまで高められた日本の紙幣が無くなるのには寂しさを覚えます。全てが携帯に表示される数字だけになってしまうなんて…。

 

でも便利だから全部これになっちゃうと思うんですけどね。現場からは以上です。

 

私のiPhoneには100以上のアプリが常駐してますが、それはどこかで紹介があったり知ったりすると取り敢えず入れちゃうからです。また、分類だけしておいて消さないからで、本当に日々使うものはトップページ(画面)にあります。

 

しかしながら、ふと気がつきましたが、基本アプリの機能強化で全くもって不要になったアプリもあることに気がつきました。

以下は私のiPhoneアプリのリストラ記録です。

 

1. QRコードアプリ

 iPhoneデフォルトのカメラで出来るようになってました。「QRコード」他2アプリ、さようなら。

 

2. スキャナーアプリ

 結局DropboxのScan対応が素晴らしくこれ一択に。Cam Scaanner, JotNotなどご苦労様…と思ったら過去のScanした書類が取り出せない!!諦めるか…。

 

3. Office系アプリ

 かなり前ですがMicrosoftが無料にしてから不要になりましたね。Quickoffice Proなんかは昔使ったもんですが、老いた今となっては小さい画面で編集などする気にもなりません。

 

4. 遠隔TVアプリ

 海外で日本のTVを見るためには色々苦労しました。今はJPTVというサービスで年2万円ほど払って見てますが鑑賞頻度も低く更新を迷う。Slingboxは接触悪く、ガラポンTVはマンションのプロキシに阻まれ。国内のインフルエンサーに乗って散財しましたが、日本国内にいる人の意見はあてにならないと身にしみました。

 

5. ゲーム

 飽きたらさっさと削除。ハマりすぎたら泣く泣く削除。後者はDr. Marioですね。私の場合・・・。

 

逆に増えたのはチャットツール。Zoom, MS Teams, VooV (Tencent), Slack, Chatworkなどなど。

 

以上。

 

 

 

 

 

 

この映画は、そのまま今を予言したかのような映画だ。

監督も名監督スティーブン・ソダーバーグ、見応えがある。

 

 

しかし、まさか現実が映画を上回る展開になるとは監督も思っていなかっただろう。

世界中の主要都市がロックダウン、感染者と死者がリアルタイムでカウントダウンされていく世界。

ちょっと前なら完全にSFの世界だが、いまこれが現実になっているとは、恐ろしいものである。

 

Worldmeterより本日20時時点のスクリーンショットです。

 

この一覧では感染者数でソートしているので人口が多いほど数字も多くなる傾向もあると思いますが、私は一番右端にある100万人当りの死亡者数が、各国の状況の深刻さをより表していると思います。

 

勝手に分類しますと、主要国の状況が以下。 やはり欧州が深刻でアジアは比較して踏みとどまってる感じですが・・・。

 

イタリア 192

スペイン 175

------ 既に医療崩壊

ベルギー 61

オランダ 50

フランス 46

スイス  43

イラン、ルクセンブルク  35

イギリス 21

------ 医療崩壊寸前

ポルトガル、デンマーク  16

オーストリア、スウェーデン 14

アイルランド 11

アメリカ 10

------ 感染爆発開始

ドイツ  8

------ 踏みとどまってる

ギリシャ 4

韓国  3

中国、カナダ、トルコ、 2

------ アンダーコントロール(?)

日本  0.4

 

 

世界中でロックダウンや自宅待機が広がる中でもファンド創業者の金儲け意欲は衰えていないようです。

 

内容が専門的すぎて意味が分かりにくいかもしれませんが、不動産を担保にした民間の証券化金融商品を、政府保証の付いている商品と同様に政府のカネで買ってくれということです。理由は、投資会社が救済を受ければ、ホテルや小売業者、モール、のテナントや借り手の支払い猶予が可能になる、とのこと。

 

CMBS市場にFED介入を、SPVによる買い入れ提唱-バラック氏

 

コロニー・キャピタルの創業者で、同社の会長兼最高経営責任者(CEO)を務める資産家のトーマス・バラック氏は、米国の商業用不動産ローン担保証券(CMBS)価格のさらなる急落を防ぐため、マージンコール(証拠金請求)のモラトリアム(支払い猶予)と連邦準備制度による介入の必要性を訴えた。

  バラック氏は、オンラインプラットフォーム「ミディアム」に掲載した報告書で、「わが国の銀行セクターからの緊急の協力と支援を米国は必要としている」と指摘し、JPモルガン・チェースウェルズ・ファーゴなどの金融機関は、CMBS投資家に資金供与したレポ取引に関係する請求を猶予することで、市場の下降に歯止めをかけることができるとの考えを明らかにした。

  同氏は保険会社や資産運用会社、年金基金、銀行自体も保有する数兆ドル相当のCMBSが危険にさらされているとした上で、CMBSの投資会社が救済を受ければ、ホテルや小売業者、モール、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動停止で家賃の支払いや利払いに窮する他のテナントや借り手の支払い猶予が可能になると主張した。

  トランプ米大統領やムニューシン財務長官の長年の友人であるバラック氏は、27日に成立した2兆ドル(約215兆円)規模の大型経済対策の資金を活用し、米政府支援機関(GSE)の保証のないCMBSやレポ取引の担保を買い入れる特別目的会社(SPV)を連邦準備制度が設立することが望ましいとの立場を示した。

 

リーマンショック以降、アメリカ以外で消滅してしまったCMBSですが、復活したUSマーケットでも何やらまた一波乱ありそうです。公的資金をホテルや小売りで働く人たちのサポートに使うのはそうするべきだと思いますが、アメリカの投資会社にカネを渡してはそこに届く前に横取りされてしまいそうです。やらない方がいいですね。

 

Softbankも騒がしくなってきました。BloombergもSoftbank記事が受けがいいのか連発してます。

 

ソフトバンクG出資のワンウェブ、連邦破産法11条の適用申請 2020年3月28日 13:42 JST

ソフトバンクグループが出資する通信衛星ベンチャーのワンウェブが連邦破産法11条に基づく会社更生手続きを申請した。高いコスト負担や厳しい競争で資金繰り難に陥った。

  ニューヨーク州の米破産裁判所に提出された資料によると、負債と資産はそれぞれ10億ドル(約1080億円)余り。27日の発表資料によると、今年初めから新たな出資を求めて協議を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で市況が悪化したことから、物別れに終わった。

  ワンウェブは会社更生中に売却手続きを進める考えを示し、DIPファイナンス(事業再生融資)について協議中だと説明した。提出書類によると、同社は創設以来、ソフトバンクGやエアバス、クアルコムなどの出資者から約33億ドルを調達している。

 

ウィーワーク、さらに250人削減-経費カットの一環 2020年3月29日 11:20 JST

米ウィーワークは28日、数カ月にわたる経費カットの一環として人員削減を継続していることを明らかにした。

  事情に詳しい関係者2人によると、同社は26日に開発部門で250人前後を削減した。人事に関する内容を理由に匿名を条件に語った。同関係者の1人によると、削減は新型コロナウイルスの影響とは関連していないという。

  同社スポークスマンは発表資料で、「わが社は新たな戦略的計画の遂行を続けている。その結果、われわれは事業の優先事項を反映させるため、一部の機能とチームを再編している」と述べた。

 

孫正義氏、保有するソフトバンク株の40%相当を融資の担保に 2020年3月27日 23:38 JST

ソフトバンクグループの孫正義社長は過去2週間に、融資の担保として同社株式1010万株を追加で差し入れた。27日の規制当局への届け出で明らかになった。

  これで担保となっているソフトバンクG株は合計2億2700万株、約80億ドル(約8700億円)相当となる。これは孫氏が保有する同社株の約40%に相当する。同氏はソフトバンクG株の約27%を保有している。今回差し入れた株式の価値は、27日の終値に基づくと約3億6000万ドル相当になる。ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、孫氏の資産は120億ドル。担保となっている株式の価値はこれに含まれない。同氏の資産価値は今年、36億ドル減少している。

  ソフトバンクG広報担当の抜井武暁氏はコメントを控えた。孫氏の取引銀行はUBSグループや野村ホールディングスなど。

 

