言葉のチカラの本質
厳密な意味での言葉のチカラというのは
その言葉から得る語感
やり取りされる語感
それによる心身の反応による影響力です。
例えば「ありがとう」という言葉。
それを言う時、言ってもらう時に
嬉しさや喜び、温かい気持ちがわくのなら
「ありがとう」という言葉には
そのようなチカラがあるといえます。
ところが「ありがとう」を社交辞令として
言わされてきたり、心にもない言葉として
長く認識してきた人にとっては
「ありがとう」に、喜びを覚えないばかりか
冷めた気持ちがわくかも知れません。
また日本語の意味を知らない人にとっては
ニュートラルな記号や発音に過ぎません。
どのような気持ちによって使われた言葉か
使った言葉か、その積み重ねの習得によって
ある言葉を発する動機も、受け取る反応も
一人一人違うのです。
つまり言葉のチカラも。
言葉という形式の良し悪しだけを
選別することに大した意味はありません。
言葉に意味づけをし
喜びや楽しさ、安らぎや寛容、創造
といった(もちろん負の意味も含めて)
反応を起こすことのできる、人の心が
そのチカラの本質なのです。