先日来られた患者さん。
肛門狭窄でブジー治療に通って来られているのですが、この治療が結構痛いわけですよ
狭くなってしまった肛門に棒状のブジーを挿入して少しずつ拡げていくのですが初回は皆さん、悶絶されています
出血することもありますし、診察後しばらく肛門が痛くて歩くのもツライなんてこともあります
だけどブジー治療と自宅での肛門マッサージをやってもらうと1か月後には前回あんなに痛かったのに「あれ
前と同じ太さですか全然痛みがマシです
」と言われます。
肛門が拡がると、死ぬほど痛かったブジー治療が楽に受けられる。
これを乗り越えられれば手術は不要。
こんな痛い治療無理
耐えられない
という人には手術治療をお勧めしています。
もともとそれが標準治療ですから。
ところがうちの患者さんたち、頑張られるんです。
手術したくないからここに来た
できるだけ手術は回避したい
と希望する患者さんばかりなので、ブジー治療は肛門狭窄症のスタンダード治療になってしまいました
おかげで手術激減です
売上げは減りましたが患者さんの笑顔は増えました
また他院で肛門狭窄の手術を受けたけれど治らない･･･という患者さんが受診されることも増えてきて、手術よりも劣る治療とは思わなくなりました。
括約筋を切開して拡げたり、皮膚を移動させて拡げたり、手術方法も色々ありますが、切って拡げるよりも自然に拡がるのもブジー治療の利点。
治療には痛みを伴いますが、治ったあとの満足度は高いです。
通院も最初は月に1回ペースですが、肛門が拡がってくると2か月、3か月とあいていき、最終的には年に1〜2回の通院になります。
あとは患者さんが自宅で肛門マッサージを1日1回、1分ほどやるだけ。
そんなに手間暇もかかりません。
くじけそうになっている人は是非こちらをお読み下さい↓
ブジー治療に通って来られている患者さんが、痛みにゲルマニウムが効くという記事を読んで、窓口で治療前に飲みたいと申し出てこられました。
↑この記事です。
診察前にゲルマニウムを1カプセル飲んでもらいました。
服用してから1時間後くらいだったでしょうか。
診察室に入って来られて「ゲルマニウム飲んだから今日は痛くないかな。痛くないと嬉しいな」と言われました。
そしていざ診察
直腸診と肛門鏡は大丈夫
ブジーを入れてみたら･･･
「あれ痛くない前回痛かったのに全然違う
」
とビックリ
いつもは痛くて悶絶して、しばらくしないと会話が弾まなかったのに、挿入していきなり会話できます。
「うわー、すごいわ。ゲルマニウム」
と診察室で盛り上がりました
「これ、ブジー治療の人にオススメですね。診療所に到着して窓口でゲルマニウム１つもらって飲んでから診察室に入ると全然痛みが楽だと思います」
と。
これは確かにアリかもしれない。
先日、院長のギックリ腰にも飲んでから10分もしないうちに痛みがひきましたから。
というわけで、ブジー治療をされている患者さんで、もしもご希望ありましたら窓口でお申し出下さい
診療所のセラピードッグ「ラブ」
左側がラブです
犬って体が小さいのに
立派な太さのウンコをします
肛門狭窄症の患者さんが
「犬のウンコを観て
私のウンコよりも太いやん
って羨ましくなるんですよ」
とおっしゃっていました
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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりました
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