アラフィフ独身/元イラストレーター25年歴の心理カウンセラー/もりわきまりこです。

 

【自己紹介 ①】不登校になるまで

【自己紹介 ②】働く引きこもりイラストレーター

【自己紹介 ③】自分を棚に上げたままでカウンセラーになりました(最終話)

 

 

その昔、セッション中、気持ちの伝え方の話になりました。

 

 

わたしは日頃から、勇気を出してあなたの気持ちを伝えてみてね、とお伝えしています。

 

怖いまま飛ぶ!勇気あるクライアントさん、早速やってみたそうです。

 

 

 

「でもね・・わかってもらえなかったぁ・・」

 

 

どんな風に伝えたの?と、詳しくお話を伺いました。

 

 

わたし)

「ふむふむ・・惜しい!めっちゃ惜しい!!!」

 

 

さて、一体何が「惜しい!」のか?お話させて頂きますね。

 

 

 

気持ちを伝えるということを

 

「私はこう思った!その理由はこうだから!」

 

ドーーン!と相手にぶん投げることが

「伝える」と思い込んで大人年齢になっている方はとても多いです。

 

 

個別にお話を伺うと、皆さん口を揃えて、

そういうふうに習ってきているからそれしか知らない、とおっしゃいます。

 

 

その方にとっての「普通」なので、良くも悪くもありません。

 

ただ、

「そういう風に習ってきているから」ということは

「そういうもんだ」と教えてくれた人がいるということになります。

 

ご家族の方、先生、親戚の方が多いかもしれませんね。

 

子供は大人に比べて経験して身につけたことの数が、まだ圧倒的に少ないので

「そういうもんだ」と言われれば

「あーそうなんだ」とあまり考えず受け止めて、同じやり方で誰かに使うということがあるんですね。

 

 

「おかしいなぁ・・気持ちを伝えているだけなのに、なぜあの人は怒ったり、プイっとしたりするんだろう」

 

 

このようなことがあなたの日常の中で何度も起こると

 

「あれ?自分の気持ちを伝えようとすると、伝わらないなあ、

じゃああんまり言わないようにしよう」と、自分の気持ちを抑えるという学習をしてしまうんですね。

 

 

ここで思い出してください。

 

あなたが子供の頃教わった

「伝える=ぶつける」は、あくまで「その方にとって普通」の気持ちの手渡し方です。

 

そのやり方であなたに手渡されたからといって、意思の疎通がうまくいかないやり方をあなたが受け継いでまで、同じことをしなくてもいいんです。

 

 

相手の人は、あなたが伝えたい気持ちを理解する以前に

「責められた!」という衝撃で頭がいっぱいになります。

 

それでは本末転倒です。

 

 

そんな時はこの2ステップで伝えてみましょう。

 

●私がこう思ったのはこんな理由があったよ

 

●それで私はこう感じたよ

 

 

「わたしはこう思ったのは、こんな理由があったの。それでわたしはこう感じたんだ・・」

 

お相手との間での出来事経由で起こった心のモヤモヤや、割り切れなさだとしても

一番わかって欲しいのは

「わたしの気持ち」ではありませんか?

 

 

「ぶつける」のではなく、「手渡す」。

 

 

わたしは、心理塾に入り、おっかなびっくりこのやり方をやってみました。

 

というのはウソで!

(めんどくさくてできませんでした)

 

まりちゃん流を書くと、心理塾に入る2年前

「本当に心で感じていないことは、言わないようにする」

と、自分自身のためにある日決め、

 

ただ、そうしているだけなのですが、中身は同じことをやっていたんですね。

 

それまでは嫌われないように、誤解されないように、とってつけたような取り繕う話し方を長年していました。

 

「まりちゃんのいうことは本当だから信じられる」

 

「まりちゃんは、本当に思っている時しか人を褒めない」と

やたら言われるんですね。

 

イエスノーもしっかりいいますが、不思議なことにほとんど、人に怒られたことはありません。

(自分がここをしくじってる時は、きちんと怒られます。逆に、いいバロメーターです)

 

「本音は人を傷つけない」と心理塾で学びましたが、ああこのことなんだなあと

今ではよく分かります。

 

あなたの中にもあるものです。

 

<伝え方はこんな感じ>

 

例)

「あなたはわたしのことわかる気がないんだって言われたとき、わたし置いてけぼりにされたような気がしたんだ。悲しかったよ〜」

 

 

・起こった出来事

 

・それによって自分がどう思ったか

 

・思ったことに対して何を感じたのか

 

 

【冒頭のクライアント様からご感想を頂きました】

 

「自分のグラスの水は、他人が注いでくれるもの」という

発想しかなかった。

 

まさか、自分で注ぐなんて・・

 

 

自分で注げるんですね・・

 

 

本音は人を傷つけない。

 

大丈夫!

 

あなたもそっと思いを取り出して、両手に乗せてお中元やお歳暮を手渡すように、伝えたいあの人に伝えてみませんか?

 

 

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