ドイツで妊婦生活1(超音波検査や助産師さんについて) | ドイツに暮らすドラマーYunaのブログ

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バンド、NIHONGIのメンバー。
多くのバンドを経験、その過程でドイツ人の夫と出会い
現在ドイツ在住。
ドイツでは太鼓グループ、Arashidaikoに所属。

前回のブログが新年の抱負だったのですが、

今年は本当にいろんな変化がありました。

 

まず、新年は本気でチェスに燃えてたけど、

妊娠が分かったと同時に脳の回転が一気に衰えて、毎日やってたオンラインのチェスで全然勝てなくなって

それまで割と上り調子だったスコアが一気に下降した。。こんなにも明らかな変化があるのかと

かなりびっくりした。

それでチェスはしばらくお休みすることにして、

編み物を始めました。新しい趣味の編み物はわりとハマってるけど

一時ハマりすぎて腱鞘炎になりかけたので、最近はあまり長時間やらないように気をつけてます真顔

 

そしてドイツでの妊婦生活について。後で聞かれても忘れちゃうかもしれないし、記録のためにまとめて書いておきます。(長くなるので、興味ない方は読み飛ばしてもらったらいいかも)

 

●婦人科について

まず、妊娠とは関係なくかかりつけの婦人科を見つけておいて、

普段から半年に一度くらいはチェックしてもらうのがこちらでは一般的らしく、

私も移住後わりとすぐに近所の婦人科で予約をとって、それ以来そこの先生に定期的にみてもらっていました。

その先生は当時ドイツ語がほぼできない時、英語でも対応してくれて

雰囲気もとても優しく親切な女性の先生。

なので妊娠中、月一回(最後のほうは月二回)の検診も、ストレスなく、

むしろ毎回楽しみにしながら通うことができました。

 

日本と違いそうなところは、新規で急に婦人科を予約しようとしても、受け入れてもらえないこともあるので、

引っ越したりした場合は、何も問題なくても

早めにかかりつけの相性のいい婦人科を見つけておくのがいいと思います。

私も最初は予約日まで二ヶ月くらい待たなきゃいけなかったし、今満杯だから新規受付してないと断られることもあるみたい。

 

●超音波検査について

それから、日本の妊婦検診では今は3Dとか4Dとかの超音波写真が主流になってるそうで、友人からはDVDを毎回もらえる病院に通ってるなんて話も聞いたことがあるけど、こちらはもっと質素です。

婦人科での検診や必要な薬は全て無料!!(保険適用)、産院での出産費用も無料!!なので、最低限の検査やサービスしかしない、という理由もあると思います。あとは、最近の研究(?)で、超音波検査自体が胎児にストレスがかかるから、あまり頻繁にしない方がいい、という流れがあるらしく、

妊娠期間中、最低限3回の超音波検査が義務づけられていて、その他の検診での超音波検査は任意のようです。

私の先生は、初期のまだ胎動も感じない、不安な頃は毎回検診のたびに超音波で確認してくれたので、2Dの写真を何回かもらえました。その後は、基本はその最低限の決まった日程だけ超音波検査をする方針のようでしたが、私の場合は性別がなかなかわからなかったので、わかるまでは性別を調べるために多少がんばって検査してくれていた感じです。

写真に関してはドイツの中でも病院によるようで、追加で料金を払うと3D写真がもらえるところもあるみたいです。私の通っているところは、そういうサービスはやってないと言っていました。

でも、正直、私は写真よりも、先生がいつも穏やかで親切、行くのがストレスにならないという点が一番大事だったので、写真がどうとかは全然気になりませんでした。超音波検査の回数も、もし赤ちゃんにストレスがかかるという研究結果が本当なら、必要最低限に抑えるという方針も納得できるので、それも問題ないと思っています。

とにかく、検診の度に支払いがあって、でもいろんなサービス手厚い日本のシステムとはかなり違うんだなとか実感しました。

 

また、コロナの影響で毎回一人で検診に行かなければならないので(パートナーがワクチン接種後からは同行okになったけど)、夫に見せるために超音波検査はスマホで動画を撮らせてもらえています。それはそれで実際に一緒に来るよりも楽に情報をシェアできるので、ありがたいです。

 

