看板に「肛門科」と書いてあっても専門とは限らないし肛門科の先生じゃないかもしれない | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
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大阪肛門科診療所は肛門専門の施設です。

 

明治45年創立なので今年で112周年。

 

肛門科一筋112年ということになります。

 

肛門科に限らずですが「専門」って誰がどうやって決めるんだろう?

 

何をもって「専門」というのか?

 

これ、実は難しいですよね。

 

学会の専門医を持っている

 

というのは一つの指標にはなります。

 

だけど専門医を取得していないけれど、その道一筋で、それだけをやっているという先生も少数ですがおられます。

 

また最近の専門医はペーパー試験と業績重視(学会に出席した、発表した、というポイント制)なので「なんちゃって専門医」やペーパードライバーならぬ「ペーパー専門医」もいる。

 

肩書きだけでも見抜けないとなると、患者としてどうやって専門家にたどり着けるのか、本当に難しい。

 

 

日本は自由標榜制なので、医師免許さえ持っていれば何科でも開業できる。

 

例えば、絶対にあり得ないしできないけど、私が「明日から眼科もやろう」と言って眼科を標榜しても違法ではないんです。

 

そんな、やったことがないのに開業するときに標榜する??

 

って思うでしょう?

 

ところが標榜できるし、やっちゃう先生が意外といるんですニヤニヤ

 

ここだけの話

 

むかーし、20年以上前だったかな

 

産婦人科の先生が肛門科で開業されたんですよ汗うさぎ

 

オレさぁ、産婦人科医だから肛門のことなんてなーんにも知らないんだけど、肛門科で開業しちゃったんだよねー」

 

と言われたときには卒倒しそうになりましたポーン

 

穴が近いけど全く違う診療科です。

 

開業医って勤務医と違って全ての責任を自分で取らないといけないから、よほど腕に、知識に自信のある診療科を標榜すると思うんだけど、全然やったことがない診療科をやる勇気って一体どこから出てくるのか?

 

何かあったらどうすんの?

こわくないの??

 

と普通の感覚なら思うはず。

 

だけど間口を広く大きくして、色々な疾患を診た方が患者数も増えて儲かる。

 

それが医療マーケティングであり、開業コンサルが勧めるようですねニヤニヤ

 

そうやって戦略的に勧められて(そそのかされて?)、たくさんの科を書いているクリニックが増えています。

 

一体、何科の先生?

 

となるくらい。

 

 

医師である私でも分からない。

 

 

肛門を専門にしている先生の探し方をホームページのコラムに書いたんですよ。

 

肛門科の歴史と現状〜専門の医師を見分ける〜

 

この記事の中で「専門医かどうかよりも医師の経歴が大切」と書いたんですが、「経歴詐称」とも言えるケースも結構あるのです。

 

見学しただけなのに「研鑽」と記載したり、勤務実態がないのに病院の名前が書いてあったり・・・ニヤニヤ

 

 

もうそうなったら何を基準に医師選びをしたらいいのか分かりませんあせる

 

また困ったことに専門にしている医師でも治療に対する考え方や技術は様々。

 

悲しいですが何でもかんでも手術しまくっている先生がいるのも事実汗

 

この記事の患者さんは専門の先生にかかっておられました。。。

 

またメディアが医師や医療機関の実力の指標にする手術件数も、やり方によっていくらでも増やせますしね・・・あせる

 

これって、何も肛門科に限った話じゃなくて、実は一番多いのが美容業界。

 

こちらも闇がかなり深い。

 

元皮膚科医として言いたい。

 

皮膚科医だからって美容ができるわけじゃないし、美容専門というワケでもない。

 

本当に美容を専門にしているドクターは一握り。

 

だから患者さんから相談された時は信頼できる専門の美容のドクターを紹介しています。

 

その一人が京都の岩城佳津美先生。

 

私の大学時代の後輩です。

 

私にとっては自慢の後輩。

 

こんな素晴らしいドクターが後輩にいて誇りに思っています。

 

かっちゃん(岩城先生)が同じようなことをブログで書いてたので是非お読み下さい↓

 

 

実は私の後輩でもあり、主人の同級生なんです滝汗

 

文章がウマイので思わず主人と膝を打った言葉がこれ↓

 

名医というのは人から言われるものであって、自分で名乗るものではありません

 

かっちゃんは薄字でちっちゃく書いてたけど、名言だったので大きく太字にしてみた笑

 

これ、めっちゃ同感!

 

というのも肛門科の重鎮の先生で自分のことを自分で名医だと患者さんに言う先生がいるんですよ滝汗

 

その先生に診てもらった患者さんが私の外来に来て「あの先生、すごく良い先生だと思うんですけど、自分で自分のこと名医って言うんですよね。その点だけがすごく残念でした」と言われました汗

 

「自分のことを自分で名医って言う医者って絶対に技術ないわと思って、かかるのやめてこっちに来ました」

 

と言われた患者さんも数知れず・・・。

 

とても残念ですねぇ・・・汗

 

「名医病」の患者さんも大勢いるので、そういう人は名医にかかって頂いて、私は自分のことを名医と言われたら「私は名医じゃなくて迷医ですわ」と返しています笑

 

それにしても、患者さんにとって分かりにくい看板や肩書きが増えましたね。

 

何を指標に医師や医療機関を選べばいいのか、本当に難しい時代です。

 

でも最後は受診してみて、その先生を信じられるかどうかじゃないかなと思います。

 

医師と患者の関係は信頼がなければ成り立たないので。

 

 

肛門科、美容に限らず受診されるときはよく調べて考えて、受診して感じてくださいねウインク

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

右側がラブです

動物病院選びも難しいです

分かりません

色々回って合う先生、

ラブのことを大切にしてくれる先生を

見つけるしかないのだと思いました

 

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