ドイツに暮らすドラマーYunaのブログ

ドイツに暮らすドラマーYunaのブログ

バンド、NIHONGIのメンバー。
多くのバンドを経験、その過程でドイツ人の夫と出会い
現在ドイツ在住。
ドイツでは太鼓グループ、Arashidaikoに所属。


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昨日、ドイツのラジオの普通のRockチャンネルを流しつつ

ご飯食べてたら、

今日は「Takeshi's Castle」のたけしさんの77歳(?)の誕生日です!

って聞こえてきて(今ネットで確認したら75歳か。聞き間違えかも。)

え〜!!びっくりってなった。ドイツにいて、日本人の誰かの誕生日でしたなんて聞いたことがない。思わず耳を疑い、確認してしまった。

たけしさんは、ドイツで一番有名な日本人かもしれない。

世代にもよるかもしれないけど、きっとそうだ。

 

理由は、"風雲!たけし城"がその昔、ドイツでも放送されていたから。そしてその番組はドイツでも人気があったみたい。同世代のドイツ人は、ほぼ確実にたけしさんの名前を知っている。

 

ご本人はこの事実をご存知なのでしょうか!??

もしも、もう一度お会いできる機会があったら、ぜひこの事実をお伝えしたい。以前番組でお会いしてご挨拶に伺った時には、本当に子供の頃から見ていた方で恐れ多すぎて緊張もして、本当に自分の名前くらいしか言えなかった。。。ガーンでもその瞬間のことは今でも鮮明に記憶に残ってる。

まあ当時まだドイツに住んでないから、これを伝えることはもちろんできないんだけど、それにしても

昨日はびっくりした〜!

伝える術はないのですが、まさかのドイツでもお誕生日、お祝いされてますよ!!ってことでおめでとうございました。

 

Twitterに書こうと思ったけど、実はTwitterが見れていないので、このブログに書いてみました。Twitterで反応できてなかった方がいたら、ごめんね!えーん

 

産後すぐは毎日のように思い返していた壮絶な記憶。

最近だいぶ落ち着いてきたので忘れないように、ドイツでの出産経験を書きます。日本での経験はないので、何が日本だとありえないのかとかもよくわからないけど、きっとかなり色々違うんだと思う。

産院は事前に情報を得ていて、実際に事前相談に行った時もすごく感じが良かったので、そこを選びました。先生もスタッフも話しやすく、方針も悪くなさそうで、迷いなくそこに決めていました。

妊婦さんに優しい産院というポリシーで、常にCTG(心拍の検査) に繫いだり、注射針さし続けたりもなるべくしないみたいな方針のところ。海外での出産っていうのもあって、予備知識があったほうが単語が理解できなくても想像つきやすいと思って、お産の基本的な流れを確認したり、産前にイメージトレーニングをしたり、それぞれの段階での呼吸法を練習したりした。

直前には安産のための体操とかもしたし、マタニティヨガも継続してて、自分的にはかなり万全に準備してたものの、個人的には想像を絶する過酷なお産だったので、何がいけなかったのか、冷静に分析したい気持ちもあり、書き出しておきます。

もしかしたら産前にyoutube 見てやったりしたお産をスムーズにする体操とかが効きすぎたのかも🤔

 

4:00 破水

5:00過ぎ 病院到着、分娩室があるエリア(Kreißsaal)でCTG(心拍確認)

30分後にまたねとフレンドリーに言って出て行ったヘバメ(助産師さん)は一時間たっても帰ってこず。きっとシフトチェンジだろうと思いつつも、さすがに長すぎだしと思って、

6:20 ボタンで呼んだら別のヘバメさんが来た。シフトチェンジで遅くなったと言われた。(想定内!)

 

家族で滞在できる家族部屋を希望してたので(他のカップルも全員これを利用)、家族部屋に案内され夫婦二人で朝食と昼食を堪能。

12:00 CTGのため分娩室エリアに移動し心拍チェック

次のCTGは18:00だと言われる。

でもその前に16:00に抗生剤投与のためまた分娩エリアに来るように言われる。

16:00 抗生剤投与。陣痛はまだ。

ここまでは良かった。

17:00 夕食を食べてると少しずつ陣痛開始。そんな痛すぎないけど5分間隔位になったので、分娩エリアのヘバメに一応伝えた方がいいかも?と思い伝えに行く。子宮口何センチとかチェックしてくれるかもと思って。

