シンガポールは急速に発展しました。特にリーマンショック後は欧米の輝きが失せてくるのと機を同じくして、シンガポールの魅力やブランドが増した感はあります。
今や一人当たりGDPでは世界8位の64,579ドル。日本の26位、39,304ドルを大きく引き離しました。
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他の東南アジアでは未だに日本はすごい国だ、の名残があるのですが、シンガポールではそういった感覚は消失しています。
シンガポールもコロナ前から徐々に景気が踊り場に差し掛かっていましたが、今の30代位のシンガポーリアンが日本のバブル世代に当たる感じだと思っていますが、就職してから苦労知らずと言いますか、シンガポールスゴイ!の人たちな訳です。
一方で語学、という面では日本人・韓国人の英語力の低さというのは有名でして、中国語の混ざったようなシングリッシュを話す彼らもそれを気にして留学や英語学校で発音を強制する人も居ます。ただ流暢に話しますし中国語とのバイリンガルは普通です。
そんな彼らからすると、英語でのコミュニケーションもままならない日本人を見て、何でこれでビジネスできるの?とナチュラルに思うのでしょう。私は英語が問題ないと見做されているのでこういう一見失礼な質問も受けるのでしょうが、そういう時は「よのなかは英語だけでは測れないからだよ」と曖昧に返しています。
小さい時から猛烈な競争で、点数だけで自らの存在を懸けてきたシンガポーリアンは超スキル偏重です。大学でもかなり勉強しているため、NUS(シンガポール国立大学)卒業で金融を志望する学生をインターンなどで使うと、普通の日本の学生など太刀打ちできないスキルを既に備えています。
学卒時点で英語、中国語の語学力はもちろん、MS Office系スキル、金融系の資格に加えて、基本的なプログラミングまでできますので、「中国語のドキュメン英語で要約しておいて」「CFモデル作っておいて」みたいなお願いの仕方ができちゃいます。
一方でスキル偏重で積み上げる考えも薄いので、昇給させること、昇進してポジション上げることだけが全てで視野が狭く短絡的。思い通りに行かないとアンフェアだと人のせいにする傾向があったり。今の日本人もそうですが、過去の日本人のように馬車馬のように国民全員で働くなんてことは彼らにはできません
シンガポールはLee Kwan Yuという類稀なる指導者が創り上げた華人の理想郷。それを当たり前に享受して特に東南アジアを見下しにかかっているバブル世代シンガポーリアンにもいずれ厳しい時代が来ることでしょう。


