未来に希望を託す遺体冷凍保存〜命は再生できるのか? | 死ぬまでに必ず知っておくべきこと - JESUS

少し前、「フォーエヴァー・ヤング」という、メル・ギブソンが主演の映画を観ました。

 

 

ギブソン演じるダニエルという男性は、愛する恋人が事故に遭い植物人間となってしまったことに絶望し、友人が開発した冷凍保存装置の実験台になります。その後50年間、生きたまま冷凍保存されたダニエルは、ある少年たちのいたずらにより装置が再稼働し、目を覚まします。そして、恋人が元気に生きていることを知り、少年たちの力を借りて彼女の行方を探し始める、というあらすじです。

 

 

この映画が作製されたのは1992年で、当時人間を冷凍保存するというのは、研究はなされていたものの、一般的に広まった考えではありませんでした。

 

 

 

しかし調べてみると、実は1967年、初の人体冷凍保存が行われていました。

 

 

 

人類で初めて冷凍保存されたのは、ジェームズ・ベッドフォードという73歳の男性で、彼はアメリカ・カリフォルニア大学の心理学教授でした。

 

 

腎臓がんを患い、既に肺にも転移していたベッドフォード氏は、自分の死期が近いことを悟り、

 

 

 

「将来、死者を蘇生できるような技術が登場したときには復活させてほしい」

 

 

 

との意思表明をし、死後には財産を自身の冷凍保存に充てるよう遺言も残しました。

 

 

 

 

そしてその遺言通り、ベッドフォード氏が息を引き取ってすぐ、専門家たちは冷凍保存のため前代未聞の処置をあたふたと行い、彼の遺体は冷凍保存のパイオニアと言われる「アルコー延命財団」によって現在も保管されています。

 

 

 

 

アルコー延命財団には、現在201名の遺体が冷凍保存されており、最年少は脳がんで亡くなった2歳の女の子だそうです。

 

 

 

 

現医学では治せない病気も、将来治るかもしれない。

将来、死そのものが克服できるかもしれない。

 

 

 

 

そうなった時に、生き返りたいと願う人は、少なくないと思います。

 

 

 

2歳で亡くなった女の子の父親は、

 

 

 

「娘に生きるチャンスをあげたい」

 

 

 

と、愛娘の遺体を冷凍保存することに決めたそうです。

 

 

 

 

生きたまま冷凍保存されたメル・ギブソン演じるダニエルと違い、現存の冷凍保存は「遺体」を扱ったものです。

 

 

 

神が定めた「その時」が来た人々です。

 

 

 

「死」は、特に人生がこれからという人、心から愛する人の場合、簡単に受け入れられるものではありません。

 

 

 

しかし、人間は皆いずれは死を迎えます。

 

 

 

そして、最後の息をしたその直後、私たちの魂はすぐさま死後の行き先へと送られます。

 

 

天国か地獄です。

 

 

 

魂が去ったあとの体は、まさに抜け殻のように空っぽになります。

 

 

 

体自体は冷凍保存できたとしても、魂はそうはいきません。

 

 

 

 

 

イエスを信じる人は、死後すぐさま神のいるところへ、イエスを拒絶した人は死後すぐに永遠の苦しみへと入ります。

 

 

 

まだ善悪をよく理解していない幼い子供たちは、命を与えた神の元へ帰ります。

 

 

 

 

 

 

「いつの日か生き返ってまた人生を歩みたい」

 

 

 

そんな望みを抱いて死んでいった人々の遺体を管理するアンコー延命財団は、必ずしも全ての遺体を蘇生できるわけではないとしており、また、人類初冷凍保存されたベッドフォード氏の遺体の状況はというと、ドライアイスで鼻はつぶれ、胸の皮膚にもヒビが入っているそうです。脳に関しても、体内中に入れられた不凍液によりかなりの損傷を受けていることが考えられ、もし仮に蘇生されたとしても、まともに生きられる可能性は低いそうです。

 

 

 

 

 

死んだ人を生き返らせるという、人間には恐らく不可能なことも、真実の神には可能です。

 

 

 

だからイエス・キリストは十字架での死から復活したのです。

 

 

 

冷凍保存された遺体は、残念ながら恐らく蘇生はできませんが、イエスを信じる人には死後、朽ちることのない復活の体が与えられます。

 

 

 

それは、歳と共に老化し、病気でボロボロになり、ベッドフォード氏のようにダメージを受けた体とは違います。

 

 

 

 

この栄光の体について、聖書ではこう書かれています。

 

 

 

 

「(それは)蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、 蒔かれるときは卑しいものでも、輝かしいものに復活し、蒔かれるときには弱いものでも、力強いものに復活するのです。」(‭‭コリントの信徒への手紙一‬ ‭15‬:‭42‬-‭43‬‬)

 

 

 

 

 

アンコー延命財団のサイトに、以下のような言葉がありました。

 

 

 

 

「命は、基本的組織さえ保存されていれば、一時停止も再生もできる。」

 

 

 

 

それは間違いです。

 

 

 

 

私たちは、神の計画に沿って命を与えられ、神が定める時に死ぬのです。

 

 

命を与えるのも取り去るのも、神だけができることだからです。

 

 

 

 

 

「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。」(‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭11‬:‭25‬-‭26‬‬)

 

 

 

 

死んだ人を何人も生き返らせ、また自身も十字架での死から蘇ったイエス・キリストの言葉です。

 

 

 

 

死とは、決して楽しみなものではありません。

 

 

 

しかし、その死の恐怖や現実から逃れようと、冷凍保存という不確かな希望に望みを託すのではなく、何があっても揺るがない、イエス・キリストという永遠の希望を手にする人には、必ず神からの祝福と永遠の命があります。

 

 

 

 

一人でも多くの人が、イエス・キリストを受け入れ、死を克服できますように。

 

 

 

 

アーメン

 

 

 

 

 

 

 

 

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参照: