温水便座、1日2回以上使用で肛門失禁が重症化?! | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

アンケート調査で8割以上の人が使用しているウォシュレット。

 

洗い過ぎで肛門が悲惨なことになっている人が増えてきています。

 

警鐘を鳴らすために書いたこの本↓

 

 

多くの方に読んで頂き、気付けば10刷目になってましたびっくり

 

累計発行部数は3万部を超えています。

 

オシリを洗っている全ての人に読んで欲しいと思っているので、まだまだです滝汗

 

頑張ります。

 

 

医師サイトに私の同じような主張をされている先生の論文を発見!

 

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温水便座、1日2回以上使用で肛門失禁が重症化

近年、温水洗浄便座の使用がさまざまな肛門疾患と関連することが指摘されており、肛門失禁を誘引することも報告されている(J Anus Rectum Colon 2021; 5: 268-273)。

 

しかし、どのような洗浄方法が肛門疾患の重症化に関連するかについては明らかでない。

 

亀田総合病院(千葉県)消化器外科部長の角田明良氏は、肛門失禁患者の温水洗浄便座の使用中止前後における重症度の変化と温水洗浄便座の使用実態との関連性について検討。

 

1日2回以上の使用が肛門失禁の重症化原因となる可能性があることを、第77回日本大腸肛門病学会(10月14~15日)で発表した(関連記事「温水洗浄便座が肛門疾患の原因に?」)。



温水洗浄便座の中断後、FISIスコアが有意に改善


 対象は、2019年6月~22年3月に肛門失禁を主訴として受診した患者145例のうち、習慣的に温水洗浄便座を使用しており、症状が粘液失禁のみの症例を除いた85例。

 

初診時に質問票を用いて温水洗浄便座の使用状況(使用頻度、水圧の強さ、噴射口の太さ、洗浄時間)を評価するとともに、温水洗浄便座の使用中止を指導し、中止後の肛門失禁重症度の変化と実質的改善に影響する因子について検討した。

 

重症度は便失禁重症度尺度(FISI 0~61点、高スコアほど重症)を用いて評価し、FISIスコアが2分の1以下に低下した場合を臨床的改善と定義した。

 温水洗浄便座の中止後に追加データが得られたのは81例(女性53例)で、中止期間の中央値は4週(範囲2~20週)だった。

 

検討の結果、FISIスコアの平均値はベースライン時の18点(同8~49点)からフォローアップ時には12点(同0~43点)へと有意に低下し(P<0.0001)、37例(46%)で改善が認められた(図)。

 

また、便失禁の頻度を検討したところ、81例中31例(38%)で便失禁が消失していた。

図1. 温水洗浄便座の使用中止前後におけるFISIスコア

 



 さらに、肛門失禁の症状について検討したところ、①ガス失禁、②粘液失禁、③液状失禁、④固形便失禁―のうち、③のFISIスコア平均値がベースライン時の10.7点(95%CI 9.5~11.8点)からフォローアップ時には4.8点(同3.5~6.2点)へと有意に改善していた(P<0.0001)。



温水による浣腸効果での一部排便が原因か


 次に、ベースライン時のFISIスコアを従属因子とし、年齢、性、温水洗浄便座の使用頻度、水圧の強さ、噴射口の太さ、洗浄時間などを独立因子とした単変量解析により、肛門失禁の重症度との関連を検討した。

 

その結果、温水洗浄便座の1日2回以上の使用(P<0.04)と最大肛門随意収縮圧の低値(P<0.03)が有意な関連因子として抽出された。

 以上の結果から、肛門失禁は1日2回以上の温水洗浄便座の使用により重症化し、使用中止後は特に液状失禁の症状が改善することが示された。

 角田氏は「温水洗浄便座の使用は、温水の浣腸効果によって直腸内に貯溜した便の排出が期待できるものの、一部は残留することがある。肛門内圧が低い高齢者などでは、排便後に残留便と肛門内に入り込んだ温水が混ざって意図せず排出されるというのが、温水洗浄便座に伴う肛門失禁悪化の機序ではないかと考えられる」との見解を示した(図)。

図2. 温水洗浄便座の使用に伴う肛門失禁の機序(仮説)

 



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要するにウォシュレットを1日2回以上使うと肛門失禁が重症化し、洗うのをやめると液状失禁の症状が改善するということ。

 

分かりやすく言うと

 

出し残した便が肛門・直腸内にある状態でウォシュレットを使うと、ウォシュレットの水が肛門の中に入り込んで、残った便うんちと水が混じって「便汁」となり、それがあとから漏れ出てくる。

 

私の本の131〜132ページに書いてあるので是非お読み下さい。

 

肛門のしまりがゆるい人は便汁が漏れ出てきやすいですが、しまりに関係なく起こっています。

 

若い女性が排便後、便汁で汚れるからナプキンを当てているというケースもたくさん診てきました。

 

肛門のしまりがゆるいんだ・・・ガーン

 

と落ち込んで、世も末かという表情で診察室に入って来られますが、ウォシュレット浣腸のせいだと言うと、あっけにとられた顔をされます。

 

 

ウォシュレット浣腸をしている患者さんの肛門は悲惨なことになっていました↓

 

 

 

肛門のしまりが悪いわけではないので「ニセ便失禁」と呼んでいます。

 

 

 

 

ウォシュレットのせいで便漏れのような症状が起こることがあるということを多くの人に知ってもらいたいと思います。

 

良かれと思って使っている人が多いでしょう。

 

でも洗っている人ほどオシリが汚いという悲しい現実汗

 

オシリの真実をブログで伝え続けてきましたが、これからも診察室でのリアルをお届けしたいと思います。

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

犬も便が残っていると

オシリが汚れていますうんち

拭くと何度も便がついて

しばらくしたらまた排便しますしっぽフリフリ

犬も人間も同じですね滝汗

スッキリ出てないと

肛門がキタナイグラサン

 

 

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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術

 

2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりましたキラキラ

 

オシリを洗っている全ての人に届けたい。

 

お読み頂けると幸いです。

 

 

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