群馬県から日帰り手術を受けられた患者さんの手術記録。
今日は術後10〜13日目。
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<10日目>休み
午前中、2度に渡って小のときに痔核がとれていきました。
とたんににおいはおさまりました
午後、私は切り傷の痛みがとても辛かった。
くくらられている痛みより、こちらの方が私は苦手なんだと知りました。
すっきりはしたけど、痛い。
ひりひりする痛み。
くくられている方がいいという人もいるんだなぁと。
坐薬入れたら、じーんとしみる。
痛み止めは1日2回。
苦手な痛みだけど、痛み止めは少なくなっています。
ケアはそのままでいいとのことでした。
セパ軟こうの量を少し減らすくらい。
<11日目>休み
排便時、しみるように痛いです。
出したあとに洗面器湯でいやす。
少し横になっているとほっとする。
坐薬入れに失敗すると、あつい感じがする。
昼に痛み止めをのんだところ、夕方は夕食の準備もスムーズ。
術後、はじめて風呂のイスに座れました。
<12日目>休み
しみるのが怖くて痛くて、坐薬が辛い。
けど、排便だけはぜったいにすっきりまで!!と決めた。
ただ<10日目>の痛みからはマシになっている!!
坐薬を入れた後の排便は結構するっとでしみない。
出した後の洗面器湯もいらないかもって思えた。
日帰り手術体験記の中に ”自分を病人にしない” というフレーズがあった。
ハッとした!!
そして決めた。
術後2週間は体力温存で休もう。
でも次の診察が終わって、来週からは動き始めよう!!
<13日目>休み
便通ケアにはまだ勇気がいる。
だからこそ、ほっとしてから行う。
焦ると坐薬が入れたつもりで飛び出してくる。
失敗しても、大丈夫。
次がある。
でも、出してからのすっきりが体感できるようになってきた。
痔核がとれた後の痛みが慣れなかったが、だんだん ”動こう”スイッチが入ってきた。
次はどんなケアが待ってるのか?
私ならできる!!
怖いけどね。
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糸で結紮した痔核が壊死して脱落する時期は患者さんによって異なりますが、だいたい術後2週間以内に起こります。
大きな痔核は壊死するのに時間がかかるので、脱落するのが遅くなりますが、小さな痔核だと1週間くらいで落ちます。
例えば3つ、痔核をくくったとしても、3つ同時に落ちるとは限りません。
小さな痔核から順番に落ちていきます。
痔核が落ちたあとには傷口ができます。
だから少し出血があります。
この傷口の痛みの方が苦手という患者さんもたまにおられますが、大部分の患者さんは「イボが落ちたら楽になった〜」と言われます。
この患者さんが書いておられる通り、ヒリヒリとした傷口の痛み。
だけど確実に痛み止めを飲む回数は減っていく。
「痛いのは排便の時だけで、それ以外の時間帯は痛くない」と言われる方が多いです。
この患者さんは運良く2週間、仕事を休めましたが、通常、日帰り手術を受けられる患者さんは、仕事が休めないから日帰り手術を選択されているので、基本的に出勤されてます。
同時期に手術を受けられた他の患者さんは、「金曜手術→3日後の月曜出勤」というお決まりのパターンで過ごされました。
そのうち、お一人は駆け込み手術となったため、仕事を休むわけにもいかず、手術翌日から出勤されましたが、職場にもバレず無事完治終了しています
でも本当は、この患者さんのように2週間休めるといいでしょうね
ただ、「休みでずーっと家にいるとオシリのことばかり気になってしまって、かえって出勤してからの方がオシリの事を忘れられるからか痛みが楽になりました〜」と言われた患者さんもおられるので、案外、仕事に行ってる方がいいのかもしれません
この時期の様子を患者さんがブログで書いておられます↓↓
毎週、群馬県から通院できるくらいお元気でした
診療所のセラピードッグ「ラブ」
今年の桜は長く楽しめました
東京の患者さんが
「大阪まだ桜咲いてるー!」
とビックリされてました