オーバーツーリズムと言うチョット目新しい言葉を最近良く耳にする。


経済成長が好調な🇨🇳中◯人(外国人)の観光客が日本へと多く訪れている。


とにかく日本の有名な観光地で🇨🇳中◯人を見かけ無い事が無い。と、まで言われているほどである。(そう言う報道を良く聞く。)


自身はあまり有名観光地へと好んでは行かない。


人混みが極端に苦手である。


しかし、美しい風景だと聞けば‥ タイミングさへ合えば(行けそうな環境下〜)‥ まぁ〜 どこにでも行く事は有る。


今回は美瑛の『青池』がそうである。


羅臼からの帰り旭川で一泊しようと考えている。


次の日には旭川からなら〜 いっきに函館経由で青森に行けるからである。


羅臼を深夜に車(レンタカー)で出れば朝方には取り敢えず北見へと着く。


北見でレンタカーを返してローカル路線で何とか行こうと思えば… 


その日、頑張れば(まぁ〜 頑張るとは言っても長く電車に乗ってるダケなのだが…) 、札幌くらいまでなら何とか行ける公算であるが、青森へと渡るフェリーへその日にと乗ることのできる函館まではローカル線で行くには無理である。


何処かの区間急行(特急)でも使えば可能かもであるが‥


暇(時間がある)なのと、今回の旅の趣旨(ローカル列車の旅)には外れる。


なので‥ 夜遅い時間に札幌に着いても出来る事も限られる(ほぼ宿泊のみ)ので‥


北見からはチョット早い時刻に着く旭川で多少のんびりすると決めたのである。


そう思いながら〜 地図(グーグルマップ)を何気に見ていると…


旭川の近くに有名な美瑛の青池が有ることを思い出した。


数年前に旭山動物園に来た旅行では予定(時間が無くて)が合わなくて結局実現しなかったのだが、旭川から近かった美瑛の青池へもチョット行って見たいなぁ〜 とは、思っていた。


今回は列車とバス時刻を確認すると運良く何とか行けそう(時間が取れそう)である。


写真でしか実際に見た事は無いのだが、この池の青さ(エメラルドグリーン)は驚くほどの濃さである。


青い色の池(湖・沼・池)は白神山地の12湖の中の青池や、裏磐梯の五色沼・下北半島の宇曽利湖など、色々と実際にこの目で見ているが、美瑛の青池がダントツ青い。


何故この池が青いか? も、どうやら〜 科学的にも解明されているようである。(湖水のアルミニュウム成分にかかわる。)


例へば白神山地の12湖の青い池が紺色に見えるのはどうしてそう見えるのか? 未だ詳しくは解っていない。


そんな色々な青い池がこの日本には案外数多く存在する。


今回、写真に撮って絵になるのか? どうか? は、まぁ〜 別として… 


機会があれば何時かは美瑛の青池へ行ってこの目で見たいと思っていた。


旭川から美瑛までの列車もそうだったのだが🇨🇳中◯人観光客が多くそこには乗車していた。


そして目的の青池自体も国内の観光客と外国人とが入り混じった人混みで溢れかえっていた。(驚く程に‥)


とにかく人の多い中でも会話(中国語)での声の大きな🇨🇳中◯人観光客特には目立つ。


最近、ニュースで‥ 🇨🇳中◯人の、◯国神社での悪行が大きく話題となったり〜


尖閣◯島での事や、在駐日中国大使の「火の中発言」で‥ 🇨🇳中◯人の印象はあまり僕の中でも良くは無い。


そんな目で彼らをどうも僕も見ていたのかもしれない。


まぁ〜 しかし、心の中で多少はそう言う風に彼らをそうは思ってはいても感情を普段僕は表には出さない。


一人旅は本当に淋しいのだが、あんまり周の人々と積極的に無用なかかわりを持つ(干渉する)ような〜 そんな事(意思)は案外少ない。


何事も出来る限りは平穏へと向けて努めているからである。(何事にもお互い様の心である。)


最初は何処かで彼ら夫婦を見かけた程度の感じ(印象)だった‥


旭川から〜 美瑛行きの電車、美瑛から〜 青池のバスでも、同じ🇨🇳中◯人夫婦がいたのを覚えている。


沢山外国人が居る中で何故だかチョット彼らが僕の記憶に残っていた。


別に彼らが他の人達より目立ったとか!? そう言う感じでも無い。


それがどうしてだか? かは、良く解らないが… 恐らく、無意識で何度か彼らの近くをスレ違っていたり〜 彼らが中国語で仲かむずましく話す姿がチョット印象的だったのかもしれない。


彼らは僕と同じような年齢かチョット下くらいか? の🇨🇳中◯人カップル(夫婦)である。


多分50〜60歳前位だろうか?