この他も米格付会社ムーディーズの格下げが気に入らないと言って格付けを取り下げるという強引な話もありました。

 

この先ソフトバンクはどうなるでしょう。個人的になんの利害関係もありませんが、常識で予想します。

 

1.WeWorkは破綻:コロナの影響でスタートアップ冬の時代に入り借り手が激減し長期定借で借りている家賃を払い切れません。スタッフを切っても焼け石に水。Softbankもこれ以上資金をつぎ込めず今年中には損切りするでしょう。

2.  OYOも破綻:ビジネスモデルはWework同様の又貸しの回転ビジネスなので、インドローカルビジネスとして生き残る可能性はあるものの、コロナによるロックダウンの衝撃と後遺症で資金が尽きてしまうのでは無いかと予想します。

3.ソフトバンク株価は1/100に:アリババ株を残して解体してしまうかもしれません。株価は底なしに落ちるでしょう。

4.しかし会社は生き残る:ITバブルを最後はヤフー株の価値一本で株価を1/1000にしても生き残った孫さん。絶対に力尽きることはありません。むしろSoftbankに貸し込んでいる日本のメガバンクが根をあげてサービスしてしまいそう。

 

しかし孫さんの胆力って一体どうなってるんでしょう。本当に凄い人です。

 

コロナでリストラ風が真っ先に吹くはずのウォール街でなんと反対の動きです。

 

ウォール街、人員削減凍結に動く-欧州銀に続きシティやモルガンSも 

2020年3月27日 14:21 JST

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-27/Q7TWU7DWX2PS01

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が市場を動揺させ、業績悪化の可能性から深刻な雇用喪失が金融業界でも懸念されているが、ウォール街の大手米銀が、行員らの不安払拭(ふっしょく)に動き始めた。

  新型コロナの危機的状況の下で、金融機関は政府や金融規制当局、中央銀行から過去に例のない支援を受ける見通しであり、人員整理が政治的によりデリケートな問題になったことも背景にある。

  米銀シティグループは、感染拡大の影響を受ける行員支援の一環として、予定していた人員削減を一時停止する。人事情報を理由に事情に詳しい関係者が匿名を条件に語った。

  モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)も26日の行員宛ての内部文書で、今年は基本的に人員を減らさない方針だと伝えた。米銀で最も多くの人員を雇用するウェルズ・ファーゴもこの日、「新たな解雇の着手を一時停止した」と発表した。

  欧州でも英銀HSBCホールディングスが最大3万5000人の削減を棚上げにする方向。ロイズ・バンキング・グループも780人前後を減らす計画を中止し、 2022年末までに1万8000人削減を目指す事業再編を進めるドイツ銀行も 合理化を一時停止すると26日の内部文書で行員に伝えた。ブルームバーグが内容を確認した。

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ちょっと前の雰囲気としてはこんな感じだったんですがね。一番ピンチに陥っているドイツ銀行はコレ。

 

ドイツ銀、英米豪で削減開始-厚い封筒抱え涙目で退出する行員ら 

2019年7月8日 22:53 JST 更新日時 2019年7月9日 9:53 JST

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-08/PUBRCR6K50XS01

 

ドイツ銀がアジアで早くも人員削減に着手、計画発表翌日に 

2019年7月8日 18:26 JST

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-08/PUBEXK6K50XU01

 

一見焼け太りのようにも見えますが、投資銀行モデルに限界がきているのはもう周知の事実。

どこも生き残りのためにコンシューマービジネスに舵を切っています。少し先に伸びたことは朗報ですが、マーケットで賭けをするだけのトレーディングなどの必要性は無くなって行くのでしょう。

 

久しぶりに当ブログを再開して、過去のアクセス数を見て気がつきました。このブログに辿り着く人に、不動産業界の話が大好きな人が多いと言う事を・・・。もはや12年前の2008年に書き連ねた分析記事に未だにアクセスが多くありました。

 

直近ではJ-REITの暴落とその戻しが記憶に新しいですが、2000年代前半に何が起きていたかは私のブログを「REIT」で検索してみてください。https://search.ameba.jp/search/entry/REIT.html?aid=dshi&p=1 いくつか記事を書いてます。

