今日の音楽感傷(867) 幻?のジャズヴァイオリンーエディ・サウス | DrOgriのブログ

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ジャズヴァイオリンではステファン・グラッペリが有名ですが、同時代のヴァイオリニストにエディ・サウス(Eddi South, 1904-1962)がいます。ルイジアナ出身のアフリカ系アメリカ人です。シカゴ音楽大学でクラシック音楽を学びました。しかし、当時はアフリカ系のミュージシャンに対してクラシック界の壁は厚く、結局ジャズの世界に進むことになります。

1920年代からシカゴで活動を始め、1928年にはパリ音楽院に進みました。その後、ブダペストを訪問してジプシー音楽から大きな影響を受けます。1931年にシカゴに戻りますが、その後再びパリでジャンゴ・ラインハルトとグラッペリとレコーディングをしました。このレコードは稀少です。欲しいですね。

 

 

優れたテクニックを持ちながら、生涯ほぼ無名のままでした。

 

 

 

先の記事でも引用しましたが、バッハのドッペルは見事です(グラッペリも凄いけど、ジャンゴのギターも凄い)

 

 

 

 

 

「エディのブルース」

ジャンゴとの共演

 

 

 

一番好きなのはこれ、「ラ・ロジータ」

なんて美しいのでしょう。

 

 

どこか、ジャック・チボーを思わせます。

古き良きロマン奏法ですね。

時代が違えば、人種差別がなければ・・・

惜しいですね。でも、再び注目され始めています。