そこで対応されたヘバメは一番冷たい感じの人で、あなたのCTGの予約はまだよ。と言われ、「陣痛始まって5分間隔になったから伝えるべきかと思ってきた」と言ったら、痛みどめ欲しいの?と聞かれた。いや、そういうわけじゃないけど。と言ったらあっさり家族部屋にまた返された。

18:00 CTG しに行く前にはもう陣痛の痛みがかなりひどくて、2-3分起きに唸りながら夫にボールで腰を押してもらっていた。家族部屋にはヘバメもスタッフも勿論先生も誰もいないから若干不安ありつつも、CTGの時間までは耐えて、自力でなんとかヘバメのいる分娩エリアまでたどり着いた。

家族部屋からの距離は徒歩1-2分。

CTG 実施。親切なヘバメ長さんが担当。

18:50 この間ひたすらボールを腰にあてて痛みに耐えてる姿を見て、ヘバメ長さんが、痛みどめだそうかと言ってくれた。そこで初めて子宮口もチェック!!やっと測ってくれた。3センチくらい。痛みどめにモルフィネの点滴をされ、数分後点滴つけながら家族部屋まで返される。私が次いつ来ればいいか聞くと、また痛みどめきれて痛くなったら来てと。一人で歩けないくらいだったので、付き添いを新人ヘバメがしてくれて家族部屋まで到着。途中二度くらい陣痛のタイミングで床に疼くまりながら。

部屋に着いた時もうフラフラで、さらに痛みどめは全然効かず、むしろひどくなっていった。

これは何かおかしい、もう一度分娩エリアに戻ってヘバメに痛みどめきいてないってことを伝えなきゃ!ってことで、すでに相当短い間隔で来る痛みの合間を夫に付き添われながら、また這いつくばりながら、なんとか戻った。

(こんな這いつくばって移動してる他の妊婦さん見なかったよ。。)

19:30頃分娩エリアで状況を伝えると、これが一番強い痛み止めだからこれ以上はPDA(無痛分娩)しかないわ。手配しましょうか?と聞かれる。ドイツでは無痛は事前予約ではなく、状況や希望に応じてやってくれるシステム。痛すぎだからもちろん、お願いして、ようやく分娩室のベッドに寝ることを許可される。夫もここで分娩室へ入室許可された。麻酔医が来るまで15分かかるわ、と言われ軽く絶望。

その間の考えは、妊娠中、予習をした知識や呼吸のトレーニングからすると、まだ時間的にもヘバメの反応的にも第一段階もしくは第二段階の大したことない痛みのはず。それなのにこんなに痛いってことは最後どうなっちゃうんだろう?!!!っていう恐怖でパニック。かつこんな痛いならなんで妊娠なんて希望してしまったんだろうという後悔まで達する。

麻酔医を待つ間もなく、いきみたい衝動を感じ、もういきんでもいいですか?って聞いてみたら、え、なんでもういきみたいの?!子宮口見てみようか。と言われ、もちろん見てください、って感じでチェックされたら、ああ、これはもうPDAいらないわ。と言われる😭

もうかなり開いてるから無痛分娩の注射してる場合じゃない。いきみましょう!ってなって急遽、夫とヘバメ長さんと、もう一人の新人ヘバメさんが一丸となって、

20:00頃? いきみ開始!

ヘバメ長さんの指示の元、夫が私の頭を持ち上げ、ヘバメ二人が足を持ち上げる形で何度もいきんだ。ベッドの上の手すりに自然と捕まり、猛獣のように信じられない大声で叫んでいた。私の叫びがうるさすぎて、途中、指示が聞こえなかった。今なんて言ったの?!って大声で聞き返したりして、ドイツ語で指示が理解できなかったらどうしようなんて心配してたけど、そういう問題じゃなく自分がうるさすぎた。

極限状態でのヘバメ長さんの励ましや指示は今でも鮮明に記憶に残ってる。私の人生の中で絶対に忘れられない恩人の一人となった。頭が見えた時は、お母さんと同じ黒髪がふさふさよ!!とかなり驚いたように言われたのは、その極限状態でも多少笑えた。(私自身が産まれた時、超ふさふさすぎて院内でもネームタグがいらないくらい有名だったそうで。)

最後、つかえてなかなか出てこないからと会陰切開するけどいいですかと、知らない女性(おそらく先生?)に声をかけられ、即答でok して切ってもらったら、すぐ雪崩のように勢いよく赤ちゃんが出てきた。21:00頃。

 

というわけで、私にとっては人生で一番衝撃的な経験でした。結果だけ要約すると、無事に出産できて良かった。

ただきっと、お産の進みが通常より速すぎたことと、さらに子宮口のチェックも、妊婦に配慮して頻繁にはしないっていう産院のポリシーとが相まって、私はパニックに陥っていたんだと思うけど、どうなんでしょうか。

