例年ならGWは入院患者さんがたくさんおられるので一番忙しい時期なのですが、今年は新型コロナウイルスの影響でキャンセルもあり入院手術を取りやめました。
肛門科医に転身して20年余り。
今回、初めてGWに休みました。
緊急事態宣言が出されてから4月は予約のキャンセルが相次ぎ、毎日本当に暇でした
せっかく時間があるのだから・・・と普段やりたいけど出来なかったことをやろうと決めて、キレーション療法のセミナーを受けて認定医資格を取得しました。
学会やセミナーがWEB受講となり本当に便利でした。
事前のテキストと動画もあり、セミナー前に数日間、必死で勉強。
試験もWEB受講。
結構難しかった
時間もギリギリで焦りました
合否が心配でしたが合格通知が
資格に関係なく治療自体は出来るんですけどね。
キレーション療法とは簡単に言うと、体に蓄積している有害な金属を体外に排出させる治療です。
内服治療と点滴治療があります。
まずは自分たちの体にどれくらい有害金属が溜まっているかを検査しました。
検査方法は簡単。
尿検査なのです。
ただやっかいなのが6時間くらい蓄尿しなければなりません。
自分が排泄した尿を全てためておくのです。
しかもたくさん水を飲んでしょっちゅうトイレに行かなければならないので、朝から昼過ぎまで自宅でゆっくり出来る日に検査しなければなりません。
キレート作用のある薬剤を飲んで、どれくらい有害金属が尿中に排泄されるかを見るわけです。
家族全員やってみました。
(娘だけ生理中で出来ず・・・)
結果は・・・衝撃的なものでした
有害金属が結構たまっている・・・。
ヒ素・鉛・水銀の3つが高値で出るのは日本人女性に典型的なパターンだそうです。
私は水銀がむっちゃ高かったです
息子は若いのでそんなに溜まってないだろう・・・と思いきや、やっぱり水銀が出ました・・・。
私よりは数値はかなり低いですが・・・。
息子の水銀高値はワクチンによるものでしょうか。
3種(ジフテリア・破傷風・百日咳)混合ワクチンやインフルエンザ、日本脳炎、B型肝炎などのワクチンに防腐剤としてチメロサール(エチル水銀)が使用されていますからね。
ちなみに水銀は中年以上の年代には割と高値が出やすいそうです。
その原因は・・・歯科充填金属「アマルガム」と言われています。
私ももれなくこれだと思います。
なんせ、小さい頃、虫歯だらけで治療しましたから・・・
その他に原因として多いのが
汚染された魚介類
大型魚摂取(マグロ、金目鯛、メカジキ、ふかひれなど)
など。
父親が釣りが趣味で、毎週末、釣りに行って釣ってきた魚を調理して食べていましたから、魚も原因の1つかもしれませんねぇ・・・。
あと水銀が蓄積する主な原因として挙げられているのが
近海の汚染
工場廃水
産業廃棄物
水道水
ワクチン(チメロサール含有)
利尿剤
床ワックス
刺青
水銀体温計
水銀電池
蛍光灯
農薬
防かび類
柔軟剤
身の回りにあるものが多いです。
また外国産化粧品、特に美白剤に水銀含有の物が多いので注意が必要です。
皆さんも調べてみると高値で検出されるかもしれませんね
なぜ水銀が有毒なのか?というと酵素活性を低下させるからです。
酵素活性が低下すると
タンパク質の合成分解が障害される
DNA合成障害
細胞代謝低下
免疫機能低下
発がん誘発
など深刻な影響が出てしまいます。
しかも水銀は血中半減期は50〜80日ですが、組織に入ると半減期が長くなり、ずっと体内にとどまってしまいます。
しかも脳血液関門、胎盤、その他すべての組織に移行する。
胎児性水俣病は有名ですよね。
だから厚生労働省が水銀の許容範囲を定めています。
体重50キロの場合、1日あたり24μg。
メカジキ、金目鯛は1回60〜80g(1切れ)以内で週に2回以下にすることを推奨しています。
水銀が蓄積するとどのような症状が出るかというと・・・
手足のふるえ、しびれ
集中力低下
不眠
視力低下
疲れやすい
情緒不安定
頭痛
言語障害
など多岐にわたります。
慢性疲労の患者さんを調べてみたら水銀が蓄積していたなんてケースも多いそうです。
体がだるくて病院に行って検査を受けたけれど、どこも異常なし、病気ではないので治療の必要もなし、自律神経失調では?・・・なんて言われている患者さんを調べてみたら有害金属が蓄積していて、キレーション療法で症状が改善したというケースレポートもたくさん見せて頂きました。
有害金属は水銀以外にもたくさんあります。
それはまた後日書きたいと思います。
これから自分がキレーション療法を受けて水銀を体外に排泄したいと思います
1日1花
今日の花は
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬にも有害金属の蓄積が
あるかもしれませんねぇ・・・
ワクチンやドッグフードなど
色々な物が含まれてますから・・・
クリックお願いします
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