このブログでも触れたことがありますが、南三陸町の役場で勤めていた親戚が、震災の日から行方不明でした。
車は数ヶ月前に海中で見つかっていたのですが、本人はずっと見つかっていませんでした。
遺体が見つかっていない家族も、国からは死亡扱いにされ、現実の生活もあるので、どうにか無理矢理前を向いて進まなければいけない状況でした。
従姉妹からすれば旦那さんがいなくなり、その子供達からすれば父親がいなくなり、かといって遺体も見つからないのに、前を向かなければいけない。
想像でしかありませんが、僕には無理です。
何をきっかけに前に踏み出せるのか、想像もつきません。
震災から一年半の9月11日に、集中捜索を行った際に発見され、先日本人だと確認が取れたそうです。
これが踏ん切りになるかどうかは分かりませんが、とにかく見つかって良かった。
家族も寂しいけど、本人も1年半もの間ひとりぼっちで、どれだけ寂しかったでしょう。
亡くなった別の従姉妹も、この親戚も、他の人の為に職務を全うして亡くなりました。
そんな二人が安らかに眠れますように。
家族にこれから先、安心と幸せが訪れますように。
そんな親戚達に恥じないように、生きていきます。
改めて震災で亡くなった方々のご冥福を心からお祈りします。