後々思い返しての不満は、妊婦に配慮とかせずもっと頻繁に子宮口チェックしてほしかった。きっと理系で予習もバッチリしていた私には、その方が安心できたはず。あと、まさか這いつくばりながら分娩室と自分たちの部屋を往復するとは思わなかった。あの状況での自力での移動は勘弁してほしい。。

でも、すごく頼もしい助産師さんが、(ドイツでは珍しく)残業して産まれるまでついていてくれて、本当にメンタル的にすごく助かったし、その他諸々、病院には感謝してるし満足もしてる!!

ちなみに日本とかなり違って、産後二泊で退院なんだけど、そこらへんはまた後日書こうと思います。

 

前回のブログが新年の抱負だったのですが、

今年は本当にいろんな変化がありました。

 

まず、新年は本気でチェスに燃えてたけど、

妊娠が分かったと同時に脳の回転が一気に衰えて、毎日やってたオンラインのチェスで全然勝てなくなって

それまで割と上り調子だったスコアが一気に下降した。。こんなにも明らかな変化があるのかと

かなりびっくりした。

それでチェスはしばらくお休みすることにして、

編み物を始めました。新しい趣味の編み物はわりとハマってるけど

一時ハマりすぎて腱鞘炎になりかけたので、最近はあまり長時間やらないように気をつけてます真顔

 

そしてドイツでの妊婦生活について。後で聞かれても忘れちゃうかもしれないし、記録のためにまとめて書いておきます。(長くなるので、興味ない方は読み飛ばしてもらったらいいかも)

 

●婦人科について

まず、妊娠とは関係なくかかりつけの婦人科を見つけておいて、

普段から半年に一度くらいはチェックしてもらうのがこちらでは一般的らしく、

私も移住後わりとすぐに近所の婦人科で予約をとって、それ以来そこの先生に定期的にみてもらっていました。

その先生は当時ドイツ語がほぼできない時、英語でも対応してくれて

雰囲気もとても優しく親切な女性の先生。

なので妊娠中、月一回(最後のほうは月二回)の検診も、ストレスなく、

むしろ毎回楽しみにしながら通うことができました。

 

日本と違いそうなところは、新規で急に婦人科を予約しようとしても、受け入れてもらえないこともあるので、

引っ越したりした場合は、何も問題なくても

早めにかかりつけの相性のいい婦人科を見つけておくのがいいと思います。

私も最初は予約日まで二ヶ月くらい待たなきゃいけなかったし、今満杯だから新規受付してないと断られることもあるみたい。

 

●超音波検査について

それから、日本の妊婦検診では今は3Dとか4Dとかの超音波写真が主流になってるそうで、友人からはDVDを毎回もらえる病院に通ってるなんて話も聞いたことがあるけど、こちらはもっと質素です。

婦人科での検診や必要な薬は全て無料!!(保険適用)、産院での出産費用も無料!!なので、最低限の検査やサービスしかしない、という理由もあると思います。あとは、最近の研究(?)で、超音波検査自体が胎児にストレスがかかるから、あまり頻繁にしない方がいい、という流れがあるらしく、

妊娠期間中、最低限3回の超音波検査が義務づけられていて、その他の検診での超音波検査は任意のようです。

私の先生は、初期のまだ胎動も感じない、不安な頃は毎回検診のたびに超音波で確認してくれたので、2Dの写真を何回かもらえました。その後は、基本はその最低限の決まった日程だけ超音波検査をする方針のようでしたが、私の場合は性別がなかなかわからなかったので、わかるまでは性別を調べるために多少がんばって検査してくれていた感じです。

写真に関してはドイツの中でも病院によるようで、追加で料金を払うと3D写真がもらえるところもあるみたいです。私の通っているところは、そういうサービスはやってないと言っていました。

でも、正直、私は写真よりも、先生がいつも穏やかで親切、行くのがストレスにならないという点が一番大事だったので、写真がどうとかは全然気になりませんでした。超音波検査の回数も、もし赤ちゃんにストレスがかかるという研究結果が本当なら、必要最低限に抑えるという方針も納得できるので、それも問題ないと思っています。

とにかく、検診の度に支払いがあって、でもいろんなサービス手厚い日本のシステムとはかなり違うんだなとか実感しました。

 

