こんな内容を見つけました。

日本小児神経学会 学術集会
2019年5月31日(金)〜2019年6月2日(日)
http://www.congre.co.jp/childneuro2019/child_neurology_program.html


プログラム
シンポジウム5:中枢神経疾患に対する遺伝子治療最前線
5)Dravetモデルマウスの行動解析と遺伝子治療

どんな内容について、お話しされるのかすごく気になります。
会場に入る事はできませんし、このタイトル以外にはなにも記載がないので、内容を想像する事しかできずもどかしい気持ちが募るばかりです。

ドラべ症候群に対する遺伝子治療法を開発するには…
・「多くの困難がありそうです。」
・「こんな方法で実現できる可能性がありそうです。」
・「今現在、こんな治療法の開発が進められています。」

どんな段階の話がされるのか、想像するしかありません。
ですが、小児神経学会 学術集会の場で発表されるという事はドラべ症候群の根本治療実現の可能性について、世界的に検討され始めているという事は確かに言えると思います。


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ぜひ、お1人でも多くの皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

このブログページから、電子署名にご賛同下さいました皆様、本当にありがとうございました。
皆様のご厚意に、心から感謝申し上げます。
1万人の方々からのご賛同を頂きましたこの電子署名のリストを持参し、14日(木)、家族会運営チームの皆様が厚生労働副大臣の元へ陳情に行って下さりました。

想いのたくさん詰まった、この署名の力が追い風となり、必ず願いが届いてくれると信じています。

本当にありがとうございました。


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ぜひ、お1人でも多くの皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
先日、記事にさせて頂きました、Stoke TherapeuticsによるRNAを標的とした治療法の前臨床試験の結果について、以前のものよりも分かりやすくまとめた形で発表されたようですので、掲載させて頂きます。
先日の資料よりもこちらの方が理解しやすい表現となっています。(それでも、難しい内容と機械翻訳とで、なかなか全ては理解しきれませんが…ガーン

日本でも可能な限り早い時期にこの治療法を受けられるようにする為に、何か具体的に活動できないものでしょうか。
最近の私は毎日、寝ても覚めてもこの治療法をいかに日本で一日も早く受けられるようにするかという事で頭がいっぱいです。(もちろんブコラム早期承認の事も同じくらい毎日毎日頭から離れません。)
どなたか、いいアイディアをお持ちの方がおみえでしたら、非公開の「メッセージ」でも構いませんので、お知らせ頂けませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。



和訳版(google翻訳)

ストーク・セラピューティクス、ASO治療の単回投与が遺伝性てんかんの動物モデルにおける正常なタンパク質レベルを回復することを示すデータを発表
ストークのアンチセンスオリゴヌクレオチド(核酸医薬品)は、発作を減少させ、ドラッベ症候群のマウスモデルにおいて生存を増加させる

2018年12月1日01:00 PM東部標準時間
米国ミシガン大学のストーク・セラピューティクス(Stoke Therapeutics)と研究協力者は、マウスモデルにおけるDravet症候群の治療におけるストーク独自のアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO:核酸医薬品)技術の有効性を実証するデータを発表した。このデータは、ニューオーリンズで開催されたAmerican Epilepsy Society (米国てんかん学会)2018会議で発表されています。

ターゲット遺伝子の発現を増加させるために、ストークスの核出力増強(TANGO)技術が用いられる。ドラッベ症候群の場合、患者の85%までがNav1.1タンパク質の不十分な生産をもたらすScn1aの突然変異を有する。 StokeのASO療法は、タンパク質を正常なレベルまで上昇させるように設計されています。

ストークのリード治療薬:

Dravet症候群のマウスモデルにおいて、Scn1a mRNA発現およびNav1.1タンパク質レベルを首尾よく増加させた;
選択的にアップレギュレートされたScn1aは他のナトリウムチャンネル遺伝子に影響を与えなかった。
1回投与により、Nav1.1発現を正常レベルに回復させ、てんかんにおける突然の不明な死亡を予防することにより全般発作を減少させ、生存率を向上させた(SUDEP)。
少なくとも14週間まで持続した結果をもたらした。
「これらのデータは、このアプローチがDravet症候群の患者のための最初の疾患修飾治療につながる可能性があるため、特に興味深い。 Stokeはまた、この技術を他の遺伝的てんかんのための精密薬の開発に適用することに取り組んでいます」とStoke社の最高経営責任者(Edward M. Kaye、M.D.)は述べています。 "博士Lori Isom氏とミシガン大学の彼女のチームは、遺伝性てんかんとそれを引き起こす突然変異に関する優れた専門知識を持っており、Dravet患者のためのこの初期のマイルストーンを達成することを嬉しく思っています。

「ストークのASO技術を用いたDravetマウスモデルのこれらの結果は非常に目立っています」とミシガン大学医学部のMaurice H. Seevers教授と薬理学部のLori Isom博士は述べました。 「クリニックで同じ結果が出ることを期待している」