私は青池の撮影(見物)を終えて予定通り18:00頃に帰りのバスに乗る為に駐車場から道路へ少し出たバス停へ行くと… 


そこでまた例の夫婦とたまたま会ったのである。


よく会うなぁ〜 と、そこで僕もちょっと意識した。


まぁ〜 此処に来る時に電車やバスに一緒に乗って来たのだ、その約2時間後の帰りに一緒でも何の不思議も無い。


しかし、それにしてもあんなに来る時には一緒にいた他の大勢の🇨🇳中◯人観光客が今帰りのバスに全く居なくて今は彼らと僕と3人である。


僕のように2時間以上もここ居ずに、前のバスで帰ったのかもしれないし?(天気雨だったし…) はたまた、未だ日が高く明るいので、次のチョット遅いバスにするのか? 


そんなとこだろうとチョット想像をする。


バス停にいた彼(夫)が私に片言の日本語で話しかけて来た。


相手も多分私が旭川の電車から一緒だったと言う記憶が多少は有ったのかもしれない。


髪が長く、白く長いアゴヒゲで体も大きい、重そうにカメラ機材をアレコレと背負っていて、おまけにちょっと足が悪い。(少し足を引きずっている。)


まぁ〜 僕の場合は外から見るインパクトは相当大だとは思う。

確か「いい写真撮れた?」 そう言う言葉の内容だった。

僕は小さくお辞儀して、手(指)でOKマークを作り、ちょっ微笑んで「バッチリですよ!」と、答えた。

バッチリと言う言葉が通じたかどうか? は、まぁ〜 解ら無い。

でも、彼もちょっと微笑んで頷いた。

多分ニュアンス的なことは通じたのだと思う。

「足痛い?」 彼は僕の足を指差した。

僕は自分の膝をさすって「痛い、痛い」と言った。

「僕もよ!」と、彼も自分の足を触った。

何とか会話はかろうじてジェスチャーメインで通じてはいるようである。

冷静に彼を観察していると、恐らくは僕の超短い日本語(単語レベル)も意味はあまり多分解っては無いようで有る。(まして英語の片言の僕の単語は日本語の単語よりも恐らくは通じてない。)

最初は香港系の人かも? と、少し感で思ったが‥ 

英単語が全然通じないと言うのは、🇨🇳中◯本土の人かもしれない? (僕の英単語の発音がいい加減過ぎて全く通じなかった可能性も捨てきれない。)

そうこうしているとようやく帰りのバスが遠くの方に見えた。

彼らが先にバスへと乗って…

僕がヨイショとバスのステップへ足をかけ乗ろうとすると、彼は足の悪い僕へ対して上から手を差し伸べてくれたので有る。

僕は今までの旅の中で(普段でも)も普段の生活でも、そんな事は無かったのでちょっと戸惑いはしたものの、「ありがとう」と言ってから彼の手を掴んだ。

僕はその時に自分を少し恥ずかしいと思った。

人は人種とか外国人とかの枠では無いので有る。

人間と言う一人の個人なのである。
当然私自身もである。

確かに良く無いマナーの外国人も観光客の中に少なくは無いのが現実ではある。

しかし、自分の今回の旅ですら振り返って見ると日本人でも相当な人もいる。

チ◯ピラ風の若い男がワンカップを片手に飲酒しながら〜 電車内で彼女らしき女性と騒いで車掌とトラブルになったり、席が空いてるからと言ってボックス席の4席を1人占めで荷物を他の席にもいっぱいに広げていたり〜 横並びのシートに自分も横に座って足も乗せてベットのようにくつろいでいたり〜 

まぁ〜 旅の恥はかき捨て状態の日本人も多く目にした。

これを外国人観光客が見たらどう思うだろうか?

主に野生動物を観察する目的で旅をする僕はこう思うので有る。

地球上の生物の中で一番行儀が悪いのはやはり人間である。

野生動物達は主に本能に従い自然界で色々なルールを経て精一杯一生懸命に生きている。

人間は知性が本能よりも優先する為に自分の欲望(じゆうにしたい…)からは逃げられないのである。

これからは人や動物達に対しても自分個別の偏見を持って接しては決してなら無いと強く思った旅であった。
※『美瑛の青池』綺麗な深い青だが、どうしても決まった位置(オーソドックス)にしかカメラを構えられ無い(未熟な)ので他の写真(よく目にする写真)のアングルとかぶってしまう。(HDR撮影) 

この後に青空の見える中で強い雨が降る。