また、コロナの影響で毎回一人で検診に行かなければならないので(パートナーがワクチン接種後からは同行okになったけど)、夫に見せるために超音波検査はスマホで動画を撮らせてもらえています。それはそれで実際に一緒に来るよりも楽に情報をシェアできるので、ありがたいです。

 

●専属のHebemme(助産師)について

妊婦は一人、ヘバメを選んで妊娠中や産後のケアについてアドバイスがもらえたり、産後数週間、定期的に自宅に来てもらえるシステムがあります。これも無料です。

(出産時にも専属のヘバメに立ち会ってもらいたい場合は、割と高額な費用がかかるけど、それ以外は無料。)

ただ、ヘバメ不足から、早めに探さないと見つからないという噂をよく聞いていたので、私の場合は本当に初期の段階ですぐ探すことにしました。

住んでる地域によっては、市がヘバメ探しを代わりにやってくれるサービスも提供していて、うちの地域もその案内を確か婦人科でもらいました。

ただそれに登録する前に、たまたま気に入っていた産院で出産に立ち会うヘバメさんの名前を見つけたので、その名前で検索して連絡をとることで、私は自分のヘバメを見つけました。

実際には、その人が所属している診療所の別の人に連絡がいっていたので、結果、思っていた名前と違う名前の人にありついてしまったんですが、まあそれは大きな問題ではなく、連絡が取れたその方でまずは、知り合いになる目的で最初の予約を取りました。

私の場合は、婦人科の先生と相性がよく、かなり満足していたので、婦人科での検診は減らしたくないし、それ以上、産前の検診(Vorsorge)をヘバメにしてもらわなくてもいいんじゃないか、と思っていて、最初の予約の際に、

産後のケアで自宅に来てもらうのを希望している旨を伝えました。

ただ、私のヘバメさん曰く、あまり知らない関係でいきなり産後に自宅に来るより、産前から定期的に会ってた方が信頼関係とか色々な面でいいということで、

さらに婦人科の月1の検診は減らす必要がなく、その合間にヘバメの検診を入れて、交互に通う案で提案されてしまい、

なんとなく私もその場で断れず、まあ無料で受けられるサービスだし、フルタイムで仕事してるわけでもないし、いいか

という感じでその通りにしてしまいました。

結果、よかったといえばよかったけど、私みたいにかなり早い段階でヘバメが見つかってVorsorgeもしてもらう場合、初期から最後まで、二週間ごとに婦人科とヘバメの検診を受けることになり、かなり忙しいスケジュールになると思います。

一度だけ、寝不足だけど予約が朝の8:15からで帰宅後はすぐ仕事があるというスケジュールの日に、寝不足を理由にキャンセルするのも失礼だし、渋々行ったところ、

寝不足とストレスとで帰宅後かなり体調が悪くなってしまって、仕事スタート1分前にキャンセルするっていう事態を招いてしまいました。だから、無理してヘバメの検診に行かなければよかったと、その日は後悔しました。

ただ、基本的にはなんでも相談できて、婦人科の先生とはまた別の角度でアドバイスがもらえたので、興味深い体験になりました。日本でいうと、婦人科は西洋医学、ヘバメのアドバイスは東洋医学や代替医療、って感じかも。

(婦人科で処方された鉄剤やその他の薬は、基本無料だけど、ヘバメで教えてもらったアトピー肌用のクリームとか、サプリとか諸々は自費です。)

さらに、最後の一ヶ月は任意で週に一回、お産をスムーズに進ませるための鍼治療(Akupunktur)を受けることができて、一回15ユーロくらいです。これはドイツではかなり一般的なようで、ヘバメの診療所以外でも、産院で先生との事前相談に行った時にも、受けるかどうか聞かれました。産院でもその鍼治療が可能だそうです。

とはいえ、今週から、私のヘバメは今二週間の休暇中、代わりにAkupunktur をやってくれる予定だったヘバメさんは、急遽その日に出産立ち会いが入ってキャンセルになり、毎週受ける予定が、一週間あいてしまいそうです。鍼治療とか、結構好きだからちょっと残念だけど、まあ、受けなくてもいい任意の治療なので、一回流れても大したことはないだろうキョロキョロ

約二週間の休暇を取るのはドイツではすごく大事で当たり前のこと。なので、運が悪い場合、せっかく専属のヘバメを見つけても、自分が出産するタイミングでそのヘバメが休暇に入ってしまって、産後の自宅訪問に来てもらえなかった、なんてこともあるらしいですあせる

私の場合は予定日が私のヘバメの休暇明けた後だから、おそらく来てもらえるはず!

 

かなり長くなったので、続きは次のブログに書きます。