肛門が狭い患者さんに行っているブジー治療。
手術よりも自然な肛門に仕上がるので、ここ2年間は肛門狭窄に対して手術をせず、ブジー治療にチャレンジしています。
なかなか治療成績も上々です。
ただ・・・結構ツライ治療なんですよ
是非こちらの記事をお読み下さい
この記事は今、ブジー治療で通院している患者さんにも是非読んで欲しい。
本当に励まされます。
このつら〜いブジー治療に月に1回通院されている70歳の男性患者さんがおられるのですが、毎回、痛みのあまり診察中に声を出されるのです。
「あ”〜いたいっやめてもうアカン」
「うお”〜〜〜痛いがなー」
その声が待合室まで聞こえていたようで・・・
あとに入って来られた30代前半の女性患者さんが、
「さっきブジーされてましたよねオッチャンの声が待合室まで聞こえてきて、『あー、その気持ち分かる痛いよな。おっちゃん、一緒にがんばろ』って励まし合いたくなりました。ブジーの時のつらさって、受けた患者同士だとわかり合えると思う。オッチャンと励まし合いたいですー。オッチャンに『私も頑張ってるから一緒に頑張りましょう』って伝えておいてくださいオッチャンとオシリのこと語り合いたいです〜」
と言われたので、1ヶ月後にオッチャン患者さんにお伝えしたら、
「えワシに会いたい若い女性がおるんそんなん、なんぼでも会いますがな〜。」
と言われ、同じ日に診察予約を取って念願叶ってごた〜いめ〜ん
診察までに時間があったので、待合室で盛り上がってました
「肛門科に来て、こんな若くてキレイなお嬢さんのガールフレンドが出来て、ワシ幸せやわ〜」
とオッチャン患者さんは大喜び
その後、お二人は連絡先を交換しあって、先日はなんと待ち合わせをして一緒に来られたのですが、地下鉄の電車の車内でオシリの話で盛り上がったらしく、周囲の目は大丈夫だったのだろうかと私の方が心配になりました・・・
しかも、その日はオッチャン患者さんだけが診察で、若い女性患者さんは付き添いに来られたのでした
すっかり仲良しのお二人。
オッチャンは数年前まで仲人業のようなことををされていたとのことなので、婚活中の若い女性患者さんに良い縁談をとお願いしておきました〜
これで結婚したら、まさしくブジー治療が結んだ縁ですやん
入院患者さん同士が仲良くなられてお付き合いをされることはしょっちゅうあるのですが、外来患者さん同士は初めてですね〜。
同病相憐れむじゃないですが、実は患者さん同士って仲良くなりやすく、その付き合いはある意味、家族よりも深かったりして、一生の友になることも多いです。
20年間ずっと連絡を取り合っている患者さんもおられますし、本当にオシリが繋いだご縁って深くて長いですね
ブジー治療の会を作って欲しいという意見を複数の患者さんからいただいているので、LINEのグループでも作ろうかなと模索中です。
ご希望の方は診察の時におっしゃって下さいね〜
診療所のセラピードッグ「ラブ」
この女性患者さん
実は犬が苦手なのですが
ラブだけは触れるし
抱っこもできるんです
そういう人、多いです
クリックお願いします
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください