エムポックスの流行に対して本邦でもとれる対策とは? | みのり先生の診察室

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エムポックス(サル痘)について医師サイトに掲載されていたのでシェアしたいと思います。

 

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エムポックスの流行に対して本邦でもとれる対策とは?
 

岡山大学病院・大村大輔

ドクター寄稿2024年9月17日 (火)配信

対象の論文

 

原文    The Mpox Global Health Emergency — A Time for Solidarity and Equity


この論文に着目した理由


 本論文は、2024年8月に発表されたエムポックス(mpox:旧名称・サル痘)に関する国際的な公衆衛生の緊急事態について詳述しており、特にアフリカの大陸内および国際的な対応の必要性に焦点を当てている。

 

この論文は、アフリカ大陸におけるエムポックスの流行が国際的な健康危機として認識され、世界保健機関(WHO)およびアフリカ疾病予防管理センター(CDC)がそれぞれ最高レベルの警戒を宣言したことを受けて執筆された。

 エムポックスは、これまで主に限られた地域での流行に留まっていたが、今回の論文で報告されているように、広範囲にわたる感染拡大と深刻な影響が生じている。

 

このような事態は、グローバルヘルスの観点からも無視できない問題であり、臨床現場でも予防策や診療ガイドラインの見直しが求められることになるため重要だと考え、本論文に着目した。


私の見解


 エムポックスの現状を踏まえた診療は、今後本邦でも重要になってくるだろう。

 

特に、アフリカでの流行状況は世界的な公衆衛生の脅威として認識されており、日本でも感染症対策の強化が求められる。

 

例えば、エムポックスの感染拡大が確認されている地域からの帰国者や渡航者に対する診療体制の見直しが急務である。

 

帰国者に対しては早期のスクリーニング検査を実施し、感染の疑いがある場合には迅速に隔離し、適切な治療を行うことが重要である。

 さらに、論文で述べられているように、エムポックスは主に家庭内感染や性行為を通じて広がっているが、日本においても同様の感染経路が考えられる。

 

そのため、性的接触が疑われる患者に対しては、感染経路に関する詳細な問診を行い、必要に応じて適切な感染対策を講じるべきである。

 

また、エムポックスの感染が確認された場合には、速やかに公衆衛生当局に報告し、地域社会全体での感染拡大を防止するための協力が不可欠である。

 患者への啓発も重要な役割を果たすだろう。

 

特に、エムポックスの感染リスクが高い人々に対して、感染予防策を周知徹底させる必要がある。

 

エムポックスの感染リスクがある行動を避けることや、症状が出た場合には速やかに医療機関を受診するよう指導することが求められる。


日常臨床への生かし方


 日常臨床への活かし方としてまず最も重要なのは、エムポックスの早期発見と迅速な対応である。

 

帰国者や海外渡航歴のある患者が発熱や発疹などの症状を訴えた場合、エムポックスの可能性を念頭に置き、適切な検査を行うことが求められる。

 

また、家庭内感染のリスクがあるため、患者の家族や密接な接触者にも適切な対応が必要である。

 さらに、統計学的なデータからも分かるようにエムポックスの致死率は高く特に小児において深刻な影響が報告されている。

 

日本においても、小児や免疫不全患者に対する予防策が特に重要である。

 

ワクチン接種が可能になった場合には、リスクの高い集団への優先的な接種が推奨される。

 

また、医療従事者に対しても、エムポックスに関する最新の知見を共有し、感染対策を徹底することが求められる。

 最後に、地域社会全体での感染拡大防止に寄与することが求められる。

 

エムポックスのような感染症対策には地域社会の協力が不可欠であり、医療機関だけでなく、教育機関や公共施設などと連携し、感染予防策を地域全体に広める努力が必要である。

 

このような取り組みを通じて、エムポックスの感染拡大を防ぎ、地域住民の健康を守ることができるだろう。

 

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この文脈からすると、またコロナと同じような対策が取られそうですね。

 

いまだにマスク社会が続いている日本にエムポックスが入ってきたらどうなるのでしょう。

 

感染拡大防止という名の下にまた社会生活が制限されるようなことになるかもしれません。

 

そしてコロナと同じようにワクチンが推奨される。

 

同じ流れになりそうな気がします。

 

エムポックスのワクチンは天然痘ワクチンが使われるようなので、1976年以前に生まれた人は必要ないですね。

 

既に2022年にこんなニュースがでていたのです↓

 

 

 

そして既にサル痘予防での天然痘ワクチン接種について了承されています↓

 

 

こちらも2022年のこと。

 

既に2年前から次のパンデミックを準備済みということでしょうか・・・。

 

 

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