今回はちょっと難易度の高いテーマに挑戦してみたいと思います!

それは、哲学者・西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」についてです。

哲学って難しそう…と思うかもしれませんが、一緒に楽しく学んでいきましょう!

参考文献は、大川隆法総裁先生著『西田幾多郎の「善の研究」と幸福の科学の基本教学「幸福の原理」を対比する』です。

1. 西田幾多郎とは?

西田幾多郎は、日本を代表する哲学者であり、その思想は「西田哲学」と称され、世界的にも高く評価されています。彼の提唱する「絶対矛盾的自己同一」という概念は、一見すると難解そうですが、実は私たちの日常生活や社会生活に深く関わっています。

彼の思想は、西洋の論理合理主義や一元論、二元論とは異なり、対立するものが同時に一つに結びついているという考え方を基盤にしています。これは、例えば「全体」と「」、「」と「身体」など、一見すると対立するように思えるものが、実は密接に関連しているという視点から来ています。

2. 「絶対矛盾的自己同一」とは?

Contradiction

絶対矛盾的自己同一」とは、一見すると対立しているように見えるものが、実は一体となって存在しているという概念です。これは、西田幾多郎が提唱した独自の哲学的視点で、彼の思想の核心をなす部分です。大川隆法総裁先生は、『西田幾多郎の「善の研究」と幸福の科学の基本教学「幸福の原理」を対比する』において、「西田幾多郎は、絶対矛盾的自己同一、すなわち、『絶対的に矛盾していることを、自分のなかで同一化する。一つにしてしまう』ということを、言葉として語っています」と解説されています。すなわち、「対立するものが一体となって存在している」ことを意味します。

3. 日常生活における「絶対矛盾的自己同一」

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絶対矛盾的自己同一」は、私たちの日常生活にも深く関わっています。例えば、「ワークライフバランス」を考える時、「仕事」と「私生活」は一見すると対立しているように思えます。しかし、それぞれが私たちの生活の一部であり、一方が他方を支え、またその逆もまた真であると考えると、これらは「絶対矛盾的自己同一」の視点から見ることができます。

 

また、私たち自身も「」と「身体」から成り立っていますが、これらは一見すると異なるもののように思えます。しかし、心の状態は身体に影響を与え、身体の状態もまた心に影響を与えます。これらは「絶対矛盾的自己同一」の視点から見ると、一体となって存在していると言えるでしょう。

4. 社会や組織における「絶対矛盾的自己同一」

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社会や組織においても、「絶対矛盾的自己同一」は重要な視点となります。組織は「全体」と「」から成り立っていますが、これらは一見すると対立しているように思えます。しかし、全体が個を支え、個が全体を支えるという関係性を考えると、これらは「絶対矛盾的自己同一」の視点から見ることができます。

この視点から見ると、組織の中での個々の役割や貢献、そして組織全体としての目標や方向性は、一体となって存在していると言えるでしょう。

5. まとめ

Summary

西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」は、一見すると難解な概念ですが、実は私たちの日常生活や社会生活に深く関わっています。対立するものが一体となって存在するという視点は、多くの問題や課題を考える上で有用な視点となります

 

こういった西田哲学の視点から、私たち自身や周囲の人々、そして社会や組織といった大きな枠組みを見つめ直すことで、新たな理解や洞察を得ることができるかもしれませんね。

哲学は難しそう…と思うかもしれませんが、ぜひ一緒に楽しく学んでいきましょう!