宮城県産ドラマー、石川洋のブログ。 -4ページ目

宮城県産ドラマー、石川洋のブログ。

宮城出身、都内中心、全国で活動中のドラマー、石川洋のブログです。ライブサポート、レコーディング、ドラムレッスン等行っています。

またすっかりご無沙汰です。

 

昨日から今日にかけて凄い台風でしたね。

 

被災された方々が少しでも早く日常を取り戻せるように祈ります。

 

 

 

さて、不要な心配をされないように結論から書きますが、真珠腫性中耳炎という病気にかかり、5月に手術をしました。

 

今は全然大丈夫です。

 

途中で書こうかなーと思ったのですが、ひとまずひと段落してからの方が皆様にご心配をおかけしないかなーと思いまして今になりました。

 

 

 

みなさん、そんな中耳炎を聞いたことあるでしょうか?

 

自分はありませんでした。

 

普段聞かないということは、中々マイナーな病気なのではと思います。

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真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん, cholesteatoma)は、中耳炎を繰り返すうちに一部の上皮組織が球状に増殖して耳の周りの骨を破壊する病気のこと。

球状に増殖した上皮組織は真珠のように見える事から真珠腫と言う。腫瘍ではない。真珠腫は上皮が存在しないはずの鼓室内に、何らかの原因で上皮細胞が侵入して増殖したもの。先天性の真珠腫は、表皮芽が鼓室内に入り込んで増殖したもので、鼓膜とは直接の関係がない。後天性の真珠腫は、鼓膜の上皮が鼓室内に侵入したもので、鼓室内の減圧状態が続いたことが原因となるケースと、鼓膜に開いた穴が原因となるケースがあって、いずれも鼓膜と真珠腫がくっついている。

 

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wikipediaより

 

 

簡単に言うと、一度真珠腫というのが出来るとその近辺の骨を破壊したり神経にダメージを与えたりしながら進行していき、ずっと放置するといずれ脳まで進んで、最悪の場合死ぬというケースもあるという病気です。

 

この度自分がその病気に罹って手術をしたわけですが、これは意外とみなさん知っておいて損はしないんじゃね?と思ったので、情報共有及び自分の備忘録としてブログに書いておこうと思いましたので、書きます。

 

 

まず異変に気づいたのは去年の今頃だったと思います。

 

これも良くなかったのだと思いますが、自分は眠りが浅くちょっとした音でも起きてしまうので、寝る時には耳栓が必須でした。

 

ある朝起きて耳栓を外すと、右耳からツーッと透明に近い液体が垂れてきました。

 

「ん?」

 

と思いましたが、きっと耳かきか何かで中に傷がついて出てきたのかなと思い、耳栓を新品にしたりしてなるべく清潔にしつつ様子を見ていました。

 

これもまた良くない習慣だったのですが、ミュージシャンという職業もあり、耳は限りなくキレイにしておきたい→毎日耳掃除をするという習慣がありました。

 

これは耳にとって良くないので、毎日やっている方は我慢しましょう(笑)

 

 

それでしばらく様子を見ていたのですが、だんだんその液体が黄色くなってきまして、膿っぽい色になってきました。

 

これはちょっとよろしくないなと思い近所の耳鼻科に行くと、

 

「外耳道に傷があり、そこが腫れて出血しているので、まずは抗菌の点耳薬をしばらくさして様子を見ましょう。」

 

とのこと。

 

それと「理由は分かりませんが骨に穴があるのと、鼓膜が両方とも内側に凹んでいます。中耳炎だからかもしれませんが、なるべく鼻をかんだり通気ができるように気をつけてください。」と言われました。

 

 

それで2週間くらい様子を見て、再度診察へ。

 

そこで、

 

「腫れていた部分が引いて分かりましたが、外耳道の奥に空洞があります。恐らく真珠腫かと思いますが、新しいものかどうかは分からないので今すぐ何かをする必要はないので、様子見で良いと思います。」

