こんにちは。
前回は、『うつ病とは? 』をご覧いただきました。
前回の記事を見ていただければ、うつ病とはどういう病気かを分かっていただけたと思います。
今日は、”うつ状態とうつ病”の違いについて書いてみたいと思います。
うつ状態とうつ病は違います。
そして、意外と知らない方が多いので、詳しく違いを説明しておきます。
私は、精神医学と臨床心理学を履修しているので違いが分かりますが、普通は分かるはずもないからです。
うつ状態を定義すると、
物事に対する関心や取り組む意欲が失せて何もする気が起こらない状態が一日中ずっと、ほとんど毎日、2週間以上にわたって続いた状態
になります。
上記は、精神的症状なのですが、これに不眠や食欲不振が伴ってくるので、かなりやっかいです。
しかし、この時点では、まだ”うつ状態”なので”うつ病”ではありません。
そのため、この状態で病院に診断書を取りに行っても、”抑うつ状態”や”うつ状態”と診断される場合があります。
要するに、病気とまでは断定できないが、正常ではない、という診断になります。
ただ、”うつ状態”というのは性格などにもよりますが、誰にでも起こりうることです。
そのうつ状態を長い間放置していると、症状が定着してしまい、重度のうつ病にまでなる可能性があります。
また、重度のうつ病になっている方が、初期のうつ状態のときに、精神科で適切な治療をしていたら早期に回復していた場合も多々あるでしょう。
しかし、自分は異常と感じていても、周囲が気付かずに放ってほくと、症状が重症化し、回復しにくくなります。
”うつ状態”は、
物事に対する関心や取り組む意欲が失せて何もする気が起こらない状態が一日中ずっと、ほとんど毎日、2週間以上にわたって続いた状態
ということでした。
この状態が長引いたらどうなるかというと、
“精神的・肉体的疲労が続いていくうちに脳の中の『セロトニン』や『ノルアドレナリン』などの神経伝達物質の働きに異常を来してしまい、そのためにさまざまな症状が出現してしまいます。
これが、”うつ病”です。
つまり、うつ病とは、うつ状態の症状だけでなく、脳内の神経伝達物質に異常が起こっているので病気であるとお分かりいただけると思います。
また、通常であればうつ病の治療では、半年ほど薬を飲み続けなければいけませんが、症状が軽減したからといって薬を途中でやめてしまうと、再び症状がひどくなります。
このように、うつ病の治療は、長期的かつ周囲のサポート、セルフコントロールが必要になってきますので、”うつ状態のときに適切な治療を受ける”ということが重要になります。
”うつ状態とうつ病”の違いをお分かりいただけたでしょうか?
うつ病は、珍しい病気ではありません。
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