何もしたくないときは・・・どうすればいいのかわかりません・・・ | 精神科医:みえしん院長

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おはようございます(こんにちは)。三重心身クリニックのドクター臼井ですニコニコ


三重心身クリニックでは一般の保険診療とは別に、カウンセリングも行っております。
通常の保険診療に比べて、定期的、継続的に面接の時間・場所・相手が保証されるのが特徴です。
臼井卓士のブログ
カウンセリングとは、話すこと―「対話」によるこころのケアのことです。
私は、メンタルヘルスに対しては、医師による診察・薬の処方だけではなく、カウンセリングも大切だと考えている精神科医です。


アメブロの5月20日から5月26日アクセス解析では検索キーワードの第1位は、依然
「毛ガニ 蒸し方」
でした!?。 
そして検索キーワードの第2位
「何もしたくない時は」
でした。
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過去記事は、
・活き毛ガニの食べ方~レシピ:蒸し方、さばき方前編~
・活き毛ガニの食べ方~レシピ:蒸し方、さばき方後編~
・何もしたくないときの対処法
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今回は、御要望の多かったタイトルのテーマで少し書かせていただきます。

カウンセリングでカウンセラーがお受けする相談、あるいはカウンセリングの中で出てくるテーマで多いものに、
・うつ的な気分が続いている
・気力が出ない
・何もしたいという意欲が出ずに困っている
・食べたいという気持ちすらわかない
・化粧も家事も育児も全て億劫
・仕事が手につかず、朝になると会社に行きたくないと思う
・朝起きるのがとてもおっくうでとにかく寝ていたい
・何も楽しくない
などといったうつ症状があります。


うつ症状に対しては、もちろんお薬を使うことも多いのですが、心理療法(=精神療法、カウンセリング)では、どのようにカウンセラーはうつ症状を理解し対処しているのでしょう。カウンセリングは、ただお話を聞いてもらう場とは違いますから、皆さまがカウンセラーを利用になる場合はそんなことも選択の基準に入れるとよりよいカウンセラーに出会えるかもしれません得意げ


私が良く伝えていたのは、
「今まで頑張りすぎてしまって、エネルギーが切れてしまったのだと思います」
「あなたの完璧主義や努力を誰からも認められなくて無気力に陥っている」
といったことでした。


とにかく寝ていたいというのは眠っていても、睡眠の質が悪いため身体やこころ=脳の疲れが十分取れていないからです。
もちろんお薬も大切になる場合があります。ヨガや漢方、リラクセーションなども大切かもしれません。軽く汗をかく程度の運動や散歩も良いかもしれません。

でもあなたのストレスはどうでしょう?そもそも「自分にはストレスはないと思う」とストレスに気づいていない方も多いです。
親子関係、ご主人・奥様とのかかわりなど夫婦関係、友人関係、同僚などとの人間関係などもキーだと思いますが、いかがでしょうか。


カウンセリングでは、まず現状の整理を行い、ストレス状況をカウンセラーと一緒に気づいていくことから始まります。「話を聞いてもらえた」と実感できることで、うつ状態の方でも活力がでてきます。心より身体のほうが正直なのかもしれません。


カウンセリングを通じて、自分のこころや行動の癖に気づくと、職場などの人間関係のぎくしゃくが改善し、周囲からもストレスではなくサポートを得られるようになってきます。周囲のサポートはあなたのこころや生活へも良い影響を与えます。

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