 

と言われました。

 

 

一旦耳だれ(耳からの液体)が止まったのでそのまま2ヶ月くらい過ごしていると、また年末から今年の年明けくらいに耳だれが。

 

再度耳鼻科へ行くと

 

「治りきっていなかったのかもしれないので、また違う点耳薬で様子を見ましょう。」

 

と。

 

 

この辺りから少し心配になり、真珠腫というものについて調べたりし始めました。

 

まず気づく症状として多いのは、耳だれと難聴らしいということ。

 

難聴?と思い考えると、確かに左右の聞こえの差は前から少しだけ気になっていて、でもそれは聞こえる音量が違うというよりは左と比べて聞こえる周波数帯が少し違うという印象だったし、イヤホンのはまり具合や、耳の中の形の違いで響きが違うのかなぁ?と思う程度で、仕事にも差し支えないレベルだったのであまり気にはしていませんでした。

 

 

新しい点耳薬が効いたのか耳垂れが止まり、再度耳の中を診てもらうと、明らかに以前見せてもらった時よりも穴が広がっていました。

 

それを指摘すると、「確かに大きくなっているので、念のためCTでどこまで穴が進んでいるか見て、今後の方針を決めていきましょう。」と。

 

 

この時点で個人的には「?」と思うポイントが結構増えてきており、お医者さんからしたらめんどくさい患者なんだろうなーと思いつつも、耳は仕事に直結するとても大事な部分なので自分なりに色々調べたりして質問を結構しました。

 

例を1つ挙げると、鼻をすする癖についてです。

 

真珠腫について調べていると、日常的に鼻をすする癖がある人はそれが原因の場合が多いというのが定説のようで、それに関してはかなり断定的に書いてある記事も多かったのです。

 

自分は小さい頃から周囲の全ての音や自分の声がうるさいと感じることが多く(恐らく耳管開放症or狭窄症)、その聞こえを鼻をすすったりすることでずっと調整していました。

 

あくびをして聞こえがボワーンとしたり、自分の声が大きく聞こえたりする状態がずっと続いているような感じと言えば伝わるでしょうか。

 

普通はそこで唾を飲んだりすれば聞こえが戻るらしいのですが、自分は戻らなかったので鼻をすすって調整していたというわけです。

 

記憶に無いくらい昔からのことなので、それが当然だと思っていたし、みんなそんなもんなんだろうと思っていました。

 

鼻をすするということは鼓膜が内側に引っ張られるということです。

 

逆に鼓膜を外側に押し出すのが耳抜きです。

 

鼻すすりが原因で鼓膜が常に内側に引っ張られると、中耳炎にもなりやすく、真珠腫を作る原因にもなるということです。

 

この説を沢山見てから、自分の中では凄く一本筋が通った感覚がありました。

 

昔から鼻はすするし、中耳炎は多かったし、これに間違いないだろうと。

 

 

 

なので先生に「鼻すすりが原因という記事を結構見まして、自分もその癖があるのですが関係ありますかね?」と聞いてみると「いや、全然関係ないと思います。」と。

 

 

そのようにいまいち釈然としない部分があったり、様子見で大丈夫でしょうということだったのに2ヶ月で穴が結構大きくなったこともあり、CTの判断がどちらに転んでもセカンドオピニオンを聞きに別の病院には行こうと思っていました。

 

 

CTの結果としては

 

「現状すぐ手術が必要ではないと思うので、数ヶ月に一度定期的に診察をしていけば大丈夫かと思います」

 

との結論でした。

 

 

 

しかし、

 

1. 2ヶ月で進行して穴が大きくなったのに数ヶ月に一度の診察でよいのか。

 

2. 普通の傷と違い、破壊が進んだ骨は戻らないので、今後どんどん穴は広がる一方。

 

3. 釈然としない部分がいくつかある。

 