「遺伝子癲癇の精密な薬の新しい時代に入っています。これらのデータは、Dravet患者、その家族、医師にとってエキサイティングです」とコロラド州Children's Hospitalの小児神経学教授Amy Brooks-Kayal医師、Pinzio家族椅子、小児科、神経学、製薬科学の教授、コロラド大学の翻訳癲癇研究プログラム、およびアメリカてんかん学会の元会長である。

Dravet症候群を標的とするStokeの主導プログラムは、タンパク質レベルを上昇させる非生産的なScn1a mRNAスプライシング事象を利用するTANGO技術を適用する。 Stokeはこのプログラムを臨床段階に急速に進めており、2020年までに診療所に到達する予定です。TANGOは、中枢神経系、眼、肝臓、腎臓の障害を含む他の治療領域にも適用することができます。

Isom博士は、12月3日月曜日、午後3時30分にAES2018で表彰式プレゼンテーションを行います。 CT。

Stoke Therapeuticsについて
Stoke Therapeuticsは2018年に発足し、中枢神経系、眼、肝臓および腎臓に影響を及ぼす遺伝的状態を含む広範囲の重篤な遺伝病を治療する遺伝子発現を増加させるバイオテクノロジー企業です。ストークは2回の資金調達から1億3000万ドルの資金調達を行った。投資家にはRTW Investments、RA Capital Management、Cormorant Asset Management、Perceptive Advisors、Janus Henderson Investors、Redmile Group、Sphera Funds Management、Alexandria Venture Investmentsの投資ファンド、投資家Apple Tree Partnersなどが含まれます。詳細については、www.StokeTherapeutics.comにアクセスし、Stoke on Twitter @StokeTxに従ってください。

連絡先
サラ・グリーン、テン・ブリッジ・コミュニケーションズ
sgreen@tenbridgecommunications.com
(617)233-1714


※原文(英語)

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この記事とは別の記事()で目にしたのですが、この核酸医薬品を開発したストークセラピューティクスの最高経営責任者のEd Kaye氏は、「遺伝的てんかん(Dravetのような)のためのスピンラザ(Spinraza)」と称しているそうです。
また、スピンラザの発明者であるAdrian Krainer氏は、このストークセラピューティクスの共同設立者だそうです。

このスピンラザとは、以前記事にいたました、脊髄性筋萎縮症(SMA)にたいする核酸医薬品です。(スピンラザについての記事はまだ書いておりません。)この薬は臨床試験の結果があまりにも良かったために、アメリカでスピード承認され、話題となったそうです。このスピンラザは、「バイオジェン」という企業によって研究開発・販売されていますが、このバイオジェンには、「バイオジェン・ジャパン」という支社が日本にあります。そのため、アメリカでの臨床試験の開始と同時に日本でも臨床試験が始められため、日本でもアメリカでの承認の7ヶ月後に承認され、現在、保険適用で治療(病院で核酸医薬品を脊髄へ注入)を受けられるそうです。
脊髄性筋萎縮症とは、生後間もない乳児が発症し、徐々に筋力が衰えていき2歳までに命を落とすという経過を辿る、とても残酷な病です。
このスピンラザの治療の効果は個人差はあるものの、劇的改善をした症例もあるそうです。


ストークセラピューティクスが開発したこの核酸医薬品とスピンラザとの間にこんなにも密接な関連があると知り、驚きました。

アメリカでの臨床試験が2020年開始目標という内容を見て、私は「アメリカでの臨床試験が完了して承認されるまでに短くて5年、その後日本での臨床試験が始まって承認までに5年、治療が受けられるまでにこれから10年掛かってしまうのか⁉︎」と考えて気が重くなりました。
しかし、アメリカで承認される前であっても、スピンラザの例のようにストークセラピューティクス社が日本でも臨床試験をアメリカと同時(か、少し遅れてでも)に開始すると決定してくれさえすれば、10年も待たなくとも、もしかしたら約2年後の2021年位には日本でも臨床試験が始まっているかもしれないですよねキョロキョロ(スピンラザを開発したバイオジェンのように、ストークセラピューティクス・ジャパンという支社があるならば可能性は高いのでしょうね)
臨床試験や承認の流れや決まりについて、よく理解していないので、もしかしたらこんなに上手く運んでくれないかもしれませんが、日本でも可能な限り早い時期にこの治療法を受けられるようにする為に、何か具体的に活動できないものでしょうか。
最近の私は毎日、寝ても覚めてもこの治療法をいかに日本で一日も早く受けられるようにするかという事で頭がいっぱいです。
どなたか、いいアイディアをお持ちの方がおみえでしたら、非公開の「メッセージ」でも構いませんので、お知らせ頂けませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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ぜひ、お1人でも多くの皆様のご協力をよろしくお願いいたします。


電子署名へご協力よろしくお願いいたします。→こちらからご協力よろしくお願いいたします。


我が子が患うDravet症候群。
痙攣発作が重積する傾向があります。
その発作があまりにも長引いてしまうと、脳症になってしまったり、身体・知能面に後遺症が残ってしまったり、最悪の場合には死に至ってしまう事もあります。

