この世のものを手放し、永遠を手に入れる | 死ぬまでに必ず知っておくべきこと - JESUS

1800年代、トルコに"Terrible Turk"(恐るべきトルコ人)の異名をとるレスラーが存在しました。

 

 

 

Yusuf İsmail(ユセフ・イスマイル)という名のこのレスラーは、身長約188cm、体重約113kgの巨漢で、母国トルコを含め、ヨーロッパでレスラーとして活躍し始めてからの4年間負けなしという快挙を成し遂げていました。

 

 

 

 

 

 

そんなユセフは、『世界中に名を馳せたい』と今度は米国に進出し、初の米国ヘビーチャンピオンとして有名だったEvan Lewis(エヴァン・ルイス)との戦いに挑戦し、勝利をおさめます。

 

 

 

レスリングで勝ち取った賞金は、常に現金ではなくゴールドでの支払いを好んでいたユセフは、この時の賞金5000ドル(約50万円)もゴールドに替えてもらい、いつも使っていたマネーベルトの中に入れることにしました。

 

 

 

1800年代、それはそれは大金であり、ゴールドともなればその重さも半端ではなかったはずです。

 

 

 

 

エヴァン・ルイスとの戦いのあと、ユセフは母国でカフェなどを開くことを夢見ながら、賞金をベルトに巻き付け、ヨーロッパへと帰るための船に乗り込みます。

 

 

 

しかし、ユセフの夢が叶うことはありませんでした。

 

 

 

 

なぜならユセフが乗った船は、出港後まもなく事故に遭い、沈没してしまったからです。

 

 

 

 

救命ボートで助かった人々もいましたが、8000ドル(約80万円)から10000ドル(約100万円)相当もの金貨を身につけていたユセフは、その重さのせいで船から落っこちてしまい、あっという間に沈んでいったのです。

 

 

 

 

 

 

「たとえ、全世界を自分のものにしても、永遠のいのちを失ってしまったら、何の得になるでしょう。いったい、永遠のいのちほど価値のあるものが、ほかにあるでしょうか。」(‭‭マタイの福音書‬ ‭16‬:‭26‬‬)

 

 

 

 

 

天国への唯一の道であるイエス・キリストの言葉です。

 

 

 

 

 

私たちは富や名誉を得るために毎日必死に働き、多くのものを犠牲にします。

 

 

 

 

 

しかし、どんなに大きな成功を手にしても、それは永遠という基準からみると一時的なもので、死後活かせるものではありません。

 

 

 

 

「財産を、この地上にたくわえてはいけません。地上では、損なわれたり、盗まれたりするからです。 財産は天にたくわえなさい。そこでは価値を失うこともないし、盗まれる心配もありません。 あなたの財産が天にあるなら、あなたの心もまた天にあるのです。」(マタイの福音書‬ ‭6‬:‭19‬-‭21‬‬)

 

 

 

 

 

ユセフは、この世の富を手放すことができず、命を失いました。

 

 

 

 

 

同じように、富や名誉、社会的地位、経済的成功など、一時的にしか続かないこの世のものに執着する人は、永遠の命を失うことになります。

 

 

 

 

 

逆に、この世の全てのものを失っても、イエス・キリストを信じる人には絶対に永遠に失われない命があり、全能の神という絶対的な味方がついています。

 

 

 

 

あの時ユセフが富に執着せず、手放していたら...

 

 

 

 

彼は生きることができたかもしれません。

 

 

 

 

この世のものを手放すことで、永遠が手に入る。

 

 

 

 

 

「この世と、この世のすべてのものに、心を奪われてはなりません。もし、それらを愛するなら、神を愛していないのです。 すべての世に属するもの――罪の性質から起こる欲望、性的な欲望、暮らし向きの虚栄心――は、神から出たものではなく、みな、この世の生み出したものです。 この世は、やがて滅び去ります。同時に、これらの禁じられた欲望も消滅します。しかし、常に神に従って歩む者は永遠に生きるのです。」(‭‭ヨハネの手紙Ⅰ‬ ‭2‬:‭15‬-‭17‬‬)

 

 

 

 

 

それが神の約束です。

 

 

 

 

 

 

一人でも多くの人が、イエス・キリストの愛によって救われますように。

 

 

 

 

アーメン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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