ということで、紹介状を書いてもらい他の病院でセカンドオピニオンを聞かせてもらうことに決めました。

 

 

個人的な知人の先生何人かに相談したりしてお勧めの先生を伺ったりしたのですが、距離的に通院が厳しかったり、耳鼻科も専門が結構細かく分かれているとのことで、都合が合わず。

 

どうしようかなーと自分でインターネットで色々と調べていた際に、真珠腫に関してのスペシャリストの先生を発見。

 

評判もとても良く、手術数も日本トップクラスの某大学病院で診察を受けることにしました。

 

割と慎重に先生を決めたのですが、理由として、手術になった場合の成功率、改善率があります。

 

進行具合にもよりますが、手術になると耳の中をいじる手術が必要でして、かなり繊細だそうで。

 

一説によると30年位前だと真珠腫の手術をして日常レベルまで聴力が回復することはレアで(第一目的が真珠腫を完全に取り除くことで聴力改善はその次という位置付けの為)、ここ30年くらいで聴力改善に関しては技術が上がってきていると。

 

その時の聴力検査では右耳が軽度難聴になるかならないかのラインだったのですが、色んな方の手術体験記を読んだりすると、手術後にさほど改善しなかったり、悪化したりというパターンも結構見受けられたので、手術の経験が豊富であるに越したことはないだろうなと判断したのです。

 

 

 

これが4/3で、「大学病院なんて行った事ないけど、診察は数ヶ月先とかになるんでしょー、しかも人気の先生とかだったらもっと先なのかなー」と思いつつ電話をすると、なんと4/22に診察可能だと。

 

はやっ!と感激し、予約。

 

 

そして22日の診察の日を迎えました。

 

 

聴力検査、味覚検査(神経の破壊が進んでると味覚が狂うらしい)等を終えて、いざ診察室へ。

 

 

CTを見たり、検査結果を見るなり先生は、

 

「これは即手術した方がいいですね!」

 

と(笑)

 

 

理由としては、穴の進みが気になるのと、放置しても改善しないということ。

 

凹んだ鼓膜が袋状に内側に入っており、そこは掃除ができないので、いつ再発するかも分からないということ。

 

これ以上進むと、味覚障害、顔面麻痺、最悪死ぬ可能性があるということでした。

 

 

音楽を仕事にしているということもあり、これ以上破壊が進む前に今のうちに手術をした方が良いでしょうと。

 

 

例の鼻すすりの件を話してみると、「それが原因で間違いないですね。もう絶対しないでくださいね。」と。

 

なんかバイブスというのでしょうか(笑)、直感的に「この先生なら信頼できるな」という感じがしたので、その場で手術することに決めました。

 

この段階で8月に父親になるであろうことは分かっていたので、その前にやっておきたいなというのもあったので。

 

 

で、「5月は予定どうですか?」と聞かれ、心の中で「展開早過ぎじゃね?(笑)」と思いつつ予定を見ると、ライブの予定的に6月の方が良さげだったので、「6月じゃまずいすかね?」と聞くと、「その一ヶ月は大きいと思うよ」と言われたので、5月でうまく予定を調整する方向に(笑)

 

ここを選んだもう一つの理由なのですが、病院によってこの手術は全身麻酔で1週間くらい入院するパターンと、局所麻酔で1泊2日のパターンが多く、ここは1泊2日だったのです。

 

局所麻酔で頭蓋骨に穴を開けるなんてちょっと想像するとアレでしたが(笑)、聞こえの調整をしながら手術できるというメリットがあるので、それもポイントでした。

 

ちょうどうまい具合に1泊2日予定はまりそうだったので、5月15日に手術をすることで決定しました。

 

その後、入院用の血液検査やら何やらを終えてその日は帰宅。

 

話が進展して少し一安心したのと、「あー、頭に穴あけんの痛そうだなー」というのとで複雑でした(笑)

 

 

長くなったので、ひとまず前半はここまででm(__)m

 

 

 

 

なんやかんやと時間が過ぎて、危なく元号を跨ぐところでした。

 

 

8年目の今年も3月11日は宮城で過ごしました。

 

 

 

年始に南三陸のばあちゃんが亡くなってしまったので、いつも寄っていた老人ホームにも寄ることが無くなってしまいました。

 

ばあちゃん世代の人たちはチリ地震の津波も経験しているので、そういう世代がどんどん減ってしまうけど、大震災の事と合わせて昔からの話を語り継いでいって欲しいなぁと思います。

 

親戚達とはばあちゃんの葬式で年始にも会ったので、いつも通り世間話。

 

 

 

 

今年は珍しく雨でした。

 

防災庁舎の近くに献花台があったのですが、盛り土の影響か、今年はさんさん商店街の隣に献花台が移動していました。

 

 

 

 

 

去年かな?三陸道が繋がったので、実家から移動する時に峠道を通らなくて良くなった分、多少時間も短縮されましたし、何より冬はくねくねの峠が凍ってたりすることもあるので気分的にも安心になりました。

 

三陸道や国道に関しては大分復旧というか新しくはなってきている感じはするのですが、やっぱり街や暮らしはまだまだ時間がかかるなぁと思いました。

 

震災関連のニュースでもやっていたし、生徒に聞かれて思い出したのもあるんだけど、家が無くなったり、全壊もしくは半壊したり、被害の程度によって義援金の分配というのはそれぞれ違うんですね。

 

で、自分の実家の経験や周りから聞いている話から知る限りでは、分配された義援金というのは、家の新築や修理に必要な金額には到底足りないんです。

 

義援金というのはみなさんからの募金なので、そもそもその金額が全体の被害額より少なければ、足りなくて当然なのですが、その総額が問題ではなく、果たしてそれが一体どこにどんな風にいくら使われたのかが、結局の所よく分からないよなぁと。

 

気になって少し調べたら、もうほぼ全部配布しきっているようです。

 

http://www.bousai.go.jp/2011daishinsai/gienkin.html

 

しかし、高齢の方も多い東北ですので、家を建てる、修理するのに足りない金額を自分で捻出できるかと言われたら、難しいケースも多いと思いますし、実際ニュースでもそういったことが原因で欝になった方のケースを放送していたりしました。

 

そんな話はきっと沢山あると思います。

 

みなさんの善意の義援金がきちんと配布されて底を着いたんだとしたら、そこから先の補助や何かしらの制度は国、自治体が率先して行動していくべきだと思うんですが、放射能の汚染土の放置問題と同様に、国側が責任を取るという話は一切聞きません。

 

なんとも残念な国だなぁと思うのですが、オリンピックに使うお金はあるというんだから、不思議ですね。

 

かと言って、自分に何ができる訳でもないのがまたアレなんですが、少なくとも少しでもそういった責任を取ろう、協力しようという姿勢の見える政治家を選んで行かねばですね。

 

ここから先は、被災者の方々のそういった物理的な面も、心の面でもケアが必要な時期なのかなと思います。

 

 

引き続き、個人では無に近い微力でも、集まれば少しの力にはなると信じ、行動して生きていこうと思います。

 

 

過去の記事も読んだことが無い方はお時間ある時に是非読んでみて頂ければと思います。

 

 

 

2011年3月11日
 

2011年3月12日

 

2011年3月13日、14日

 

2011年3月15日、16日

 

2011年3月17日、18日

 

2011年3月19日~21日

 

震災で行方不明だった親戚

 

2013年3月11日

 

従兄弟の話

 

お盆in宮城

 

震災から3年

 

帰省からの南三陸

 

2015年3月11日

 

2015年お盆in宮城

 

2016年3月11日

 

2017年3月11日

 

2018年3月11日


 

 

それでは!