この痙攣発作をいち早く止めるために、家庭の場で家族の手で使えるお薬があります。
それがタイトルにある"ブコラム"です。
このブコラムは、海外では承認されていて、痙攣重積状態にいち早く家族が介入し、発作を止めるための処置を行う事ができています。

ところが、日本では未だに承認されていないがために(病院では、注射という形で既に使われています。)、重積発作が起こってしまった場合、救急搬送して病院で処置をしてもらうまで、目の前で痙攣する我が子をただひたすら必至に祈りながら見守る事しかできないのが現状です。

発作が始まってから止まるまでの時間が長引く程、痙攣は止まりにくくなります。
それは、抗痙攣薬と結びつくための脳の中にある細胞がどんどん奥深くに入り込んでいってしまうからだそうです。

そのため、周囲にいる家族がブコラムのようなお薬を使って、1分1秒でも早く止めてあげる必要があります。

Dravet症候群の患者家族会はこのブコラム早期承認のため、会長をはじめ理事の方々が立ち上げて下さったそうです。
日本で治験をしてもらうための地道な署名活動から始まり、その後ようやく治験が日本で始まりました。
ようやくこぎつけた治験のハードルが高過ぎる事で、現在、承認が危ぶまれています。

治験の簡略化、早期承認を求めて、小児神経学会や、家族会を含む5つの団体から厚生労働省へ要望書も提出されているにも関わらず、一向に動きがないようです。


私達にとって、我が子の笑顔、命を守るためこのお薬は絶対的に必要なお薬です。

もう二度と、かわいいかわいい子供達の、輝くような笑顔を奪わないで。

ぜひぜひ、ブコラムの早期承認のために皆様の貴重な一票ずつのご協力を、
よろしくお願いいたします!!m(_ _)m


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ぜひ、お1人でも多くの皆様のご協力をよろしくお願いいたします。







先日記事に挙げさせて頂きました、米のストークセラピューティクスによって開発された、RNAを標的とした治療法(2020年Dravetに対する臨床試験開始目標)についての新しい情報です。

アメリカにおいて11/30〜12/4の間行われているてんかん学会において、この治療法の前臨床試験の結果が発表されたようです。

実験の方法やその結果等が詳細に記載されているようですが、取り急ぎ末尾に記載されている"SUMMARY&CONCLUSIONS"(概要と結論)の部分の和訳文(Googl翻訳)を掲載させて頂きたいと思います。


・TANGOは、SCN1Aハプロ不全によって引き起こされるDravet症候群に対処するために非生産的pre-mRNAスプライシングを利用する。
・本発明者らは、ヒト神経前駆細胞、野生型C57BL / 6Jマウス、およびScn1a + /  -  Dravet症候群マウスにおいてこの概念を試験することにより、このアプローチの可能性を実証した。
・我々は、ナンセンス媒介性mRNA崩壊(NMD)誘導エキソンの含量を減少させ、生産性mRNAを増加させる配列を同定した。
・リードASOのインビトロ効力を評価し、167nMのEC50を有すると計算した(示さず)。
・選択されたASOは、Dravet症候群のマウスモデルにおいて、Scn1a mRNAおよびNav1.1タンパク質レベルを回復させるインビボで活性である。


P2で投与される単回用量のASOは、Dravet症候群マウスにおいてSUDEPを救済する。
我々は、SCN1Aハプロ不全によって引き起こされるDravet症候群に潜在的に対処できるユニークなアプローチを検証した。このアプローチによる発現の回復は、内在性SCN1Aプロモーターの下での調節を保持する。このアプローチは、既にSCN1Aを発現している細胞のみがASO治療に応答してその発現を増加させることができるので、より良い安全性プロファイルに変換することができる。さらに、CNSへのASOの送達は確立された技術であり、複雑な送達システムを必要としない。最後に、AAVベースの遺伝子治療とは異なり、mRNAのサイズはこのアプローチを介した制約ではありません。


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難しい専門用語が並び、全てを理解する事はできませんが、理解できた(と、思われる)部分を私の言葉で要約させて頂きたいと思います。(が、間違えていたらスミマセン

この研究に用いられたASO(アンチセンスオリゴヌクレオチド→核酸医薬)は、Dravet症候群マウスモデルにおいて、生体内で有効にScn1a mRNAおよびNav1.1タンパク質レベルを回復させた。
一回のみ投与されたASOは、Dravet症候群マウスモデルを突然死から救った。
この方法は、内在性SCN1Aプロモーター(「プロモーター」:  転写(DNAからRNAを合成する段階)の開始に関与する遺伝子の上流領域)の下での発現量調節を保持する。
中枢神経系(CNS)への送達技術は、既に確立されており、複雑な送達システムを必要としない。
ウイルスベクターによる遺伝子治療とは異なり、この治療法においてはmRNAのサイズについては制約条件とならない。

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今後は来年2019年に予定される霊長類における試験と毒性試験を経て、2020年臨床試験開始目標のようです。

来る日も来る日も願い続けているDravet症候群の根本治療が実現する日が、すぐそこまで近付いている気がしてなりません。


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ぜひ、お1人でも多くの皆様のご協力をよろしくお願いいたします。