先月ご挨拶に来てくれた彼と次女が
正式に婚約することとなり、
両家の顔合わせをしてきました。
先月のご挨拶のお食事会
↓↓↓
東山の菊乃井本店です。
朝からサロンド芒果開店しました
振袖を着せるのもこれが最後かな。
案内されたお部屋はとても広くて、
(畳の数が多すぎて数えられへんたぶん14〜15畳
前室に専用お手洗いまであってビックリ!)
簾戸の奥に明るい緑のお庭が見えて
涼しげな夏の室礼の
素晴らしいお部屋でした
翁と媼のおめでたいお軸を
掛けてくださっていて、
さすがの心配り、おもてなしです
こーんな余裕でお部屋の写真を撮っているのは
めちゃ張り切って30分前に到着したからよ
今回のお品書き。
最初に女将さんが挨拶に来られて
手づから食前酒を注いてくださいました。
菊乃井の板場で漬けられた梅酒を
日本酒で割ったものだそうで、
まろやかで美味しかった〜
女将さんは、
京都には日本酒で乾杯条例ゆうのがありますさかい、どうぞ飲んでおくれやす
とか、
次女のつまみ細工の髪飾りを見て
かづら清のどすなぁ、可愛らしおすなぁ
とか、
物腰も柔らかく緊張の場を和ませてくださり
これまたプロのおもてなしやな
と思いました。
乾杯〜
と同時に女将さんや仲居さんたちからも
口々におめでとうございますと
言っていただきました
そしてお食事の最初には
お店からのお祝いの一品として
お赤飯と紅白なます。
本当に行き届いてます
先付 青梅煮
とろけるように柔らかい梅煮で
とてもさわやか。
今回は
きちんとせなあかん
お話もせなあかんな状況だったため、
じっくり味わえなかったり
料理の説明も聞き逃したりしてます
写真を撮らせてもらえただけでも
まだよかったですけど。
ここで仲居さんが
これから焼く鮎を持ってきてくれました。
ピチピチ元気に飛び跳ねる鮎を、
「鮎もおめでたいお席で緊張してますさかい〜」と言って
八寸はこんな可愛い虫籠仕立て
色とりどりで目にも楽しい八寸です
いつも思うのですが、
美しい八寸でちびちび飲むだけで
本当に幸せ
海老のミソや肝をつけて焼いた海老共焼。
白つぶ貝を和えた酢味噌のまろやかなこと!
太刀魚南蛮漬けはネギを巻いてあり
良いアクセント。
枇杷玉子は卵黄の味噌漬けで、
ねっとりして口の中でとろーり
どれもめちゃくちゃ美味しい〜
向付は屋形船でやってきました
屋根を開けると明石の鯛と縞鯵。
どっちも大好き
そして、夏は鱧
お出汁に落として
そのまま水にはつけてないそうで
手をかざすとほんのり温かいです。
自家製梅肉タレも酸っぱすぎず美味しい
ところで今は
『顔合わせのしおり』なんてあるんですね。
私たちの時代は釣書を用意しましたが(親が)
今はもっとカジュアルに親しみやすく
当人たちが作って配ってくれました。
水引まで次女が自分で編んだそうです
中は2人の自己紹介や家族の紹介、
2人の思い出の写真など。
ちょうど良い話の種になりました
煮物椀 穴子豆腐と氷煎餅
穴子の真丈仕立てのお豆腐で、
ほろほろ柔らかくでも穴子の味はしっかり。
おかわりしたいくらい美味しかったです
氷煎餅はオブラートを揚げたものだそうで
お出汁を半分残して入れると
パチパチ音がしてとろけていきます。
木の芽の香りのお出汁もとても美味しく、
全部飲み干してしまいました
ここで先ほどの鮎が
美味しくなって戻ってきました
焼物 鮎塩焼き
小さな鮎なので
串を外して頭から全部食べられます。
皮がパリッとして苦味がまたいい!
お酒がほしくなるわ〜
ということて、
菊乃井純米大吟醸をいただきました。
これは菊乃井でしか飲めないお酒で、
飲みやすくて本当に美味しい
強肴 鱧柳川鍋
焼き茄子も入って結構ボリュームあります。
そろそろお腹がいっぱいに…
御飯 鯛と新生姜の飯蒸し
香物 胡瓜漬け 千両茄子など
止椀 新玉ねぎすり流し
すり流しは少し洋風な味もして、
七味がピリッと味を引き締めてました。
水物 みつ豆 (マンゴー入ってる)
これ無碍山房のパフェと同じグラスだわ!
お品書きにはありませんでしたが、
お抹茶と水無月も出してくださいました
シンプルに食材の味を最大限に生かす和久傳と、新しい味に挑戦する菊乃井と、両端にも思えますが、どちらも本当に美味しい
人生の節目に美味しい思い出が重なるのも
幸せなことだなと思いました
今回のお会計
お料理 @16445円 (1番お安いコース)
ドリンク 13535円 (アルコールひかえめでした)
合計 112205円 (1人あたり18700円)
婚約指輪を買ったら
キャンペーンで似顔絵を描いてくれたそうで
それも見せてくれました。
2人ともめちゃよく似てました
3割増くらいで
2人の幸せを心から祈ります