どうも、絶賛大好評シリーズ「最近感動した話 その2」です(笑)

 

 

去年の10月のある日、とある女性がドラムの体験レッスンに来ました。

 

ドラムは未経験なんですと。

 

ふんふん。

 

これは良くある話なんですが、この後の展開が中々でした。

 

「実は3月の末に自分の結婚式があって、そこで旦那がサックスで(旦那さんも初心者からスタート)、ルパン三世のテーマを演奏したいんです」と。

 

 

ほう!!(笑)

 

 

いいねー、こういうの燃えるー!と思いました。

 

人間というものは締め切りがあると火事場のクソ力出しますからね。

 

 

 

で、ルパン三世のテーマ(多分一番みんなが知ってるやつ)は、割と難しめというか、あんまり初心者が最初にやるべき感じの曲ではないんですね。

 

テンポ自体も若干速いし、やってる内容も中々細かったりするのです。

 

なので、基本的な雰囲気は残しつつ、難しいところは少し簡単にしたりして、なんとか3月までに間に合わせようということになりました。

 

 

「誰にも内緒でサプライズでかっこよく決めて、みんなをびっくりさせたい」ということだったので、中途半端は良くないので、何よりも精度を重視してレッスンを進めていきました。

 

 

年が明けた頃かな、「旦那がやばいんです」というので、旦那さんの練習の録音を聞かせてもらいました。

 

確かに、あと2ヶ月しかないのに、やばい(笑)

 

「旦那連れてくるんで、びしっと言ってもらえませんか!?」と相談されました。

 

初めて会った人にいきなりビシっと言うって、どんなガチンコファイトクラブ系講師だよと思いましたが(笑)、とりあえず会って演奏してもらって、やっぱりこのままだと3月危ういなぁと思ったので、

 

「今のまんまだと、ドラムはしっかりしてて、サックスがかなり緩いです。かっこよく決めてみんなをびっくりさせるというレベルには届かないし、かと言って笑いが取れる程へたくそでもない、中途半端な感じになりますよ?」

 

というような内容を伝えました。

 

すると旦那さんも、「中途半端は絶対嫌です。」とのことでした。

 

旦那さんはサックスを習っていたのですが、それと並行して、リズム面と奥さんとのアンサンブル面をおれがレッスンすることになりました(笑)

 

 

話が前後しますが、最初の頃の段階で「他の楽器はどうするつもりですか?」と聞きました。

 

すると「え?サックスとドラムだけじゃおかしいですか?」との返事。

 

 

 

音楽をやっていない人にはあまりピンと来ないかもしれないのですが、サックスというのは単音楽器なので、同時に複数の音は出せません。

 

ピアノやギターは和音(同時に複数の音を鳴らせる)が演奏できるので、一人で演奏しても様になるのですが、単音楽器を一人でかっこよく演奏するというのは、恐ろしくハードルが高いことです。

 

ドラムも音階を奏でることはできないので、何て説明したら上手く伝わるかなぁ…と考え、

 

「口笛と手拍子で、演奏するようなもんです」と説明(笑)

 

 

 

で、本番で演奏するのに他の楽器をどうしようかとなりまして、誰か紹介するのは全然いいんだけど、費用やリハーサルの日程が合わせられるか等色々問題が出てきそうだったので、最終的には、おれが不足楽器分のデータを作って同期演奏をするという案に落ち着きました。

 

 

同期演奏というのは、あらかじめ録音した他の楽器のデータに合わせて生で演奏するというやつです。

 

良くライブやコンサートでも、いないはずの楽器やコーラスが流れてるのは、そういう仕組みです。

 

 

ただ問題は、同期演奏に合わせるというのは、初心者にはとても難しいということです。

 

普通は初心者同士で集まって演奏したりするのが一般的じゃないすか。

 

そうすると、なんとなーくのテンポがとりあえず存在して、でもみんなそれぞれ早くなったり遅くなったりして、何とか曲を通すみたいなのが当たり前のことなんです。

 