 

さて、そんな不動産トラブル大好きな読者の皆さんにお届けするのはこちら。Bloombergより。

インベスコ・モーゲージ、追い証請求応じられず-支払い猶予で交渉中

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-24/Q7P6YOT0AFB901

住宅ローン担保証券(MBS)に投資する米不動産投資信託(REIT)のインベスコ・モーゲージ・キャピタルは、追加証拠金(追い証)の請求に応じられなくなったと明らかにした。

  インベスコ・モーゲージは24日の発表資料で、前日受けた追い証請求に応じられなかったほか、近い将来に見込まれる追い証請求にも対応できない可能性が高いと説明した。関係先と支払い猶予について交渉しているという。

  新型コロナウイルス感染拡大の影響で、16兆ドル(約1775兆円)規模の米住宅ローン市場は大きな打撃を受けている。

  不動産投資家のトーマス・バラック氏は23日、米国の商業用不動産ローン担保証券(CMBS)市場が破綻の瀬戸際にあるとの認識を示し、借り手のデフォルト(債務不履行)回避に向け、銀行と政府が迅速に行動しなければ、壊滅的な経済的影響の「ドミノ効果」をもたらすと予想した

原題:Invesco Mortgage Capital Warns It Can’t Fund Margin Calls (1)(抜粋)

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このタイプのREITというのは日本に無いタイプの「モーゲージREIT」という奴なんですね。実物不動産に投資するのではなく、不動産証券化商品(RMBS, CMBS)に投資するREITです。US REITですと、他にMFAファイナンシャル、AGモーゲージ、ニューヨーク・モーゲージなんてのがあります。いずれも9割近い価格下落。

 

何が問題かというと、モーゲージREITは米連邦準備理事会(FRB)の無制限量的緩和(QE)の買い入れ対象に含まれていないから、支えが効かないと言う事で売られまくってます。もう、中央銀行が買ってくれないと売られちゃうって、どんなマーケットなんでしょう。しかしまぁ、レバレッジはもう解消できずどれも破綻するでしょう。

 

これが、一連の株式市場の暴落から不動産市場への飛び火の先鞭となり、株式市場から遅効性のある不動産市場の暴落への号砲となる事でしょう。。。

 

今日はなんだかクラクラして「コロナ疲れ」をおこしてしまった。

この世界の異常事態に、膨大な情報をついつい収集してしまい疲れてしまった。

 

こんな事を言っていられるシンガポールはかなりマシで、欧州はほとんどの国が国境封鎖、ロックダウンに入った。今日の小池知事の会見は「オーバーシュート」などのワーディング先行だったが必要な会見だった。そしてこれからの数日、東京都民とまた日本人の民度が試される数日となる。が、、、

 

海外から見ていると、日本はあまりに呑気すぎて、同じ日本人からみても「オリンピックのために情報隠しているから数字が低いのでは無いか?」という説が信じられるほど危機感が薄く見えた。正直、友人のFacebookを眺めると、いくら日本人が潔癖症でハグ・キスで挨拶しないと言っても、「花見でオーバーシュート」という笑えない結果が頭に浮かんだ。

 

シンガポールにも増して物資は豊富で、更に言えばわずか数年前の震災を乗り越えて「災害慣れ」している日本人だからこそ、ここまで楽観的で、若者に至ってはある種のイベントのようにコメントする人もいたりするが、このコロナ、致死率などでは測れない破壊力がある。人々のメンタルと経済活動を滅茶苦茶にしてしまうのである。

 

仮に日本でオーバーシュートしなかったとしよう。それでも世界は変わる。世界中で企業の倒産が増え、そして経済的弱者に職が無くなる。コロナ後の新世界は、世界中の中銀が無力化し、お金が溢れるが一部に極端に集中する、とんでもない格差社会になるだろう。国と国との格差もすごいことになる。あちこちで革命が起きるかもしれない。

 

それよりもなによりも、日本で民度が発揮されて数字隠蔽と言われつつもオーバーシュートを起こさない事を切に願っているのである。