肛門科に来る患者さんの中には痔などの肛門の疾患ではなく心の病の人がおられます。
肛門が気持ち悪い
肛門がベタベタする
四六時中、肛門のことが気になる
肛門が突然痛くなる
常に便が挟まっている感じがする
便のニオイが気になる
自分のニオイのせいで周りの人が迷惑している
症状は様々ですが、診察しても肛門や直腸には何も異常がありません。
そんなはずはない
絶対に何かあるはずだ
ちゃんと調べて下さい
と頑なに主張し、あちこちの医療機関を受診して、肛門エコーや排便造影、肛門内圧検査、MRI、CTなど、ありとあらゆる検査を受けておられる方も多いです。
もちろん検査しても何も異常なし。
「肛門や直腸には何も異常がありませんよ」
と説明すると落胆されたり、中には怒り出す患者さんも
出口の便秘がある場合は、直腸や肛門にたまった便を出し切るだけで症状が良くなる患者さんもおられます。
でも根本は「心」にあるので、出口の便を出したとて根本治療にはなりません。
そういう患者さんは精神科へ紹介されることが多く、精神科を受診し投薬治療を受けておられる方も来られますが、やはり、精神科の薬とて根本治療ではありません。
精神科の治療は痔の治療よりもずっとずっと難しいですね。
なかなかスカッと治りません。
また薬漬けになってしまうのもイヤなので、私が精神科を紹介する場合は先生を選んで紹介しています。
精神科の治療には栄養療法が欠かせないと思っているので。
心の病を抱えている人は栄養学的にタンパクと鉄が不足しているケースがほとんどです。
当然、ビタミンDも。
だからこれらを補ってあげるだけで症状が改善するケースもたくさんありました。
治療が進み最後の最後に残るのが「心のモヤモヤ」。
以前よりはずっとずっと良くなったけれど、何かモヤモヤとした気持ちだけは取れない。
何かがあったわけでもなく、何かで悩んでるワケでもない。
だけど心が晴れない。
そんな時は「無」になって出来ることをするといいです。
運動でも音楽でも何でもいいのですが、今日は「無」になれるとっておきの本をご紹介。
これ、本というよりなぞるだけの練習帳みたいなもの。
小学生の時、ひらかなや漢字を習った時のことを思い出しました。
この本の著者は私の中高時代の友人です。
卒業してから結婚するまでは年に1回くらい会ってたかなぁ。
お互い結婚してからは家庭や仕事が忙しくて年に1回も会わなくなったけど、年賀状や季節の便りのやり取りだけはあって、長い付き合いの数少ない友人の一人です。
それも友人が筆まめだから友人のおかげなんですけど
私のこのブログも読んでくれていて、心配して連絡くれたり、励ましてくれたりと私のことを気遣ってくれます。
本当にありがたい。
時々、愚痴を吐かせてもらってます
そんな友人が出した本。
色々と自分自身が経験したからこそ人の気持ちが分かる。
「無」になりたい時になぞってみてください。
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
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2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりました
オシリを洗っている全ての人に届けたい。
お読み頂けると幸いです。
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