例えば、ドラムが少し早くなっても、サックスはそれに合わせて早く演奏したりということが可能なんですが、同期演奏の場合はそれが全くできないわけです。

 

事前に録音されたデータは、ひたすら正確に流れるだけなので、生演奏が狂ってしまったら、それは悲惨な程ずれるし、立て直しも難しいし、リズムや音程のアラも凄く分かりやすいのです。

 

 

そういった意味でも、今回のチャレンジはハードルが高かった訳です。

 

 

そもそも人前で演奏するというのは、最初は凄く緊張するし、緊張すると練習で出来てたことができなくなるし、それなのに機械に合わせて演奏しなきゃいけないって、かなりハードルの高い初ライブです(笑)

 

 

だから、練習では150%くらいを目指すように、後半はかなり細かい部分も指導しました。

 

本番の緊張やら何やらでパフォーマンスが落ちても、それでも拍手をもらえるように。

 

 

 

段取りとしては、披露宴の入場の際にムービーを流し、ムービー終わりのきっかけで幕が急に開き、演奏開始。

 

誰も演奏なんて予想していないので、びっくり&素晴らしい演奏に感動して拍手喝采、その中入場という予定です。

 

 

 

で、迎えた本番。

 

 

 

 

当日はマイドラムセットと音響周りを搬入してセットし、音響の調整や同期の操作も担当しました。(というかおれがそういうのがある程度出来る人間でよかった…)

 

 

本番前はもう手汗が止まらないくらいソワソワし(自分が演奏するときはそんなことない)、ムービー終わりのきっかけで曲スタート!

 

 

 

 

お、出だしいいぞ、二人とも集中できてる!

 

イントロがこの感じでいけたなら、きっとこの調子で乗り切れる!

 

あ、やばい、泣きそう(笑)

 

いや、ドラムの陰にいる知らない人が泣いてたらキモイから、耐えろおれ!(笑)

 

 

 

と思いながら、何とか耐えまして、曲終了。

 

もちろん練習で一番良かった時と比べたら荒い部分や多少のミスもあったけど、終わった瞬間のみなさんの拍手がマジのやつでした。

 

 

その拍手が何よりも大成功の証でしたねー。

 

 

 

二人とも本番数日前に「こんなに部活みたいに頑張ったから、終わっちゃうのが寂しいです」とか「披露宴とか式とかもうどうでも良くて、演奏のことしか考えられないです」とか言ってて(笑)、実際披露宴の前日夜も仕事終わりでスタジオに練習しに行ってたりしてたんですね。

 

二人とも普通に仕事しながら、半年弱で人前で演奏するレベルまで仕上げるっていうのは、結構な努力ですよ。

 

誰もが出来ることでは全然無いです。

 

 

だから、おれも「うまくいってくれー!」と思っていたし、そんなことが走馬灯の様に思い出されて、泣きそうになった訳です(笑)

 

 

終わってからは新婦の親御さん達にもめっちゃ感謝されてしまったし(新婦のお父さんがサックス吹きだから、新郎がサックスを吹いてびっくりさせたいという所からスタートしたのです)、普段自分が演奏するよりもかなり緊張したので、終わった時の充実感もかなりのもので、帰宅後は一人でビール飲みました(笑)

 

 

「教える」ということが向いているか向いていないか自分でも未だに良くわかりませんが、こうやって何かの結果が出せて喜んでる姿を見れると、「ああ、やってよかったなぁ」と素直に思えます。

 

 

ただそれはおれが教えたから可能なわけではなく、本人がきちっとやる事をやるという前提があって、おれはなるべく最短ルートを案内するだけなので、おれ一人が頑張ってどうにかなるものでもないんですね。

 

そういう意味では、演奏するのと一緒で、他人と共同で何かを作り上げるということなのかも知れないですね!

 

 

ということで、最近の感動した話 その2でした(^^)