●専属のHebemme(助産師)について

妊婦は一人、ヘバメを選んで妊娠中や産後のケアについてアドバイスがもらえたり、産後数週間、定期的に自宅に来てもらえるシステムがあります。これも無料です。

(出産時にも専属のヘバメに立ち会ってもらいたい場合は、割と高額な費用がかかるけど、それ以外は無料。)

ただ、ヘバメ不足から、早めに探さないと見つからないという噂をよく聞いていたので、私の場合は本当に初期の段階ですぐ探すことにしました。

住んでる地域によっては、市がヘバメ探しを代わりにやってくれるサービスも提供していて、うちの地域もその案内を確か婦人科でもらいました。

ただそれに登録する前に、たまたま気に入っていた産院で出産に立ち会うヘバメさんの名前を見つけたので、その名前で検索して連絡をとることで、私は自分のヘバメを見つけました。

実際には、その人が所属している診療所の別の人に連絡がいっていたので、結果、思っていた名前と違う名前の人にありついてしまったんですが、まあそれは大きな問題ではなく、連絡が取れたその方でまずは、知り合いになる目的で最初の予約を取りました。

私の場合は、婦人科の先生と相性がよく、かなり満足していたので、婦人科での検診は減らしたくないし、それ以上、産前の検診(Vorsorge)をヘバメにしてもらわなくてもいいんじゃないか、と思っていて、最初の予約の際に、

産後のケアで自宅に来てもらうのを希望している旨を伝えました。

ただ、私のヘバメさん曰く、あまり知らない関係でいきなり産後に自宅に来るより、産前から定期的に会ってた方が信頼関係とか色々な面でいいということで、

さらに婦人科の月1の検診は減らす必要がなく、その合間にヘバメの検診を入れて、交互に通う案で提案されてしまい、

なんとなく私もその場で断れず、まあ無料で受けられるサービスだし、フルタイムで仕事してるわけでもないし、いいか

という感じでその通りにしてしまいました。

結果、よかったといえばよかったけど、私みたいにかなり早い段階でヘバメが見つかってVorsorgeもしてもらう場合、初期から最後まで、二週間ごとに婦人科とヘバメの検診を受けることになり、かなり忙しいスケジュールになると思います。

一度だけ、寝不足だけど予約が朝の8:15からで帰宅後はすぐ仕事があるというスケジュールの日に、寝不足を理由にキャンセルするのも失礼だし、渋々行ったところ、

寝不足とストレスとで帰宅後かなり体調が悪くなってしまって、仕事スタート1分前にキャンセルするっていう事態を招いてしまいました。だから、無理してヘバメの検診に行かなければよかったと、その日は後悔しました。

ただ、基本的にはなんでも相談できて、婦人科の先生とはまた別の角度でアドバイスがもらえたので、興味深い体験になりました。日本でいうと、婦人科は西洋医学、ヘバメのアドバイスは東洋医学や代替医療、って感じかも。

(婦人科で処方された鉄剤やその他の薬は、基本無料だけど、ヘバメで教えてもらったアトピー肌用のクリームとか、サプリとか諸々は自費です。)

さらに、最後の一ヶ月は任意で週に一回、お産をスムーズに進ませるための鍼治療(Akupunktur)を受けることができて、一回15ユーロくらいです。これはドイツではかなり一般的なようで、ヘバメの診療所以外でも、産院で先生との事前相談に行った時にも、受けるかどうか聞かれました。産院でもその鍼治療が可能だそうです。

とはいえ、今週から、私のヘバメは今二週間の休暇中、代わりにAkupunktur をやってくれる予定だったヘバメさんは、急遽その日に出産立ち会いが入ってキャンセルになり、毎週受ける予定が、一週間あいてしまいそうです。鍼治療とか、結構好きだからちょっと残念だけど、まあ、受けなくてもいい任意の治療なので、一回流れても大したことはないだろうキョロキョロ

約二週間の休暇を取るのはドイツではすごく大事で当たり前のこと。なので、運が悪い場合、せっかく専属のヘバメを見つけても、自分が出産するタイミングでそのヘバメが休暇に入ってしまって、産後の自宅訪問に来てもらえなかった、なんてこともあるらしいですあせる

私の場合は予定日が私のヘバメの休暇明けた後だから、おそらく来てもらえるはず!

 

かなり長くなったので、続きは次のブログに書きます。