百日咳のことがニュースになっていて、患者さんからも質問があったのでブログで採りあげたいと思います。
まずは医師サイトに掲載されていた医療ニュースから↓
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乳幼児が重症化しやすい「百日せき」、患者数722人で最多更新…4月6日までの1週間
2025年4月16日 (水)読売新聞
激しいせきを引き起こし、乳幼児が重症化しやすい百日せきについて、国立健康危機管理研究機構は15日、3月31日~4月6日の1週間の患者数が722人(速報値)だったと発表した。
全ての患者を把握するようになった2018年以降、過去最多の578人だった前週を上回った。
都道府県別では、新潟73人、宮崎51人、東京、大阪各44人の順に多い。
百日せきは細菌感染症で、主にせきやくしゃみなどの飛沫により広がる。
厚生労働省は「飛沫を防ぐせきエチケットなどの基本的な感染対策を徹底してほしい」と注意を呼びかけている。
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患者さんの中に百日咳をウイルス感染症だと思っている人が意外に多いのですが、細菌感染症ですよ。
だから抗生剤で治療するんです。
そしてこんなニュースが・・・
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「百日ぜき」生後1カ月女児が死亡 耐性菌に感染、基礎疾患なし
4/18(金) 19:58配信
激しいせきを伴う感染症の「百日ぜき」に感染した生後1カ月の女児が死亡していたことが、国立健康危機管理研究機構が18日に発表したまとめで明らかになった。女児に基礎疾患はなかった。
機構によると、女児はせきの症状があり、呼吸状態が悪化して医療機関に入院し、百日ぜきと診断された。
呼吸不全で入院4日目に東京都立小児総合医療センターに転院。
人工呼吸を開始し、肺炎の所見もみられた。
転院から3日目に呼吸不全や肺高血圧が進行し、腎不全となって人工心肺装置「ECMO(エクモ)」や透析の処置を施したが、転院5日目に亡くなった。
女児はワクチンの接種前で、妊娠中に母親のワクチン接種歴はなかった。
女児は抗菌薬が効きにくい耐性菌に感染していた。
同センターでは2024年11月から25年3月にかけて、女児の例を含む5例で耐性菌が検出された。
いずれも海外渡航歴はなく、きょうだいなどからの家庭内感染が疑われたという。
機構の集計によると、6日までの1週間で全国の医療機関から報告された感染者数(速報値)は722人。
今年の累積は5652人で、昨年1年間の4054人を超えている。
機構は都内でも耐性菌が拡散している可能性があるとした上で、耐性にかかわらずワクチン接種が有効としている。【寺町六花】
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ヤフコメを拾ってみました↓
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妊娠中に百日咳のワクチン打つ人のほうがめずらしいよ!
ママは自分を攻めないでほしい。
生後1ヶ月の赤ちゃんが亡くなるなんて家族はほんとに辛いと思う。
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生後1カ月じゃなんでも命取りだよ…
母親のせいでもない
誰かのせいじゃない仕方ない
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妊娠中に百日ぜきのワクチンは打たない人の方が多いと思います。
産婦人科でも風疹はきちんと検査するし抗体がない人はワクチン接種を強く勧められますが、百日ぜきなんてひと言も聞かなかったし、基本的に薬やワクチンは控える人の方が多いでしょう。
調べたら百日ぜきワクチンは妊娠中も推奨されているみたいですし生後数ヶ月はお子さんに抗体が残るようなので身近で流行っている方は産婦人科で相談してみても良いのかもしれませんね。
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百日咳といえば、森鴎外を思い出す。
鴎外は息子・不律を百日咳で喪い、同じ病に罹った娘の茉莉さんを安楽死させるかどうか悩みに悩んで、「医者としてそれは許されない」という決断を下した。
茉莉さんは持ち直して命拾いをしたが、鴎外はその後も安楽死について考え続け、「高瀬舟」を著した。
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本当にかわいそうで言葉もありません。
何とかならなかったのでしょうか。
私も以前、百日咳にり患したことがあります。
本当に一晩中咳が止まりません。
最初は、百日咳だとは気づきませんでしたが、明らかにおかしいと思って受診したら百日咳でした。
風邪と違い、寝ていても自然には治らないみたいなので咳がひどいと思ったら受診したほうがいいです。
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私も30歳過ぎた頃に百日咳にかかりました。
とてもしんどく、明らかに異常な咳…生後1ヶ月でこんなことになるなんて。かわいそうに。
ご冥福をお祈りします。
私が咳で診察を受けた時に、百日咳かもと言われたので、母に母子手帳を確認してもらうと予防接種をしてるとのこと。
病院の先生に伝えると、残念ながらもう免疫がなくなっていると。
病院で百日咳の検査してもらいましたが検査結果が出るまで数日かかるとのことと、先生の判断でほぼ百日咳だろうということで前もって薬を処方してもらいました。
かなりしんどい咳が続き、息を吸う間も無くひっきりなしに出る咳に悩まされました。
特に夜がひどくて、咳のせいで何度も気が遠くなるような目眩がしました。
その名の通りほんとに100日、咳に苦しみました。そしてほんとに100日で治りました。
咳ってしんどいです。
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私は生後すぐに百日咳にかかりました。
その時、医者からもう助からないかもしれないと言われたそうです。
なんとか無事大人になりましたが、当時のことを母から聞いてそんなに危険な状態だったのだと驚きました。
やはり乳児はかかると危ないんですね。
家族はしっかりとマスクをしたり手洗いうがい徹底してなんとか予防しないとダメですね。
GWや大阪万博など人が集まる場所で拡大しないことを祈ります。
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30代半ばでかかりましたが、とにかく咳が止まらなくて息ができなかったです。
咳が出続けるので息が吸えないんですよ。
もちろん自分が赤ちゃんの時にワクチンを打ってましたし、どこで誰からうつったのかは不明。
内科のお医者さんも実際の百日咳の咳を知らなかったから、1ヶ月以上診断がつかず。
小児科の先生が気づいてくれました。
幸い誰にもうつらなかったのが何よりでしたが、ワクチン前の乳幼児がかかったら命に関わることは間違いありません。
亡くなった赤ちゃんのご冥福をお祈りします。
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昔は大人はかからないといわれてました。
近所の医者も最初『百日せきは子供の病気』とただの風邪と診断をだしました。
30代で感染しましたが本当に辛かった。
なにせ一度咳き込むと息ができなくなるんです。
咳が終わらないので、息が吸えないんです。
寝ていても急に咳こみ飛び起きて息を吸うことを頑張らねばならないんです。
生まれて間もない赤ちゃんがあの苦しみに襲われて命まで奪われたなんて…ものすごく胸が痛いです。
百日位で嘘のように治りますが二度とごめんだし、はやく特効薬が、できてほしいです。
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定期の予防接種は生後2か月から。
生後1か月頃までは母親からもらう免疫が残っていて、それが低下し初めて予防接種が始まって効果が出始めるまでの間はとても無防備な期間。
それでも母親と外へ出たり兄弟が持ち帰ったり、どんな病気にかかるのもそれに勝つか負けるかも運というか仕方のないこと。
予防接種にない感染症もあるし、色んな病原性微生物に曝されながら熱出したりして免疫が作られていくしね。
不慮の事故もそうだけど、子どもが無事に成長するって当たり前じゃないんだよね。
心配なのは耐性菌が流行ってきているということ。
ワクチンが有効とあるけど、変異しているならワクチンによる免疫もすり抜ける可能性がありますね。
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生後1ヶ月ですからまだ乳幼児のワクチンが始まる前の月齢です。
またワクチンを接種しても大人になってから感染することももちろんある。
細菌感染ですから。
ワクチン接種によって死亡が減らせた疾患ということですが、メディアがこうして採りあげて騒ぐ背景が気になりました。
怖がらせてワクチンに誘いたいのではないかと・・・。
そうしたら同じようなことを考えていた先生がおられました↓
咳による飛沫で感染するので、咳が出ている人はマスクをしましょう。
咳エチケットですね。
マスクは感染を防ぐというより、感染している人が他の人に飛沫感染させないようにするもの。
咳をしている人はマスクをお願いします。
私はコロナワクチンについて調べるまでは、今まで接種してきたワクチンに関して何も疑問や不安に思ったことが一度もありませんでした。
自分の子供たちには必要なワクチンは全て接種させましたし、インフルエンザのワクチンも毎年のように接種していましたから。
ワクチンの危険性について知ったのは分子栄養学を勉強し始めてからです。
10年近く前からですね。
以来、インフルエンザのワクチンもやめました。
ワクチンの事については情報発信している方が大勢おられるので、是非、色々な情報に触れて、自分の頭で考え、どうするのか自分で決めて下さいね。
何を信じるのか、誰を信用するのか、それも含め全てご自身の選択です。
自分で一生懸命考えて決めたことは後悔がありません。
その判断を人に委ねると人のせいにします。
後悔が生まれます。
だから自分が決める。
情報を見て混乱するかもしれない。
混乱していいと思うのです。
色々調べて、悩んで、考えて、その上で選択したことは自己責任で後悔を生まない。
私もワクチンのことは専門外で分からないので散々調べて勉強しました。
他のワクチンのことについても勉強します。
何かあればブログで発信しますね。
患者さんのリクエストで復活させた
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